イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

僕はビートルズ

かわぐちかいじ&藤井哲夫、講談社。タイムトラベラーが、ビートルズを殺す漫画五巻目。バンド漫画であると同時に、時空SFでもあるこの漫画。ついにタイムパラドックスがおきました。ビートルズ解散の報を受けて、我らがファブ・フォーはどうするのか、というのが今回の内容。っても、決定的な描写はあえて避けているので、ビートルズがどうなるか、はまだまだ予断を許さないところなんですが。
コンタは相変わらずどっしりと構え、ショウのことを気にかける余裕すらある。そのショウは芯の強い所を覗かせて、ファンと自分の力で立ち上がる。残っためんどくさい二人組、レイとマコトは相変わらずギスギスしたキャッキャウフフを楽しんで、レイがバンドに加入かなー、と匂わせて次回に続く、と。
今回良かったなーと感じたのは、ショウもレイも、アイコンの消失と言うヘヴィな事象を、タイムトラベルした後の絆で乗り越えたところです。ショウならファンの子、マコトはママ。時間を超えた絆がかかれると、時空SFだなーという感じがします。特にママとのシーンは叙情性があって、とてもいいシーン。
今後のことを考えると、猿丸部長の強キャラ臭がどう作用するかも気になる。ファブ・フォーサイドに引き抜いてくれると、話に緊張感がでていいなぁと思います。使い捨てにするのはもったいないキャラ。迷いの消えたファブ・フォーが躍進するターンがそろそろ来るでしょうし、ますます楽しみですね。