歌舞伎町シャーロックを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
メディアの潮流に乗って、一躍時の人となったヒーロー探偵。
そんな彼の手元から溢れたのは、動物園連続殺獣事件。犬猿雉を見立てたコロシは、探偵たちの思わぬ過去に繋がる。
そして全てが、移ろい変わりゆく。
そんな感じの、ヒーロー探偵編第二章である。ジャックの時と同じように、大ネタが回ると凄惨メーターがバキバキ跳ね上がり、なかなか笑ってらんない生臭さが漂い出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
アンタにしてみりゃ探偵ごっこ、コッチにしてみりゃ命がけ。
偽モモタロウ達の叫びは、多分視聴者も刺してるね…。
さてお話は、メディアの寵児となったモリアーティから始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
浅薄で皮相な流行りの只中で、実態とかけ離れたブームと寝る少年。父の再選のため、顔と名前を売る彼の笑顔の仮面が、妙に怖い。
まぁ八葉のクローバー捻り潰してた頃から、怖かったけどさ…。
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そんな彼の帰還を、シャーロックは三白眼で出迎える。彼ほどの事件マニアが、暗号解読ノートを置いてでもちゃんと、生身で出迎えたい相手なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
そんなシャーロックの想いを、ワトソンくんはナチュラルに通訳してあげる。
ホームズの才覚、それと裏腹な生き辛さを世間と繋げるアダプター。
”落語”と同じ仕事を、ワトソンくんは特に意識せず果たしているのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
そんなマトモな善人に、かなり強めの視線を向け続けるモリアーティの姿も、今回(も)積み重なる。
この三角関係は、物語が始まって以来ずっと続いてきた、話の背骨だ。相当に男男男感情物語なのよね…。
売れっ子探偵の”おこぼれ”を、貰う立場になった探偵長屋。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
モリアーティはホームズとともに動物園に赴き、殺獣事件へと踏み込んでいく。
刑務所に、あるいはブームに隔離され共有できなかった時間を、埋めたぽっと出の探偵助手。いつものようにドタバタ騒がしく…
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いつの間にか、かなり優秀に捜査の足場固め、関係者の安全確保に奔走できるようになっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
今回はワトソンくんが探偵にはなれずとも、探偵の推理と秩序構築をしっかり手助けできる、ただのボンクラじゃない部分がよく描かれていた。
彼は実力を付け、ホームズの隣を確保しつつある。
それが近づけば近づくほど、モリアーティとホームズの距離は開く。正確には、開いたとモリアーティは感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
ホームズもまた、車という密室の外側で、自分以外の誰か、長屋の泥臭い人情の外側に連絡をつけるモリアーティを、じっと見ている。
ホームズが事件をにらみつける推理密室に、入る特権。
それを保有しているのは、(原典がそうであるように)あくまでワトソンだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
しかしかつて、そのポジションにはモリアーティがいた。落語を教え、変人探偵の奇妙な行いを隣で喜び、”ありのまま”のホームズを愛した。
ホームズも分かりにくい鉄面皮の奥で、彼を好いていた。
過去形はやめよう。現在進行系でモリアーティの事が大事なのは、芝居の端々からしっかり判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
ワトソンくんはそんなホームズの”わかりにくさ”を助手として、親友として世間に言語化して、彼を少しでも”マトモ”にしていく。
その成果が、ジャック事件での殴打と謝罪なのだろう。
ワトソンくんは歪みの少ない、非常に善良で誠実な人物として描かれ続ける。お人好しすぎてピンチにもなるが、そのナチュラルな人格は好ましい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
その真っ当さが、歪みつつどこかで世間と繋がることを望んだホームズの手を引いて、彼が望んでいたものを一個ずつ手渡している様子もまた、好ましい。
の、だが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
モリアーティはどうもそれが気に食わないようで、視線に激重感情を込めて睨みつけてくる。
思い返せばジャック以前から、彼の歪みとその矛先は描かれていたように思う。
犯罪を玩弄するその末路も、名前と一緒に刻印されていたか?https://t.co/GTkucyETFp
しかしジェームズ・モランは原典の犯罪王では当然なく、”シャーロック・ホームズ”との関係、距離感もまた、この作品独自の魅力を伴い、これまで、そしてこれから紡がれていくことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
