あまんちゅ!~あどばんす~を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
晩秋の風吹く時、伊東は狂乱の嵐に踊る。天野先生のデザインセンス全開でお送りする、ネジの外れたハローウィーン回。目を開けて見る夢のような、どんちゃん騒ぎが始まるよ!
アッパーテンションなお祭り展開と、ピーター編への準備が同時進行し、なかなか忙しい。
そんなわけで、第4話に引き続き福田裕子が筆を執るエピソードである。プリパラだのきらレボだのでさんざん暴れまわったクレイジー力は、今回も元気に暴れまわる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
第1期よりも更に自由に、原作をシャッフルしアレンジしてアニメ独特の味にしとるな、あどばんすは。
火星のネオヴェネツィアなら『まぁ、異星の話だし…』で住むハイテンションな仮想天国も、しっかり取材されたリアルな伊東の風景に乗っかると、ある種の異化作用というか、不思議な違和感がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
しかし不快というわけではなく、見慣れた景色が色を変えたような、白昼夢のような面白さだ。
これが第4話のドリームダイブと本筋を絡める進行にマッチして、なかなか独特の感触を与えていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
夢の中なら自由に飛べたてこは、今回夢のような特別な現実を大胆に駆ける。普段は出来ないことでも、祝祭ならOK。そんなカルナヴァレ感覚が全編に溢れていて、なかなかクレイジーな味わいであった。
まず衣装からして攻め過ぎだからね…真っ赤な肩出し薔薇ドレスて…10月末に寒くない?(ぴかりに発情してるんで大丈夫です)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
こころちゃんもネコミミモードだし、まずヴィジュアル方面から『今回かなりクレイジーだから。祝祭だから』と殴りかかってくる。親切なんだか狂ってんだか。
賑やかな進行の中でいろんな事が起きる回だが、ぴかりをハブにして繋がってるてことこころの、微妙な関係が面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
小学生相手にジャブ撃ちまくりーのマウント取りまくりーのなてこの限界っぷりとか、なんだかんだスカート着こなすこころちゃんとか。ハブがないと言葉に詰まる感じとか。
てこは涼しい顔して黒髪の重力源なので、負けず嫌いで独占欲が強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
『お姉さんらしくリードしなきゃ』と看板張りつつ、実はぴかりのオンリーワンであり続ける為に、ライバル目線でこころちゃんとも張り合っちゃう。
そのモノわかりの悪さ、無様な張り合い方が妙にイキイキしていて、面白かった。
こころちゃんも妖怪うぴょうぴょにズブズブにされてる一人なので、涼しい顔で結構張り合う。静かにバチバチすることで、知らない二人の間合いが詰まって、ちょっと仲良くなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
伊東に来てから約半年、色んな経験がてこをタフにしたのだなぁと、トンチキレースから判る回だった。良いじゃない、重力源
まーたぴかりの人たらし力が相手を選ばない。幼女はチョロまかすしチューもするしで、モテ女の陽性オーラ全開ッ! って感じであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
幼児期から美しい女にアプローチを掛ける因子が育成するよう、伊豆半島には特殊な粒子とか出てんの?(沼津の方を見つつ)
お話はクレイジーな借り物競争で、賑やかに進む。街全てが頭のネジを外したような、浮かれポンチな雰囲気。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
そんな特別な時間だから、てこは積極的になれたのか。祝祭は目を開けて見る夢なのか。世界はシームレスに、何でも出来る白昼夢に包まれていく。
『福田さんが攻守逆転させたかっただけじゃ…?』という疑問は尽きないが、浮遊感のある現実から闊達自在な夢に飛ぶ流れは、幻想譚っぽくて好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
二期は学校舞台の話が少なめで、夢うつつの境界をさまよう話が多めかなぁ…”浪漫倶楽部”風味というか。
少女たちが浮遊する夢を、火鳥先生は遠巻きに見守る。胸の中に青春がくすぶってるくせに、昼から生中グービグビ、アルコールの力を借りても夢は見れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
そんなオトナの停滞感は、今後展開する大きな夢への布石というか。かなりガッツリピーター編やるんだな。
てことぴかりが手を取り合って飛び込む、夢の時間。それを過去に置き去りにした火鳥先生は、今は脇役だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
しかし今後、マジックアワーの忘れ物を探しに行く主役にもなる。あどばんすはそのための準備を、じわじわ整える構成なのだと思う。実際、いい具合に目立っている。
エピソード一つだけでなく、全体的にデイドリームな雰囲気を強く出し、不可思議奇譚を真ん中に据えても浮かない空気を作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
第4話と絡めたシームレスな白昼夢の描写は、そういう戦術の一環でもあるかな、と思う。このお膳立てでどういうお話が飛んでくるか、とても楽しみだ。
ぴかりを挟んでにらみ合う、てことこころの邂逅も終わり、浮かれた祭りの白昼夢も醒めていく。その微熱に浮かされたような感覚が、なかなか楽しいお話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月15日
次回はもう一つの祭り、学園祭。静かな夜の学校を舞台に、永遠の少年が踊るフェアリーテイルをどう描くか。来週も楽しみですね。