イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

HELLSING 9

平野耕太少年画報社。年に一度のお楽しみ、ヒラコーの代表作で結構長々だらだらと続いている割にテンションが切れない、好き勝手絶頂ハイテンション吸血鬼ナチス鉄砲格闘伝奇漫画の九巻目。もう九巻か。速いような遅いような、ていうか発刊ペースは遅いんですけどね。影響力が尋常ではないので、余韻が残ってあんまそこらへん感じないのかしら。
さておき、今回はウォルターが調子に乗ってカウンターでヘルシングのユカイな三人が調子に乗って、人狼気取りの大尉が調子に乗って、退場したはずの人が何人かちょろりと飛び出してきた話でした。あとアンデルセンが死んだ。いやー、神父はライバルとして非常にいいスタートを切り、途中を引っ張り、見事に散りました。こういう圧倒的なキャラ力は、このマンガの第一の力だなぁ、と思ったりした。
そのワリに、案外繊細でリリックな部分も持ち合わせているのがこのマンガ。人間と人間以外がこのマンガの重要なテーマだと勝手に思っているわけですが、ラスボスこと少佐のオリジンもまたそこに関わることが判明したので、その思い込みを強めましたよ。登場する人間と人外が全部、人間の証明について必ず吼えるってのはいかにもヒラコーっぽいリリックだなぁ、などと思いました。
ビミョーにまとめに入ってきて、退場する人はサクサクと退場しておるこの漫画ですが、まだまだ盛り上がる気配アリアリでとても楽しみです。とりあえず、大尉VS婦警+αに目を耀かせつつも、なんか突如死亡フラグが立った悪人にして主人公アーカード君の動きも気になるところ。まぁ後一年末と思うんですが、ソレもまたよし。じりじりマツですよ。