ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
喉笛に食らいつく”クラッシュ”、不和を撒き散らす”トーキング・ヘッズ”。強敵を前にジョルノは戦闘不能、戦えるのはナランチャだけ…”エアロスミス”の瞳と牙で、敵を追い詰め引き裂くために…少年は今、覚悟を見せる!
死闘に次ぐ死闘…水の都が血に染まる!
そんな感じのVSスクアーロ&ティッツァ、決着である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
たった二話だがギュッと濃縮されたバトル、むせ返るほど溢れる絆と覚悟、踊り狂う暴力…五部のエッセンスをたっぷり味わえる内容で、満足満足大満足である。
居所を突き止める知略戦。銃弾と牙が交錯する肉弾戦。お互いの絆を試す精神戦。
戦いの色んな位相が、多様にラッシュをかけてくるジェットコースター感覚が、非常に面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
ハードコアな試練を前に、『言いたいことが言えないよォオ~!』って泣いてたナランチャボーイも、超かっこいい表情を見せる。
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抜き身のナイフの先端に、自分の舌をぶっ刺して凄む。喉笛から血を流しても、むしろ戦化粧とばかりにたぎり、敵の心臓に牙を叩き込む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
純朴な少年と、情け無用のギャングスタ。天使と悪魔が同居するナランチャの魅力が、ムンムンと溢れるエピソードだ。はー…ホンマナランチャボーイ好き…。
今回の戦いは(いつものことながら)単純な暴力比べではなく、知力や信頼、覚悟を比べ合う精神のバトルだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
舌を切り飛ばしても相手をぶっ殺すという強い意志を叩きつけられ、敵は呼吸を見出した。それが”エアロ・スミス”の視界に入った時、勝負は決していたのだろう。
食らいついたら離さない、真実”鮫”のような狂暴な決意。それは”クラッシュ”を使うスクアーロではなく、犠牲者であるはずのナランチャにこそ宿っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
死を詰め込んだ弾丸特急で、ボスが見せたような”覚悟”。それを部下たるナランチャも受け継いでいたからこそ、生死の天秤は彼に傾く。
受け継いてるのは”希望”も同じで、スクアーロは最後の一撃を絞り出した心の力を、結局理解できない。トリッシュへの玩弄に本気で憤るブチャラティを、ボスがけして理解できないように。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
親衛隊第一戦となったこの戦いは、それぞれのボス、それぞれの価値観のハルマゲドン…その予兆でもあるのだ。
ナランチャは『一人でやるしかねぇ!』と覚悟を決めるが、その実今回の戦いはコンビ戦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
追跡を助けるため、銃弾をあえて身に受ける。ブローチで舌を癒やす。傷を受けても、ジョルノが直してくれると信じる。
ナランチャが勝てたのは、一人きりで戦わないからだ。仲間がいるからだ。
仲間意識は敵も同じこと…つーかティッツァとスクアーロはホモ・エロティクスをムンムンと匂わせて密着し過ぎである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
動揺するスクアーロを落ち着かせるティッツァのおかーさんぶり、銃弾をあえて浴びて正気を作る献身。
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暗殺チームと同じように、”敵”にだって絆はある。だがその深度、強度が冷たく勝敗を分ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
不和を撒き散らす”トーキング・ヘッズ”に、直接戦闘力はない。ティッツァの自己犠牲はその実、冷静に勝ち筋を見極めた行動でもある。
だが、それでは足らないのだ。
やけっぱちに死に飛び込むのではなく、闇を突きぬけ光を掴み取る。それこそが”覚悟”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
ギアッチョ戦でジョルノが吠えた強さは、敵手を変えても顕在である。ジョルノはあくまで生き延び、理想を叶えるために戦った。死は結果であり、己を尽くした過程こそが重要なのだ。
強い絆で結ばれつつ、どこか脆さが残るティッツァとスクアーロ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
それは能力の使い方でも見える。真を嘘に書き換え、混乱を呼び起こす”トーキング・ヘッズ”はブチャラティチームだけでなく、自分たちもかき乱してしまう。
今ナランチャが言ってるのは、ハッタリかホンモノか。血みどろのコンゲームだ。
一瞬能力を解除してガス爆発を引き起こした意趣返しのように、ナランチャは舌を切り飛ばし、真実を手に入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
『アイツは嘘しか言えないはず』
そういう思い込みを利用し、荒々しいギャングスタイルで謀略を乗り越えていく。むしろ言葉の刃は、致命打となって”敵”を穿つ。
ここら辺の因果応報の綺麗さは、凄くジョジョ的だなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
剣持つものは、剣によって滅ぶべし。どのような結末も、過程をぶっ飛ばして小狡く手に入るものではなく、歩いてきた道の結果として与えられる。
嘘で人を乱してきたティッツァは、自分の力で混乱させられ、死に絶える。
喉笛に噛み付く”クラッシュ”は、より強い覚悟に跳ね返され、”エアロ・スミス”の突撃を受ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
銃弾を撃ち込む前に特攻ブチ込んで、『至近距離戦でも、俺のほうが上だぜ…!』と言わんばかりのナランチャが好きだ。
ナメられたら黙っちゃおけねぇ、相手の土俵で殺す。”戦士”って感じがする。
『イチャコラだって俺らのほうが上だぜ…ッ!』とばかりに、血みどろの熱い視線も交錯させる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
こんだけズタズタになってんのに、すぐ起き上がって船乗る辺りタフねぇ…GEで治療したんかね。
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”敵”の熱量を追い求め、追い詰めた”エアロ・スミス”の視界は、最後にジョルノの鼓動を掴む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
暴力と欺瞞が”敵”を最終的に追い詰めたように、仲間を信じ命を繋ぐ意志は暴力装置を救命器具に変える。
あくまで明日を掴むため、命の煌きを信じて死地に飛び込む。
その”覚悟”は、ボスという巨大な”悪”を前に、不安定な鳥の羽のように揺れている。ヴェネツィアを脱出しても、まだ出口は見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
希望と不安、野心と信念が交錯するラストカットは、次週への期待を強く高め良かったです。
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つう感じで、作品を貫通するものがギュッと濃縮された、食べごたえのあるバトルでした。いやー面白かった。ナランチャはカッコよかった!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
覚悟と希望を込めて、目指すはサルディニア島。そこに隠された真実は、チームに勝利を呼び込むのか。口紅買うのも命がけ、旅はまだまだ続く。来週も楽しみですね
バキバキの濃厚バトルなんだけども、妙にシュールな絵面が多いのも、いいテンポで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
少なめの水でも移動できちゃう”クラッシュ”の特性が、ジョルノの箱詰めとかムーディ・グラスとか生み出すのよね…シュールな笑いは強いなぁ
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つーかあの隅っこにいるイタリアJKはなんなんホント…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月22日
『この血なまぐさいバトルは薄暗い裏通りではなく、公共の場で行われている。欲望のママ機銃をばらまけば、沢山被害が出る。だが、ナランチャはそうしない』って表現だとは思うが…荒木先生、何も考えてないかもしれん…。