探偵とその助手が居を構える密室に、犯罪王は入れない。”車”をフェティッシュに描かれる関係性が、どう転がるか
そこも気になるところだが、事件は獣から人へと対象を変えて、世評を巻き込みつつ転がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
洒落にならない訃報を聞いた時、ホームズは鳥打帽を外し、鉄面皮を大きく歪ませている。”死”はもはや彼にとって、あまり楽しむものではない。
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そんな彼は、モリアーティーの変化と不変を敏感にセンシングする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
昔だったら他人事、興味を惹かれなかっただろう人間性に目を向けるのは、やはりワトソンくんが生み出した変化だと思う。
事件の中心、第七刑務所。そこから抜け出すまでに、一体何があったか。
未だ表面化せざる謎を追いつつも、ホームズはモリアーティ個人…そこに繋がる自分自身を、静かに見つめているように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
推理機械は内省をしない。ただ謎があり、それを解く快楽があればいい。
そういう冷たさに耐えかねたから、落語にのめり込んだ。挫折しても、捨てきれない。
そんな変人のあがきを優しく受け止めたはずの少年は、どこかが変わり、どこかが変わらなすぎる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
木石のように変化がない人生を、贈り得ない生物としての人間。ホームズが(ワトソンくんの補助で持って)そこに近づく中で、モリアーティは過去に囚われ、離れていっているように感じる。
しかしいつもどおりの笑顔の仮面で、少年は探偵の追求をはぐらかす。これが表になった時は、ジャック以上の衝撃と痛みが、作中の探偵を、彼らが好きになってる僕らを襲うかも知れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
いやー…気楽な探偵ゲーム、底辺人間の悲喜劇を外野から消費するには、お話に体重預けすぎてるからなぁ…。
さてお話はゴロゴロと転がり、メディアを通じた綱引きの様相を見せ始める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
下げたくもない頭を下げて、世間を納得させるモリアーティの世知。苛立ちを隠さず、記者を押しのけるホームズ。
二人の器用と不器用が見えて、警察署前のシーンは好き。
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敵も味方も携帯電話塗れ、虚構と現実が錯綜する中、本人不在で桃太郎ズは復活する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
事件の犯人や関係者は、既にそれぞれの物語を歩き直している。そうなったのは、ホームズが事件を処理し、真実を暴いたからだ。
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今でも”犬”の仮面をかぶって汗水たらしているのは、”死んだ”桃太郎ズに愛着と誇りがあるからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
NYで新しい生活を支えているのは、バンドで鍛えた芸あればこそだ。
つまり、当人の中では桃太郎ズは死んでいない。感情がもつれて殺してしまっても、それを暴かれて殺されても。
数多の”死”を乗り越え、現在を生き直し生き続けるための助けとして、”探偵ゲーム”が暴いた真実、それによる裁きと赦しは大事な仕事をしていると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
偽桃太郎ズが言うほど、ホームズにとって事件は他人事ではなく、終わりだけをもたらしたわけではない。
しかし、それは当人には関係ない。
というか後に解るように、彼らが己を預けていたバンドは桃太郎ズですら、おそらくない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
メディアの中の虚構に自分を預け、勝手に死んだの殺したの騒ぎ立て、縁もゆかりもない他人の『すべてを奪う』残虐。
それもまた、誰かが作り上げた虚構だとしたら。
と、ここは勘違い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
彼女たちは桃太郎ズの熱狂的なファンではあって、対バンした縁でブリキングファンのモリアーティと接点があった、という話か。
どっちにしても、彼女たちが実在のバンドではなく、過去の救済とその虚構にしがみついて死んだの殺したのは間違いないかなぁ…。
その実態は見えないにしても、積み重なる死体はリアルだ。洒落になってない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
自分たちの中の理想の桃太郎ズ。それを殺されたという虚構を刷り込まれ、他人と自分を殺す少女たち。
