イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 17/02/19 BBT『God,s OCTAGON』

今日はシェンツ先生のオリジナルシナリオを遊ばせてもらいましたよ。BBTでごわす。

シナリオタイトル:God's OCTAGON システム:BBT GM:シェンツさん

浅間忍さん:"凄皇流・地の拳"常盤兵馬:19歳男性:凄皇流=ダメ半魔:アタッカー 武を己の本懐とする凄皇流の拳士。練気の才覚がなかったため、火とか雷とかは出せないが、格闘技術の根本である『踏み込み』を極めた結果、神をも殺す打撃を手に入れた。己の中の修羅を否定しない、優しき拳神。
よねちょくん:"エンプティ・サジタリウス"空船奇助:34歳男性:寄生体=真狩人:サポーター 半魔に妻子を殺され、復讐の魔狩人として闇に身を投じたアヴェンジャー。闘争の果てに死に、寄生体により蘇った時に、仇の記憶を根こそぎ失う。以来フラッシュバックに悩まされつつ、殺すべき仇の顔を見失ったまま荒野を彷徨い続けている。
コバヤシ:"グラン・シャリオ"曳山誠司:16歳男性:メタモーファー=御伽噺の住人:ディフェンダー 池袋で噂の、超高校級のスタイリッシュ執事。その実態は、シンデレラを運んだ"かぼちゃの馬車"の魂を受け継ぐ人間。誰かを助け、守り、舞踏会場に連れて行くことを己のエゴとする非戦主義者。

というわけで、シェンツ先生のKOFリスペクトシナリオを遊ばせていただきました。得意分野である『トンチキNPC目白押し』『伝奇脳全開のキャラ造形』が唸りまくり、テーマである格ゲーへのリスペクトも熱い、非常に面白いシナリオでした。
人数多い系シナリオは、一人ひとりが薄くなったり頭数をさばききれなかったり、ハンドリングや筆力に色々難しいところがあるネタだと思うんですが、シェンツ先生はその難しさを巧く魅力に変換していて、やっぱすげぇなぁ……(CV:細谷佳正)って感じです。
シナリオ全体の構造はかなり早い段階で見てきて、ミドルは楽しいイベントを腹いっぱい食べ、ロールプレイを堪能することに集中できる構成も、ネタの強さを最大限活かすスマートさでした。ここらへんの整え方が、人数を魅力に変えるテクニックなのかなぁ。

PCもいい具合にキャラが立ちつつ、お互いの顔をよく見たツッツキ合いが出来て、非常に楽しかったです。僕は格ゲーシナリオなのに純サポーター気質のキャラを投入し、色々迷ったり道を見つけたり、主役っぽい動きができて楽しかったです。ここら辺はほかキャラが色々トスを上げて、道案内を担当してくれたおかげなのでありがたい限り。
やっぱ同卓してくれた人と設定やロールを交換させて、自キャラが色々変化しつつ、気付いていなかった魅力をプレイの中で見つけるというのはTRPGセッションにおける最大の魅力だと思います。これはPLだけではなく、シナリオやGMとの交流でも同じで、メッセージをやり取りしながら変化し、その中で変化しない『キャラクターらしさ』を実感できるのは、非常に気持ちいい。このリアルタイム性と実感の強さが、物語メディアとしてのTRPGの特色であり、魅力なのかなぁと思いました。

非常に面白いセッションで、たっぷり遊んだ充実感が強かったです。格ゲーシナリオだけに戦闘の構成も凝っていて、しっかり楽しむことが出来ました。良いセッションでした、同卓していただいた方、ありがとうございました。