ぼくたちは勉強ができない 第1話~第3話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
それぞれの適正と違った夢を背負う、凸凹少女たち。『成績アップで、特別VIP推薦間違いなし!』の言葉につられ、教育係を引き受けた成幸くん。
『出来ないやつの気持ちを、解ってやれるようになれ』
亡父の言葉に導かれ、勉強と恋の青春が始まる!
そんな感じのど真ん中ラブコメ…にしては、ちと変則的なお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
キャラが三年生だったり、恋心未満の甘酸っぱい領域でかなーりウロウロ(うるかちゃん除く)してたり。
まぁラブコメは恋に気づけば終わっちゃうジャンルなので、どう鈍感力を維持するかが勝負な部分、あるからな。
適性と夢が噛み合わない天才人間たちを、努力しかない凡才の成幸くんが手助けしていく。ヒロインが軒並み恋を自覚していない…というか、あんまラブっぽいことしないので、現状勉学メインの話となっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
ドタバタ可愛らしくコメディしつつも、二次元美少女は生真面目に勉強し、一歩ずつ前進する。
この淡麗な味わいが岩崎監督のテイストと噛み合って、非常に俺好みの質感になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
僕は岩崎良明監督が、いっとう好きである。ボーッと見ながら『あー、ラブコメラブコメ…妙に波長が合うなぁ…』と思って、2話のOPで『岩崎監督じゃんッッッ!』ってなった。アンテナ低すぎ。
脂っこい肌色サービスに汲々とせず、まったりのったり、小動物のように可愛い女の子(と成幸ボーイ)がキャッキャするさまを見つめる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
漫画っぽいおもしろイベントもありつつ、根っこは生真面目な少年少女が勉学に励み、友情を育む様子を、ほっこり見守る。
このテンポが、非常に心地よい。
第3話で”><”みたいな目をしてSDキャラが動き回ってるシーンとか、ホント岩崎テイスト煮出して煮凝りにしたかのような多幸感で、非常に良かった。一生ああいう塩梅でキャッキャしていて欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
胃に優しいけど、味がないわけじゃない。むしろ芯の強い旨味が、どっかに漂ってる。
それはアニメだけの味付けではなく、凡才故に人の心に寄り添える主人公のキャラが、巧いこと働いてると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
頭脳明晰、成績不振。適正と夢が噛み合わない天才児を、我欲に利用する…と思いきや、亡き父の言葉を思い出して、人として誠実に向き合おうと決める。実際によく面倒を見る。
僕ラブコメは、男の子がチャーミングじゃないと見れない人なのだが、そういう意味で成幸くんは大合格である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
彼の善良さに引っ張られる形で、女の子達もお互い仲が良く、肩の力の抜けた友情をキャッキャしながら育んでいる様子も、非常にほっこり見守れる。
時折うれし恥ずかしラブコメハプニングなど交えつつ、皆の勉学がまったり優しく進んでくれればいいな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
ぶっちゃけ1クールの尺じゃ、ラブがコメるところまで煮込まれねぇんじゃねぇかな…成幸くん、正調ジャンプラブコメ主人公な鈍感力だし。
そして、それはそれでOKなのだ。自分的に。
理珠と文乃だけだとラブコメ温度が上がらないので、既に恋に落ちているうるかちゃんが投入される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
序盤からアド取ってるキャラは、絶対負ける。ラブコメの鉄則を鑑みれば、敗北を約束されたうるかちゃんが、しかし可愛い。
第三話…うるかちゃんに可愛い服、ありがとうございました…。
うるかちゃんが恋の空回りしないと、鈍感時空が維持されず、ラブコメだってこと忘れちゃうわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
彼女は立ち位置的に、想いが届かず、恋を忘れるわけにも行かないポジションにいる。
数合わせの3人目、メインが出来ない仕事担当、よく計算されたがゆえの悲しさ。そういう悲哀を背負っている。
しかし物語的計算の産物と切り捨てるには、うるかちゃんは生き生きと可愛い。成幸LOVEオーラをムンムン出して、元気に跳ね回る姿が映像を明るく照らしてくれる。いい仕事をしている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
もう構造的にぜってぇ勝てないんだけども、『うるかちゃんで良いでしょ』と絶対思う、チャーミングさに仕上がってる
いやホントうるかちゃんで良いでしょ…この後文系と理系がすっごい勢いでラブコメイベントをぶっこんでくるんだろうし、それを既に済ませてしまったうるかちゃんにはディスアドバンテージしかないのも判るけど、そういう物語的計算は横に置いて、うるかちゃんが良いでしょマジ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
既に恋に落ちてるうるかちゃんを強く仕上げることで、同じく恋に落ちていく二人がおんなじように強く、色濃く見える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
そういうランドマークとしての仕事もあるんだろうなぁ…漫画としての”巧さ”の象徴みたいなキャラだ…なのにロボットっぽくない。キャラに血が通ってる。面白いなぁ。
まだキャラ追加もあるみたいで、物語は始まったばかりなわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
つうかあのピンク髪教師、ツンツンから始まって最悪の出会いをして柔らかく人間味がある部分を見せて、ガーッと爆アド取ってヒロインレースに躍り出てくんだろ? 知ってんだぞ?(期待感を込めた、ラブコメ事情通顔)
嫌味のないキャラ造形、毒気のない話運びが魅力的なので、新キャラが入って空気がかき回されても、いい具合に横幅広がるんだろうな、という期待感が先に立つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
イイハナシとしての平均レベルが安定してるのは、凄く強いよね。ホッコリ感が強い。
24分に三話くらいで、パパパっと進むのもテンポ良くていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
成幸が絡まないところで、ヒロインちゃん達が仲良くしてる姿が楽しいので、いろんな状況、色んな組み合わせを見たくなんのよね。
それを見せる上で、短編連作はいい形式だと思う。欲張りバラエティパック、というか。
ジャンプ的なデフォルメはありつつ、勉強に大真面目に取り組み、じわじわ結果を積み上げている描写もいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
やっぱ『出来ないやつのことを解ってやれ』という、第一話の言葉がよく効いてる。青年VS無理解な世間という分かりやすい構図に、独自の血が通ういい言葉だ。
成幸くんはパパンの言葉に従い、出会った少女たちをしっかり見守る。少女たちはその真摯さにドキドキし、友情はだんだん恋になっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
それがどこまで煮込まれるかは分からんけども、途中経過が可愛らしく面白いので、現状非常に良いと思います。今後もこのペースで、岩崎テイスト満載で!