イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

苺ましまろ 6

ばらスィーアスキーメディアワークス。スッゲェ久々に出た、電撃の遅筆枠六巻目。まぁEncoreも出たしね。内容のほうはいつものとおり、という芸のない言葉は使いたくないですが、いつもの通りです。とはいうものの、コピー&ペーストを多用して独特のテンポを駆使する手法は、独特で他の漫画に似ていない。ギャグ漫画というか、TVコントの間合いに近いと思う。コピペ多用のせいで、TVカメラを据えたような、動かない画面つくりになってるし。まぁ手抜きの結果かもしれないが、ユニークな結果になっているのは事実だ。
TVコントとしてみると、とにもかくにも美羽の芸人センスがブッチギリで凄い。この漫画を楽しむ角度は、コント漫画としての角度と可愛い女の子が山盛りになる漫画としての角度、二箇所だと思いますが。前者の角度が成立しているのは、美羽の天才力だけのおかげだと思う。基本淡々と進むので、良くも悪くもアクの強い美羽のキャラで、アクセントをつけて話しにしている感じ。二巻辺りからずっとそうですが、久しぶりに見ると強く感じます。
空気感を重視した雰囲気漫画、というのも一つのジャンルとして成立するぐらい数出ていますが。この漫画はオンナノコと構成へのセンスで一枚抜けてるな、と久々に読んで思います。おんなじこと延々するのも、雰囲気漫画というジャンルと捉えればむしろ必要な要素の一つであり。色んな意味で完成してる漫画ですね。僕は好きです。後はもう少しペース上がればなぁ。