ガルパ履修記録
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
・花咲く学び舎、その片隅で
引っ込み思案な時分を変えるべく、生徒会長の重責を背負った燐子。
蔵弁慶の立場から、徐々に社会を広げつつある有咲。
不器用な生き方しかできない女たちの魂が、夕焼けの生徒会室で激突する。口下手真面目人間たちの、明日はどっちだ!
そんな感じの花女生徒会エピ、燐子と有咲にディープに切り込むイベストである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
意外な組み合わせに必然を盛り込むクラフトエッグくんの魔法が、今回も炸裂。コミュ障黒髪巨乳と、元倉弁慶ツンデレ巨乳が、運命の邂逅を果たしたッ…!
そんな感じのお話である。
『成功体験を積み重ねるのは大事』と、今までの分厚いイベスト・バンスト経験から口にする紗夜とか、何かと市ヶ谷の上にニヤニヤしながら乗っかりに行く奥沢とか、サブメンバーの書き方も面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
ふええ言いつつ、ダチのためには世話焼きするカノちゃん先輩も良い。
小さなことからコツコツ変化を積んで、出来ないことが出来るようになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
紗夜が色々お節介するのは、自分自身がこの一年で、出会いと変化を積んできた成果だろう。引っ張られる側が、気づけば引っ張る側になってるのは感慨深い。限界シスコン女が、よくぞここまで…。
あと奥沢といい山吹といい、普段常識人顔しておいて市ヶ谷相手にだけニタニタニタニタ”上”とってくるのは、一体どういう魂胆か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
己の善性に素直になれない有咲をからかうのが、楽しく愛おしいのは判る。だが乗っかられる市ヶ谷の気持ちになったことがあるのかねッ!(唐突な対二次元説教)
まぁそれも愛されキャラの本懐として、有咲は燐子と相性が悪い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
根っこが真面目な上に臆病なので、上手く境界線を乗り越えてグイグイ引っ張ってくれる人じゃないと、間合いが掴めないのだ。
香澄(周囲は見ないが、異常にパワーが有る)やリサ(異常に人の懐に柔らかく入るのが巧い)ならねぇ…。
結果として、燐子と仲良くなろう大作戦は一進一退、周囲のおせっかいが実を結んだり結ばなかったりである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
この『良いことしようとしてるけど、まぁなかなかうまく行かねぇ』感じは、ガルパっぽくて凄く好きだ。
完全な成功も、完全な失敗もなくて。でも、必ず何かを掴む。
慌ただしい生徒会室、中断される会話。むしろその厳しさが、二人の関係を前に進ませるのはとても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
Roseliaでの活動、部活体験、コンクールへの挑戦。一年間、引っ込み思案の黒髪は自分なり、前に進もうと頑張ってきた。
結果、生徒会長という立場を手に入れ、忙しさの乗りこなしも少しは身に付く
テキパキ…とは言えないが、意を決して立派に沢山の案件をさばく燐子は立派だった。”頼れる先輩”たった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
あこの後ろでふるふる震えている、控えめな少女。そんな初期イメージは、徐々に徐々に、しかし確かに変化しつつある。その小さな歩みが、僕は好きだ。
燐子は一年間の挑戦で、失敗の苦味を飲めるようになった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
相変わらず苦いが、何かに挑んだ事実、その結果としての失敗なら、自分の糧に出来る。
成功体験を積み重ねることが、己を変えていく。紗夜の言葉は、ちゃんとバンドのキーボードに通じていたのだ。
自分が手に入れた”芯”を、たどたどしく、しかし真摯に伝える燐子。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
有咲の生真面目さは、それを正面から受け止める。二人に必要なのは世間話ではなく、時分をさらけ出し本気で喋ることだったのだ。
ホント市ヶ谷くんは根源的に真面目な子なので、相手の地金が見えないと体重を預けきれないね…良いね…
僕はアニメ一期でランダムスターを落とした時、高いギターより戸山香澄を心配した有咲が好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
あの描写から、市ヶ谷有咲というキャラ、バンドリというアニメに前のめりになった気がする。
ちょままうぜーと毒づきつつも、本当に根っこが真面目で、何事も真摯に受け止めてしまう女の子。
そんな有咲だからこそ、夕焼けの中燐子が差し出したちょっと重い告白を、自分に引き寄せられた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
生真面目に不器用に生きるしかない自分と、よく似た人が隣りにいたと、苦笑交じりに受け止められた。そうやって、深まっていく関係もある。無骨な友情が、鈍色に輝いていた。
ふたりともカノピは超天然爆弾で、グイグイくる系。でもそれだけじゃ共鳴できず、むしろ溢れる活力に中毒してヘロヘロになっちゃう描写も、結構面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
燐子はあこちゃんじゃなきゃ、有咲はあこちゃんじゃなきゃ。特別なアナタである理由が、どっかにあんだなぁ…キテんじゃん!(今更な驚き)
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
有咲はあこちゃんじゃなきゃ → 有咲は香澄じゃなきゃ
でもそんな関係じゃなくても、人は出会って繋がって、なんか特別な思いを共有できる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
ギクシャク噛み合わず、大真面目にゴツゴツ一進一退。そうやって回り道したからこそ、相手のことも他人のことも、昨日より少しわかった。
そういう地道な一歩を、しっかり切り取るエピソードでした。
しかしコミュニケーションの”圧”としては香澄もRoseliaも同じくらいハードコアだと思うんだけども、燐子は前者NGで後者OK。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
それはやっぱ、”音楽”という言語が間を繋ぐから、バンドだからではないか。
口下手でも、鍵盤なら話せる。そんな燐子最後の希望を託し得る”場”
思えば限界シスコン人間に極度の中二病、壊滅的口下手のファザコン自己嫌悪生物と、Roseliaには楽器以外の言語が不自由な連中が多い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
だからこそ、音で全てが理解っちまう描写も多いわけだ。ホントRoseliaは、音楽グルメ描写多いよね。音の”味わい”を丁寧に追う感じのアレ。ガルパ美味しんぼ。
そう考えると、通常のコミュニケーションが圧倒的に強くて、あらゆる人間と言葉で繋がれるリサは、音楽しか言語を持たないバンドリーダーに通じる言葉を持ってねぇんだよな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
友希那を本当に振り向かせたいなら、ベースで殴りつける以外実は方法がない。狂ったように上手くなるしかない。
んだけども、今井リサは音楽やるために音楽やってるわけではなく、湊友希那の隣りにいるために音楽やってるのよね。少なくとも、他メンバーよりそういう側面が強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
その真摯な思いが、”音”しかない想い人との断絶を強めているのは、本当に皮肉。もっとクレイジーになんだよ、今井リサ…。
有咲も楽器と出会うこと、ポピパになることで世界や他人とどうにか繋がる手段を手に入れられた、フツーには生きられない女の顔がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
同じキーボード同士。あまり機能していないように見えた共通点は、『鍵盤が喋ってくれる』という欠損の共鳴として、実は機能していた…のかな?
少なくとも音楽に真摯、人生に生真面目な女を笑い飛ばせるほど、市ヶ谷有咲はヤワじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年4月23日
自分の頑なさを世間に受け入れられず、色々つらい思いをしてきただろう燐子が、それでも大真面目に語ろうと思えた成長と、それをバッチコイで受け止めた有咲。
両方がキラキラに見える、良いイベストでした。