星合の空を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
コートの隅に流れ着いた、少年たちそれぞれの傷と痛み。あっという間に部員をゴボウ抜きした眞己は、ポジションを変えながらじっと状況を見据える。
雨野樹の背に刻まれた、癒えることのない聖痕。
俺も、お前も。俺たち全員、一緒にいたほうが良い。
そんな感じの、ジリジリと動き出すヤダ味満載の青春絵巻である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
眞己の天才を刻み込む部内練習試合から、樹と柊真のナイーブな傷口に塩刷り込んで進む話である。
育児ノイローゼに家庭内不和。傷のない人生なんてどこにもない、と言わんばかりの、デコボコ群像劇。
普通じゃないから可哀想。自分を抑えきれなくてみっともない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
そういう視点でお話しを見ていると、ラケットでぶん殴られた少年と同じ立場になってしまう。傷も欠落もある人生に、どう屈服せず生き延びていくか。
そういうモノを見据えたいから、わざわざ傷まみれの子供たちばかりを捉える。
そういう話だといいなー、と思う。第1話ラストで刻み込まれた、情け容赦のない虐待描写は赤ん坊である樹にも及ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
正直見ていられないが、そういうものが確かにある世界を、このお話は選び取った。それは悪趣味で弄んで良いものでも、興味本位で話のネタのして良いものでもない。
樹の暴力を全否定はしなかったことは、それの一つの証明かな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
成熟した(せざるを得なかった)人格を活かし、テニスでも部活運営でも子供たちをごぼう抜きした眞己は、子供時代の無力にうずくまる部員たちの身勝手と臆病を、前に進めるための触媒至り得る…のだろうか?
そこら辺、ペアチェンジで見えてくんかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
天才児の競技サクセスストーリーであると同時に、必死に生きてるけど結果としてゴミになっちゃってる連中の生き直し物語でもあるなら、主役は人間性改善にこそ力を発揮するよね。
今回はその片鱗を、静かに掘り下げていくお話。
冒頭、四人の子供が食卓を囲む。食前の挨拶、靴の脱ぎ方、親への対応。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
"生活"のさりげない仕草が、成熟のスペクトラムを教える。あるいは、物理的、心理的な距離か。御杖さんぶっきらぼうに見えて、結構眞己に甘えてんな…。
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深夜アニメだと結構無視されがちな、それぞれの家庭環境、経済状況が子供の在り方にどう影響をするかっつー部分が、明言されないまま画面に滲んでいるのは良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
無論それが子供の全てじゃないけど、確かに強く影響するファクターだ。弱小テニス部の復活と一緒に、"生き直し"をやるなら無視はできない
貧困、虐待、歪んだ発育。そういう生臭い部分に切り込むつもりだからこそ、テニスやるのに一万円、赤べこ揺れるマジパンチを第一話でねじ込んできたのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
やるなら、徹底的かつ詩的にやってもらわにゃ困る。アニメの中とはいえ、他人の虐待はオタクのテーマパークではないのだ。
同時に爽やか青春テニスものでもあるのが、このお話の特徴だ。ヘヴィでシリアスな傷を背負っていても、それが少年の全てではない。そういう痛みが、青春全部を塗りつぶしてしまっては、余りに苦しいじゃないか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
だから、競技としてのテニス描写、選手としての眞己の凄さに説得力があるのは良い。
その前に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
御杖さんがずーっと、外野からソフテニ部見てるの面白いなぁ、と思う。温度低いネクラ顔しつつ、やっぱ"なにか"を眞己とテニス部に期待してんだよな…。競技知らない彼女をアバターに、視聴者が状況に入りやすくなる効果もあるし。
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練習試合が始まる前から、学園の恥部と生来の天才児はモノが違う。日陰に寄り集まって、グダグダ自意識をこねくり回すクズどもと、早くもキレの良いフォームで素振りぶん回す眞己。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
『ガッハッハ! ダメだなこりゃ!!』って感じ。
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予想は違わず、眞己と柊真のコンビはボンクラ共をごぼう抜きする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
常時動き続けるフィジカル。一気に前に詰めるクイックネス。有効なテクニックを素早く自分のものにする学習能力。競技全体への理解度の速さと高い熱意。
