高橋慶太郎、小学館。サンデーGXの鉄砲バンバン漫画三角形の一角。こっちはあんま油っぽくなく泥臭くなく埃っぽくもない、それなりーにスタイリッシュでそれなりーに趣味のよい漫画でございます。ろくでもない武器商人の私兵どもが、他のろくでもない人たちと訛り玉で意思を疎通するわけでもなくキルって殺してああろくでもない、という漫画。
今回はヨナとバルメ、メイン二人のオリジンがちろりちろり見える話でありました。特にヨナに関しては、ロクデナシトップグループのキャスパーとの因縁とか、その妹であり現在の雇い主である狐娘ココとの出会いとか、色々エピがあって見えてきた感じ。バルメの話はこの後かなぁ。しかしGSRバンヨネットカスタムは実在するとはいえひどい武器だよネ。
さておき、ろくでもない連中が金と鉄砲の話しをするだけする漫画なわけですが、そこに付きまとうろくでもなさに自覚的であるのがこのマンガのいいところだと思っています。ザ・カネの亡者スケアクロウ先生が再び登場したり、社長とユカイな仲間が出てきたと思ったら帰ったり、もっとヤバさげな中国関係の人が出てきたり、キャラ増えてもセンスがあるので大丈夫な辺りはさすが。グッドナイス。
