からかい上手の高木さん2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
言葉と思いが、弾のように二人の間を行き交う。
身を交わすのか、受け止めるのか。からかい混じりに問われても、まっすぐ答えは返せない。
ボールと思いを抱えたまま、放課後の日々は続く。ずっと仲良く、一生からかい。
そんな感じの、体力測定から放課後デートに繋がるキャフフな一日である。まーたコイツラはキャッキャしくさって!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
体力測定にドッジボール、猫との追いかけっこ。ちょっとフィジカルな要素が繋がり、画面もアクティブに動き回るエピソードとなった。全体的に元気で可愛い。
”リベンジ”で『からかい停止』を賭けられた後、さらっと『一生からかい続ける』と言い出す高木さんが、相当追い込まれて面白かった。”一生”かよ…実現するのがこええよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
後だし、妨害、現地取り。ありとあらゆる手段を駆使し、関係性を喪失させる敗北を回避する高木さんの必死。
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
×現地取り→○言質取り
余裕な大度と小悪魔な表情で目立たんけども、今回の勝負は本当に余裕がなくて、『あ、この女相当に西片にズブズブだな…西片、何の気無しに”逆さ鱗”に触れたな…』というのが判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
いやマジで、使える手段全て動員して勝ちに行ってたからな…”嘘喰い”くらいの圧力だった。
それもからかいの度に体を鍛えた西片の、スーパーフィジカルあってのもの。これをベースに体育教師にまでなるんだから、リベンジ精神恐るべしである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
少年は知らぬうちに大人に、男になっていく。自分の背丈を追い抜かれるその瞬間を待ちわびつつも、今はこの脆い繋がりを維持したい。
同じ場所、同じ展開を繰り返すミニマルな作品に、確かに流れている時間と変化。その微かな陰りがあればこそ、関係性は時に不安に揺れ、新鮮さを取り戻す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
やっぱ高木さんのほうがからかい依存度が高いことを再確認させてくれる、面白いエピソードだった。
その後は西片がドッジでグイグイ来たり、デートでグイグイ来られたり。いやまぁデートだよそれ。言い訳するほどデートだよ西片。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
ドッジボールに隠して、関係性と真意を問いただしまくる高木さんの卑しさがビカビカ光って、なかなか最高だった。ホント君は愛されたGirlだな!!
己を投げ出すように手を広げて、ボールを明け渡す高木さん。高く待った眩しい思いを、西片は必死に追う。届かないけど、追ってくれたこと、逃げずに受け止めてくれた優しさが嬉しくて、少女は満足する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
©2019 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん2製作委員会 pic.twitter.com/pSZFus1o9R
今回の作画には活緑と艶があって、なかなか独特だった。結構まっすぐ好意をぶつけるエピソードにふさわしい、パワフルなアートだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
両手を広げた高木さんが、抱きとめてもらうべく身を投げるお姫様みたいな姿勢に見えるのが、ロマンティックで良いところ。
西片も存外遊戯のルールには気づいていて、『ドッジの話だよね?』と何度も釘を刺す。つまり『ドッジじゃない話』があると、それが二人の本質なのだと気づきかけている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
のだが、西片もまた青春ど真ん中臆病ボーイ。真実を確かめて、甘いまどろみが終わってしまうことへの恐怖がある。
あと同級生男子にはあんまからかわれたくないッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
キメるシーンの光の表現が今回冴えてて、ビカっとなにかが輝く場面が全体的に良かった。まぁデートだよな、男子諸君。
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駄菓子屋デートはクローズアップのフェティシズムが力強くうなり、会話劇に不思議なテンポを生んでいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
お尻、瞳、足、唇。
高木さんを構築する諸要素が、ググッとせり上がって見える緊張感と動揺。
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からかいの先にある、エロティックですらある未来に微かに接近しつつ、二人はあくまで遊戯的な距離感を保ち、一大イベント・林間学校に備える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
今週は西片も高木さんも余裕がなく、なかなかにむき出しの”獣”で良かった。ウィーアーアドレサンスタイガー。
そんな青春の裏側で進行する、三人娘の楽しい日々。アタリを迷わずユカリちゃんに分けてあげるミナちゃんが、善良でいい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
サナエちゃんの意外なフィジカルの強さ、猫の真実をごまかす心意気と、どっしりカメラを据えてキャラを描く落ち着きが良かった。
猫チェイスの書き方に切れ味と元気があって、なんか”思春期”という感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
身体測定独特の空気、駄菓子屋のゆったりしたムード。今回は作品が身を置く時代の空気を、肩肘張らず、しかし鋭く切り取ってくるセンスが随所に見えた。
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紫と青の入り交じる夕刻を、皆が駆けていく。終わることを約束された時代を、それとは知らないままただ全力で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年8月12日
そういう一抹の寂しさを睨みつつ、キラキラ美しい恋と友情を追いかけるアニメの視点が、よく詰まったエピソードだったと思います。来週も楽しみ。