過去から一歩も動けない操り人形と、事件が終わった後の現実を活きる人間の対比。
これまで幾度も多用されたように、『毎度バカバカしい』歌舞伎町の事件は主人公たちの鏡だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
桃太郎ズと少女たちの物語は、つまりホームズとワトソン、モリアーティーがこれから歩む道を静かに暗示し、重ねられていると思う。
火だるまに落ちた少女と同じ未来が、少年に待つのか。
それは判らないが、後味の悪い苦味を残した今回の物語をモリアーティーが糸繰りしているとしたら、変わってしまったホームズはそれを許さないだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
脱帽し、謝意を示す。非常に”人間らしい”ホームズの行動に、モリアーティーは目を見開く。
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それは現在の桃太郎ズではなく、自分の中の桃太郎ズ…に反射した自己像を愛する少女たちと、多分同じ視線だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
メラメラと燃え盛る炎の只中には、探偵しか入れない。
持ち前の頭脳と、それが生み出す歪みと孤独。そこで並び立つ特権は、ワトソンくんにはない。
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自殺暗号のトリガーが、”名前を呼ぶ”なのが僕はとても寂しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
偽桃太郎ズの仮面を捨てて、ブリキングが好きだった個人としての歴史を呼ばれる。
それは操り人形ではない存在になれる大事な契機なのに、彼女たちは燃えて死に、モリアーティは燃やして殺す。
桃太郎ズの仮面を外しても、彼女たちはブリキングが好きな女の子には戻れなかった。むしろモリアーティとの”縁”をもみ消すために、炎で自分を焼いた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
そのトリガーを、モリアーティーが笑顔の仮面のまま引いてしまうことに、僕は凄い強い寂しさを感じている。
名前という呪いが、少年を侵すのだ。
止められなかった惨劇を前に、ホームズは笑わない。事件で殺される人たちは洒落ではなく、落語のネタにはなかなか出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
そういう切実さを噛んで噛んで噛み含めて、噺家達はネタを作ってきた。だからこそ、ホームズも惹かれたのだと思う。
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ホームズの噺に熱量がないのは、外野から世間を眺める知性に縛られていたからだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
全てが分かってしまうということは、とても悲しいことである。そんな他人事の冷たさは、ワトソンくんと出会い、恋を知り、死を悼む心が動き出したことで変わりつつある。
そこにモリアーティーだって、しっかり深く突き刺さっているのに。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
彼が落語を聞いてくれたから、側にいてくれたから、あまりに重たい生と死を見せたから、ホームズは変わったのに。
その変化を、少年は冷たく見下す。それは、とても寂しい。
『ワトソンがホームズを変えてしまった』と、そのうちモリアーティは言うだろうけど、それは真実ではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
モリアーティ自身も、ホームズを変えたのだ。他者と触れ合うということは、人が生き続けるということは、そういう変化を自動的に含んでしまう。
いつまでも、歪なクローバーではいられないのだ
それに抵抗するということ、自分の中の永遠のために事実を否認するということは、人を殺す。自分も他人も殺す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
今回の事件は、まぁそういう事を言いたいのだと思う。それが今後、どういう牙で噛み付いてくるか。
楽しみであり、不安でもある。容赦ねぇからなぁこのアニメ…。
世間が求めるイメージを、喪服と一緒に着こなすモリアーティ。髪を下ろしたホームズは過去を探り、真実の一端を捕まえる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
その一見冷たい視線に、彼なりの弔慰を見るのは僕の身びいきだろうか? ホームズは多分、凄く怒っている。事件モリアーティと、自分自身に。
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偽桃太郎ズが、人(自分たち含む)を殺すほどの虚無を、桃太郎ズの”死”によって、本当に抱え込んだのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
それは自殺暗号のからくりが見えないと、なかなかジャッジしかねる部分だ。
あの数列は最後のシメを担当するだけなのか、はたまた邪悪すら捏造しうるのか?
