イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

MOONLIGHT MILE 16

太田垣康男小学館。オッサン月面開発漫画も16巻、第一部完! でございます。第二部はこの巻ですぐさま始まっているので、とても安心でございます。ど根性大将こと超性能宇宙ドカタことゴローちゃんと、氷の男ことロストマンの話には一応の決着がが。というか、どうしたもんか。ゴローちゃんは非常に落ち着くところに落ち着き、納得できる良い位置だった訳ですが。ロストマンのオチは、話的にはまぁアリかなと思うんですが、同時に展開されてるゴローちゃんとの対比演出で、心情的にはギギギと来ました。
ゴローちゃんが赤ん坊抱くシーンは、ドファックからはじまったこのマンガを追いかけてきた人にはかなり感慨深いシーンだったと思います。ゴローちゃん、腰軽かったからなぁ……。まぁ女関係が軽かったというわけではなし、通すべき筋は通しておるのですが。それにしても、ゴローちゃんは色々苦労に苦労を重ね、ドロを啜ってようやく付いたエンディングだったな、と。
ロストマンは……ぶっちゃけ生死不明なので判断しかねますが、宇宙ドカタ一代でイナフだったゴローちゃんと、政治の世界を目指したロストマンとの差、なのかなぁ、と。まぁ、ゴローちゃんは人を殺すことも利用することもない人情マンであり、ロストマンは利用も陰謀もドンと来いだったわけで。でもま、仕方ない、というにはこのマンガのキャラクターは魅力的に過ぎる。
んで十年飛ばして第二部。主用キャラはいったん退場して、突然スペースジャックが始まりました。まんまエアバス乗っ取りと同じ光景なのが、逆に宇宙が生活に近づいた空気を感じさせてとても良し。その空気も血生臭いものですが、この漫画はわりかし技術よりも政治にテーマが寄っているので、致し方ないかな、と。そこが気に入っているわけだし。
ロストマンの安否と、今後の展開、両方気になります。やっぱこの漫画は面白いね。