アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
陰鬱な国の未来を背負い、重責で笑顔を凍らせたアリシア。そこを搦手で突破するべく、やって来ましたラブミーティア。
ミライさんの変則文化攻勢は笑顔を取り戻させるのか。ひびきは輝きを見つけれるのか。
雪の女王の心を溶かせなくとも、氷の国のアイカツはまだまだ続く!
そんな感じのソルベット王国編第三話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
アリシアを縛り付けるのは彼女の頑なさ…だけではなく、貴種としての責任感、国民を思う優しさだったりする。
冒頭の国民慰問シーンで、ザクッとそこら辺見せるのはグッドだった。いや、ホントややこしいなアリシア攻略戦…。
先週頑是ない幼さ、その強さを見せたピュアパレットだけども、それだけでは氷のお城は突破できない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
なので大人担当のラブミーティアがリングインして、色々察して経験を活かす。アイカツ福祉に勤しんだカレンさんの経験は、極限状況でこそ生きるッ!
今回のお話はアイカツを通じてソルベット王国民の人心を獲得していく、SASの特殊任務みたいなお話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
氷に覆われた陰鬱な世界でも、楽しいものは楽しい。アイカツは言葉や文化や年齢を超えて、あらゆる人を引きつける。
カレンさんのステップが、物理的に雪溶かしてたのはまぁなんだ、"別格"だ。
メイン客層であるキッズが引き寄せられる描写はある意味当然なんだが、そこから程遠い老女もアイカツに夢中になって、背筋は伸び体温は上がりアイカツ功徳満載という描写があったのは、凄く良いと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
アイカツに年は関係ない。あらゆる人をひきつけ、あらゆる人が楽しんでいい。
第47話で電子生命体に及んだアイカツの普遍性が、今回別の角度から描かれていたように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
少なくとも現状、アイカツは天災には勝てない。氷に閉ざされた重苦しさを物理的には取り除けなくても、人の心は動かせる。そういう強さが、アイカツにはある。
しかしアリシアは貴種、国家の苦しみは己の苦痛、国民の辛さは己の辛苦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
『アイカツなんて大嫌い』という氷で自分の心を閉ざすことで、苦しい国家と臣民に少しでも寄り添おうという気持ちが、だんだん透けて見えてきた。ロイヤルだなぁ…"癒しの手"も使えるし。
しかし彼女が高潔で優しいほどに、その意を汲んだ国民はアイカツを封じ、アリシアのために嘘を付くことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
変装して国民とアイカツ文化交流団の状況を見届けた彼女は、自分の頑なさが国民から笑顔のチャンスを奪っている現実を目の当たりにする。く、苦しい…。
何が苦しいって、アリシアはホントなんも悪い事してなくて、離別にも頑なさにも"理"があるところで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
しかし天の宿命と、血に流れる高貴な責務が自由を与えてくれない。最終的には、ブリザードにアイカツで勝利するしかないんだよな現状…どーすんだろこのあたり。
そこら辺は今後の課題として、国と王女が本心を覆い隠してる現状を顕にするべく、ミライさんが色々仕掛ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
ある種の"ゲーム"を通じてアイカツ浸透、赤心暴露に持っていくのは、いたずら大好き、異質な存在との交流大好きな彼女らしい。センスだけじゃなくアタマも切れるところが、マジ厄介。
新曲"Niceなto meet you!"は、アップテンポで元気なポップチューン。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
笑顔を吹雪に奪われた街に一瞬、楽しい遊園地の幻影を呼び出す所がミライ三らしいなぁ、と思う。
ひびきがショーパーソンだとすると、ミライさんはエンターテイナーなのよね、気質が。人を笑顔にするためなら、あらゆる手段を使う。
やっぱ異質性と出逢えばこそ世界が広がっていく楽しさ、チガカワなトキメキが彼女の行動力の源泉であり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
生まれも現状も違う人と、それでも通じ合う基盤として"笑顔"を重視しているから、国民(と間接的に、そこに繋がったアリシアも)巻き込んでアイカツ転がしたのかな、と思う。
"違う"ってだけじゃすれ違いしか生まれないわけで、それが"チガカワ"になるためには何らかの共通点が必要になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
それが人間普遍的に持ってる笑顔と幸福への欲望であり、そこにコミットできるからアイカツは人類の共通言語たりうる…という運びは、異国を舞台にしてればこそだなぁ、とも思う。
こういう俯瞰的な視座は、まだまだ幼いピュアパレでは獲得しにくいもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
今回唐突気味な横車を押したのは、一回アリシアの強がりの奥にあるもの、彼女を縛る(と同時に支える)国民との関係を浮き彫りにし、そこにアイカツが食い込む有用性を確認するためかな、と思う。
知恵と情熱を同居させる、ミライさんらしい活躍だったなぁ、と思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
あの人はパッション重点の暴走機関車に見えて、凄く冷酷に現実見据えている部分があって、その冷たさと相棒のために世界を贄に出来てしまう狂った情熱が完全同居してる所が、やっぱ良いなと思いますね。
そんなライバルの奮戦を受けて、ひびきも目から鱗がぼろぼろ落ちる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
ショウビズのライバルとしての刺激と、笑顔を広げアリシアの重荷を背負うフレンズとしての使命。
一話で二回、ひびきの目を開かせている辺り、やっぱ性能高いねあの人…。
ムード満点の激エモ明暗ルームに分け入り、暗闇に逃げようとするお姫様の手を取り向かい合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
今までアリシア相手には空回り気味だったハンサム力を全開にして、強火のロマンス文脈で恋の宣戦布告。アリシア一人称視点の作画も、気合が入っていてよかった。
まーだ心を溶かすには二、三発足らない感じもあるので、ひびきのプロポーズは一旦袖にされるだろうが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
日本でグダグダやってたときより、自分の弱さにもアリシアの事情にもしっかり向き合って、情熱を空回りさせず先に進んでる感じがあった。
その踏み込みを呼び込んだのも、親友でライバルであるミライさんの働きかけなわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
あくまで問題解決の主体をひびきに絞りつつ、フレンズたちのアシストも無駄にはしない。それを描く過程で、各キャラクターの個性も見えてくる。
なかなかフレンズらしい運び方だなぁと思います。
しかしアリシアのツン期はまだまだ続き、次回はアイカツ封鎖令。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
たまきさんが映像外に出すまでの悪戦苦闘が、完全に社会主義国家でのソレであり、文化鎖国で自衛してるソルベット王国、なかなかに強敵ですな。
PCゲーの"Papers, Please"をちょっと思い出したぞ、マネジ VS 官僚主義。
全体的に重苦しく長い闘いなんだけども、アリシアが背負うものの重さを考えるとそれにも納得がいって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
少しずつ氷を溶かし、真実が見えてきてるけども、完全解決には足らない。お城と心を出入りしながら、恋のアイカツ国境紛争はまだまだ続く。来週も楽しみです。
しかしアリシアの頑なさが強めの堰になって、その奥を流れる愛と憧れの混沌の強さを想像させてる構図は、クライマックスへの期待を煽っていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年5月30日
ぜってぇ堤が切れたら、凄いことになるだろ…ひびきフェニックスの炎で、氷が溶けてビッシャビッシャだろ、ビッシャビッシャ。足首まで濡れる!!