近藤るるる、メディアファクトリー。僕の大好きなるるる先生がアライヴで連載している漫画。僕の大好きなヤマケン先生が戦時負傷により戦線から離脱してしまったので、アライブでほぼ唯一「漫画」を描いている作家といえるでしょう。そう、キッチリ漫画なのですよ。設定とキャラと絵、あとコマ。ここら辺のクオリティの安定度がやっぱ凄くて、老練です。
可愛い絵してエロスとバイオレンスに容赦がないのはいつものるるる先生クオリティでございまして、この作品でももっさり発揮であります。「るくるく」みたいな魔王が女の子に！ でも萌えネタの裏に分厚いアストラル設定が隠されてるわけで。なんか「あーアライブだね」と思わず呟いてしまいそうな天界だのー魔界だのーな漫画なんですが、天使も悪魔も、主役メンバー（女子中学生）以外がひどく血の匂いがする。さすがるるる。
別にそのギャップがいい、というわけではなくて。可愛い女の子とぽっちゃりした女の子へのあふれかえるリビドーは、インクの中に混じってなんかヤバい煙でも出てんじゃねぇの、って感じではあふれかえり僕は大満足なのですが。それと同時に暗いところは暗く、シブいところはシブく絞めて、漫画を漫画にしているのはやっぱいいな、と思います。面白いね。