ぞろぞろと溢れかえる凶悪犯、彼らが生み出す死体と事件。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
それを利して何かが生まれつつあるのは、おそらく間違いない。そこにモリアーティとホームズ、ワトソンの感情がどう絡んでくるかが、個人としては気になる。
そして虚構と実態という、古くて新しい問題意識も。
今回のエピソード、作品の全体で踊り狂う様々なメディア。群衆は浅はかに踊らされ、嘘と真実は混ざりあい、みんな真実ではなく見たいものを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
偽桃太郎ズとモリアーティーも、自分の全てであるような虚構を他人に見て、必然的な人間の変化に抗うために、死体を積み上げていく。
その潮流の中で、ホームズは自分の…自分だけの”噺”を見つけつつある。推理機械以外の繋がり方を、世間と自分に生み出しつつある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
それは”ホームズ”というアイコンを求める視線には、裏切りともとれよう。
でもこんなに猥雑で”生きた”舞台にいるのなら、偶像だって体温を手に入れていくと、僕は思う。
原典を背負い、様々なミステリと落語を雑多に収集しながら進んでいる、このフィクション。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
絵空事と切り捨て、バカ騒ぎを嗤うにはちと愛着が強すぎるこの舞台で、ホームズはどんな人生を噺にまとめあげ、そうして生み出されたものをモリアーティは、どう受け止めるのだろうか。
それを見終わった時、自分がどう感じるかも含めて、最終コーナーを回ったこのお話、非常に楽しみです。アイリーンの再登場、嬉しかったな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
メディアは再び、好奇の視線から紙の爆弾を落とす。
ただ、知りたい。
そこから生まれた風が、また波紋を呼ぶだろう。
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現実が虚構を生み出すように、虚構は現実に侵食される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
他人が勝手なイメージを押し付けるように、誰かとの出会いが人を変えていく。
時に凶暴な牙を剥く、愛着とアイデンティティ。それが揺るがされた時、少年は何を掴み取ったのか。
モリアーティをめぐる最後の物語が、静かに胎動を始める回でした
なかなか厳しい未来しか想像できないわけですが、さて、どうなるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
自殺暗号の謎、第七刑務所という密室。これを解きほぐさなきゃ、ホームズは大事な人すら掴み取れない。謎解きはもう、探偵ゲームではなくなってしまっている。
加速を続けるホームズ噺、次回も楽しみです。
追記 優秀なコメディが全てそうであるように、このアニメは生真面目で、その生真面目さを滑稽で押し固められるくらいに生真面目ですよやっぱり。
シャーロック追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
ホームズはNYの真実を伝えれば、それが事件解決を生み出すと考えてアイリーンと接触した。
しかしサルの”今”は、自分たちの中にある過去、過去の中にある自分にしがみつく偽物たちには届かず、事件は燃えて終わってしまう。
真実は、動物には効力が薄い。
この構図はシャーロックが育んだ人間性を照らすと同時に、ポスト・トゥルース時代の世相を横目で、しかししっかり睨んでいると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
断絶、経済格差、ゲーテッドコミュニティ、世論誘導。
ポップで下世話で愚劣な外装の奥に、このアニメはずっと”今”の問題意識を潜ませているように、僕は思う。
表面的なネタよりも、俗と超俗に関する独自の視点、泥にまみれてこそ人間の”芯”を掴み届ける姿勢こそが、この話が”落語”から学んでるポイントなんじゃないかな、とも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
本当の話をするには、とんでもねぇ嘘っぱちで固めたほうが飲みやすい。そういう転倒へ、全力で飛び込む。
これはクレバーな視線と、現実と寝倒す勇気がないと出来ないことで、現状このアニメ、そこは上手く行っているように思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月15日
モリアーティを軸にさらなる歪みを見せるだろう今後の話が、テーマとモチーフをどう語り切るか。
それもキャラとドラマと並ぶくらい、僕には楽しみなのだ。