佐々木健＆谷将貴、小学館。前回一つのピークを迎えたゴルフ漫画、十二巻目。どーすんだろうな、と思ってたら、「プロのレイヤ」という一つ上のステージを設定して、上手く伸び代が切れることを回避してました。霞見との決着も、きっちり負けさせて、その上でいい所を残すことで後につなげたし。
前巻の盛り上がりがあまりにもパワード過ぎて、ここをどう捌くか、というのがこの漫画の今後を決定すると思っていたんですが、霞見の兄貴も顔見せし、キャディーというゴルフの別側面にタッチする素材も上手く使って、切り返し上手いな、という印象。キャディーはオラオラ型の主人公である蒼甫にはかなりおいしい変化球で、今後が楽しみですね。
って書いた所で、Web島流しの件に触れざるをえない。グラゼニ週刊化っつう良いニュースの後に、これとケルベロス打ち切りというバッドなニュースが届いた記憶。あくまで個人の好みであり、しかも尖った嗜好であることは理解しつつ、これ島流しすんの？ という疑問が頭を離れん。漫画としての寿命を全うできるくらい続いて欲しいところです。
