とにかく勢いに任せ、元気よく進んでいたシンフォギア第三期ですが、今回はギアを落としてスローダウン。
敵味方両方の状況を整理し、お話を落ち着かせる回でした。
下がり調子のまま終わらせるのではなく『、ガングニール変身不能ッ！！』というピンチでヒキを
作る所は、いかにもシンフォギアらしい。
あと露骨な尺調整用お料理ミュージカル……Bパートはじまってすぐアレだったから、少しビック
リしたよ、好きだけど。
前半は前回の闘いの始末をつける展開で、切調コンビのポンコツっぷりがあらわに。
一回ノイズさんと戦っただけでボロボロになっており、逆説的にウェル先生のやわらかLiNKERがど
んだけ超技術だったか、良く分かる。
『ぶっちゃけ二期のアタシら、、他キャラと絡まず暴走してるだけだったよね。あんま良くないプ
レイだったね』と公開反省感した所は、今後二人が道を見つけるサブプロットを予感させ、ちょっ
と期待が高まった。
GXはホント、Gの悪かった所徹底的に洗いだしてるなぁ。
翼とクリスは変身不能、切調はポンコツ、マリアは元気満点だけど適応聖遺物なし（ダインスレイ
ブはマリアが装備かな？）。
八方詰まりの展開の中、期待がのしかかる響ですが、こっちも不調です。
シンフォギアは後半血圧のアガる展開がラッシュしてくるので忘れがちですが、響は結構悩む主人
公であり、こういうターンは毎回恒例といえば恒例。
今は飛び上がるのに必要な『タメ』のターンだと思うので、思う存分救助と闘争の狭間で悩んで欲
しい。
まぁ未来さんおるしなんとかなるやろ……って思ってると彼女を狙ってくるのも、恒例の展開なん
だよなぁ……。
どうにも息苦しい味方サイドに比べ、手負いを放置して撤退する余裕を見せた錬金術チーム。
キャロルを中心に人喰い人形共が勢揃いしてる姿は、なかなかハッタリ効いてて良い。
かなり都合よく主人公たちに生存を放り投げた形だけど、舐めプの理由が納得できると有り難いと
思います。
お話の都合としてはあそこでトドメ刺しに来られても……だけど、一応のロジックというものは悪
役にも持ってて貰いたい。
しかし人形であることを強調した敵幹部の動きはイチイチ決まっていて、モブもバンバン殺すし、
良いヘイトアーツ使っていると思います。
響を煽り倒すガリィの動きもスゲームカつくし、やっぱ自動人形は良い敵役だ。
最強と噂されるミカがどういう戦闘をするのか、アクションシーンでどんな変な声が聞けるのか、
今から楽しみです。（井澤詩織大好きマン）
序盤と中盤を繋ぎつつ必要な状況描写をサラリと行う、いい第3話でした。
ここからグダグダしたのが二期だったと思うので、今回『タメ』た部分を手早く爆発させ、勢いの
ある展開に繋いで欲しい所。
戦闘可能な奏者0という大ピンチ、どう覆すのか楽しみですね。