『上手くなるやつの武器』を、総ざらいしている感じだった。
中学レベルの部活だと、まぁボンクラ共の向き合い方のほうがフツーかなぁ、とも思うし、その結果が四年間白星なしの底辺部活でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
眞己一人だけがアスリートのフィジカルとメンタルをしてるので、そら経験値関係なくゴボウ抜きされる。『大人と子供』だ。
眞己はとにかく目がいい。周囲を観察し、状況が良くなるには自分がどう動けばいいか、他人にどう働きかければいいかをよく考えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
それはテニス競技への取り組みであると同時に、人生へのスタンスでもある。それだけ良く見ても、抵抗できない理不尽が世にはあるのだ。
仲間のミスに、柊真は短気な苛立ちを積み重ねる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
『どうして出来ないんだ!』という怒りは、結局は出来るようにしてあげられない自分への失望に変わっていく。
眞己の良い相棒でいようと、ポジティブな言葉を必死に拾ってるけど、キレまくりなのが年相応
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完璧主義というか、他人と自分に過剰に期待して、出来ないと苛立つのが柊真の特徴かなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
理想が高いのだろう。兄といつも比べられ、母親にため息つかれまくった結果出来上がった人格と考えると、『修行が足りないねぇ』と煽る気にはならない。中坊ならまぁ、そんなもんじゃない?
樹の暴力的なプレイを、眞己はそこまで気にしない。そういうプレイもルールの内側なら、シンプルに対抗策を考える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
身体的な痛みに慣れてんのかなぁ、とも思う。手ベロベロでもそこまでショック受けてないし。はー…(色々想像して重い溜息)
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気に食わないやつの、鼻っ柱を折ってやろう。いじめて上に立って、いい気分になってやろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
後に殴りつけることになる、幼い残酷さを樹も持っている。そこで客観視して、醜すぎる自分を変える視点を持っていないのが子供だ。
…別に年重ねても、必ずクズじゃなくなるわけじゃないけどさ。
クールに世界を見据えて、ホットに介入して変えていく眞己イズムが、部内に上手く伝播すると良いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
『いい子でいなさい』ってきれいごとの話じゃなくて、気に入らねぇ新人をいびるような生き方続けたら、樹や他の子自身がキツいでしょ。
ゴミ人間見てるのがキチぃってのもあるけど。
そういう意味では、月野瀬くんの『あの子はもう部員だよ』発言はホッと息が付けた。ありがたかった。
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自分を強く主張できなくても、自分の見たい世界ではなく、実際目の前に広がってる世界を見れる靭やかさと、それに応じて動こうとする優しさがあるようだ
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今回の部内練習試合は、『ソフトテニスという競技において、どういう立ち回りが"強い"ということなのか』を視聴者に明瞭に見せる。動けて、早くて、目がいいのが良いのだ。
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同時に、対戦相手となった部内のボンクラが、それぞれの濃淡と個性でクズである状況を鮮明にもする。
そういう情勢を、眞己はじっと見据えている。
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『前衛はチャンスで決めるために、状況に応じてポジションを変えなきゃいけない』
柊真のアドバイスは、コートの内側だけで適応されるわけではない。眞己の特性は、むしろその外側の人間関係でこそ生かされる気がする。動けて、早くて、目がいい。
柊真に現状、そういう強さはない。頑なさに縛られ、完璧を求めて果たせず、苛立ってラケットを投げる。マッケンローかよ…(ジジイは例えが旧い)
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部長のマジギレを受け止めきれず、目をそらすボンクラ共。眞己はその在り方をじっと見据える。
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部員たちもどっかで、柊真の期待に答えたいと思いつつも果たせてない感じがあって、まだ救いは残ってるな、と思った。
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柊真も眞己すらも含めて、クズな状況に追い込まれてるガキどもが、ちょっとずつ善くなってく話かなぁ。
生っぽい。あと御杖さんも、コートの変化に引っ張られてってね。
柊真は苛立ちを抱えてゴミ溜めに背中を向け、帰った家でもまた苛立つ。『テニスすらまともに出来ない』という母の残酷を、奥歯を噛み締めてこらえる。
