イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プリパラ:第61話『クールスキャンダル☆恐縮です』

女児アニの混沌と狂気をあますところなく表現するアニメ、今回は徳田……ではなくそふぃ回。
ハイソな人たち御用達のデザイナードラッグをキメて元気になったソフィが、持ち前のポテンシャルをフルに発揮して周りを振り回す回でした。
朝10時にアッパードラッグ特有の無敵状態を表現するアニメ、プリパラ。

そふぃは出だしが低いトコロといいますか、露骨に幼稚園児扱いから一歩ずつ登ってきたキャラなので、今回のお話麻薬パートは実は添え物。
大事なのはドラッグブーストが切れた後でも、ファンのためにステージを『やり直す』という決断をそふぃがしたことなわけです。
プリンスから与えられた偽物の偶像ではなくて、等身大の自分でファンに報いる姿は、地道な成長を感じさせてよかった。

今回のお話、もしそふぃが体調万全だったらというシュミレーターでもあって、天才のヴァイタリティについて行けないけど、なんとか付いていこうとする周りとのギャップもあってなかなか面白かった。
あんなにヘロヘロになりつつもファンが付いてくるのは、明確に天才であるというそふぃのキャラを良く見せていて、笑いつつも感心。
そういうキャラにドラッグの隠喩を添える辺り、プリパラだなぁとも思う。


まぁ添え物パートが長すぎやりすぎ暴れすぎだけどさ……面白いから良いんだけど。
キメてる人特有の息継ぎのない暴れっぷり、適当さ極まるシステムの対応、男の壁ドンはよく判んないけど女の子のチューでやる気出すらぁらなどなど、今回は特に頭のネジの壊れたお話だった。
ステージ資産をフル活用して尺を埋めている所とか、久しぶりにクールモードなそふぃを堪能できたりとか、ファンサービスにも目配せできてたなぁ。

徳田の扱いは雑だったがな!!
俺は妙に徳田が好きなので、もうちょっと有効活用して欲しいところだったが、ゲストキャラならこんなもんかな。
久々の徳田は相変わらずテンション高く暴走し、ゲスでちっちゃくて可愛かったので満足です。

そんな感じで、そふぃ軸のゆるっとグダグダなお話でした。
プリンスがもうちょっと芯になってくれると思ってたんだが、あくまで賑やかし程度で基本はキャラエピってのが、いかにも女児アニ二年目って感じだ。
お引越しが近いけど、そこで潮目を変えるのか、このまま行くのか。
個人的にはそこら辺気になるね。