イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

太陽の黙示録 建国編 5

かわぐちかいじ小学館。かわぐち二国史、サブタイトルの通り建国したのでこれで晴れて三国志な五巻目。いやー長かった。無印からカウントしたら二十二巻ですよ。まー三国志ベースなので、建国までが長いのはある意味しょうがない。出発から理想と無私の人だった舷一郎も、嫁と息子と国をゲット。ある意味一つのゴールにたどり着いたわけです。主役も実質交代だし。
建国前ラストエピソードは、武器の話。武器を取りつつも非暴力、てのは難しいような気もしますが、まぁそれは舷一郎特権でしょう。舷一郎は補正貰いつつ、ギリギリ「まぁこんだけ苦労しているし、それはそれでOK」の領域に留まれる主人公だったと思います。流石にこれだけ綺麗な理想抱えて一国建造成功までしちゃうと、聖人すぎて当事者性が抜けて、わざとらしさが鼻に付くと思うわけですが。
そういう意味で、五年飛ばして主人公を交代させたのは良判断。北サイドの主人公にサイド二人足して仕切りなおしなわけですが、五年の間に世界が荒廃してグレイエリアが富み、結果的にグレイエリア大躍進。まぁ操率いる南日本と競るためには、そのくらいに上がらないとしょうがないよね。この後、タイチが舷一郎の背中を追いかける展開になると思うのですが、南サイドの視点も欲しいなぁと思ったりした。