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兄貴が理解してくれてるのだけが、出口のない青春の幽かな光か。
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家族だからって分かりきれるわけじゃない。相性が悪いだけで、愛が生まれないお前が悪いだけじゃない。
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涼真は母に期待するのを止めていて、だからこそ少し寂しい表情で弟のネクタイを引っ張り上げる。
理想を高く抱えすぎる、苦しさからの自由。それはまだ、真っ直ぐ過ぎる柊真にはない。
化石と恐竜に満ちた柊真の私室は、幼さの匂いと確かな自我が不思議に入り混じっていて、なかなか面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
ちょっと仕草とか小物とか、着こなしとかにキャラが滲んで、『ふーん、こういう子なのか…』って発見が随所にあるのは、このアニメの良いところ。こだわりがちゃんと、描写として機能してる。
部長の苛立ちを背後に、眞己はとにかく見る。
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ソフテニ真面目三人衆でノートを交換し、女子テニス部の練習風景を観察する。
強いものがなぜ強いのか、しっかり見る能力が、彼を強くしているのだろう。あー…(色々想像して重い溜息)
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観察力、他人に働きかける意志って意味じゃマネジの飛鳥くんも良いところ行ってんだけど、柊真の隣に踏み込むには、ちょっと勇気が足りないのよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
影から日向に踏み込んで、大きく人を動かす決定力。
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それは後の電話シーンで見るように、現状眞己の特権だ。中学生。周囲をよく見たり、必要な手立てを怠けず実行したり、自分の気持ちを真っ直ぐ伝えたり、反発に怯えず踏み込んだりはまだまだ難しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
眞己一人が大人…っていうには、余りに色濃い無力に彼も縛られていることを、僕らは既に見ているが。
部長不在のまま時が過ぎ、天野樹の傷がバックリ開く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
人間には触っちゃいけないものがあるってことを、まだ知らない子供の不用意な残酷。答えはラケットによる殴打と出血だ。
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ジリジリと境界線を超えて、決定的な暴力でテニスラケットを歪める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
『イキったヤンキーが痛い目見てザマァ』とも『暴力に訴えるなんてサイテー』とも思わない。
ただただイヤな気分で、しかしそれは実際によくある話で、そういうもんだなぁ、とどこかで受け入れてもいる。
殴られた子が突然の暴力にワンワン泣きじゃくるのが、『ああ、子供なんだなぁ…』って感じだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
自分の言動がどれだけヤバいところに触っていて、ぶん殴られて当然の危ういものだって気づいてないから、暴力を不意打ちだと感じる。知らないってのは恐ろしい。
樹のイヤーな笑いも、ああヤダヤダ、って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
傷つけられた理不尽を、ラケット歪ませる理不尽でしか返せない因果に重い気持ちになりつつも、『気にしなくていいよ』ではなく『気にしろよ』で切り込む眞己に、少しの救いをもらう。
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タブーとして封じ込めて、怒りを押し込めて生きていたって魂が腐るだけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
でも、怒りをどう発露させるかは大事だ。殴りつける手段を選ばないと、大事なものを壊してしまうことが多々ある。
俺も、同じ場所にいる。暴力を全否定せず、自分の家庭環境もサラッと語る眞己に、樹は視線をようやく向ける。
先生が差し出した飴ちゃんが、子供らを少しでも癒やしてくれると良いなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
傷はバックリ開き続けて、現在進行系で心を荒廃させていく。たかだか飴なめた程度じゃ治らないことは先生も知っているんだろうが、それでも手のひらを差し出し、何かを与えようとしてくれているのは有り難い。
部活という小さな社会に作られた、秘密のクローゼット。仲間だけが共有する背中の秘密を、眞己も共有することになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
心無い部外者には知ってほしくない、余りにも深い痛み。お前なら、まぁ良いだろう。
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そういう判断する程度には、ボンクラ共も眞己を認めたということだし、樹を大事にしている、ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
傷それ自体ではなく、その源泉を無遠慮に探られることが耐えられない。
そんな樹の気持ちを理解して、触っちゃいけない部分に不用意には触れない…つまり慎重に触ることが出来る強さ。
こと樹に関しては、それは布津くんが一番持ってるのかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
同じ家で、同じ傷を抱えて生き続ける姉に向かって、友を二人きりにしてあげられる目の良さ。傷があっても、唐揚げ食って毎日生きる子供のタフさ。CMバックで少し泣いちゃった…。
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傷が治らなかろうとも、無力で無様だろうとも、闘い方が間違っていようとも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
子供らはそれぞれの在り方で決死に生きているし、それがどこかにたどり着くこともある。憐れまれる筋合いも、非難される理由もなく、間違いだらけの青春はそこにある。
そんな個別の星が出会って、影響されていく。
そういう話なんかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
涼真を仲立ちにして、部長に伝えられる眞己の思い。クールな超天才にしては、ゴツゴツして不器用で、熱い言葉が僕は嬉しかった。
本当に欲しいのはまぁ、一万円じゃない。それがよく判る。
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大人な眞己が子供でいられる場所として、テニス部が機能すると良いな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
そういう場所で、みんな一緒にいることの価値を眞己も感じていて、だからこそ部長を取り戻そうと電話をかけた。その繋がりが幸運を呼ぶと信じたから、兄貴は四つ葉のクローバーを贈った。
熱湯と殴打。傷と痛みにイヤってほど満ちてる世界でも、それとは違う"何か"があって、出会い追い求めることで、見つけて動くことで変わっていける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
そういう、生っぽくて熱のある希望が作品の核にあると、僕はとても嬉しい。あるかも…という期待を抱くには、ここまでの仕上がりは十分以上だろう。
兄貴に貰った希望を引っさげて、柊真は身勝手な己を謝罪し、部員もそれを受け入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
再始動なったテニス部の中心は、既に眞己だ。部の現状をしっかり見据えて、見つけた根本的な弱点。親分子分のペア構成。
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実力でも人格でも数段上の才能を、中学生は素直に認められない。その反発すら、影の中ほくそ笑む眞己は計算ずくかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
ポッとでの自分に反発させることで、より善い状況を引っ張ってくる。俺にムカついて、もっと強くなれ。
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そういう"悪役"の立ち回りを、部長はちゃんと見抜けるか。補佐できるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
親分子分のアンバランスを正すことで、噴出する歪みも当然あろう。竹野内くんが太陽くんをずーっとホールドしてるの、スゲェ生々しい支配と不均衡の匂いがしてホントイヤ。あるわーああいうの…。
気付けば溜まってしまった心の膿、関係の歪みは、吐き出すことでしか治らないのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
自分で気づいて自分で正すことが出来るほど、賢い人間はそんなにいない。ましてや中学生だ。
むしろそういう歪さが、大事にならないうちに気付ける時代こそが思春期…
って気楽にいうには、樹の背中の火傷、眞己の腫らした顔面は軽くないんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
現実の残酷さは、守られるはず(守られるべき)なんて建前を強引に蹴倒して、熱湯と殴打を子供たちに叩きつけてくる。
否定したい。無いことだと思いたい。でもそれは、そこにあるのだ。
その理不尽を認め飲み込んだ上で、どう生きるのか。自分を取り巻く状況を見据え、ポジションを変えてチャンスで決めるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
これはテニスの話で、テニスだけじゃない青春と人生の話だ…と、しっかり刻み込めるのか。
その資質が、次回のパートナーチェンジで見えそうです。
つーわけで、遅めの感想となりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年10月29日
EDを巡るアレソレで作品との距離感が混濁しましたが、実際見てみるとやはり面白く、意志も覚悟も感じる仕上がり。
だからこそ、問題があるならキッチリ晴らしてほしいなぁ、と改めて思った。傷が付いたなら、恐れず恥じず正してこうってアニメ作ってるわけでさ。