地縛少年花子くん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
花子くんの過去を知るべく七不思議の五、”16時の書庫”へ踏み込んだ寧々と光。
彼らを出迎えたのは、教師にして怪異、土籠であった。
人を装い、人の中で無限を生きる彼の世界を、形作るものとはなにか。月に憧れる少年は、如何な青春を送っていたのか。
そんな感じの、柚木普の過去をめぐるエピソード。OPもEDも次回予告すら切り詰めて、五番目の七不思議を一話で終わらせる気合いが、漲った仕上がりとなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
想定よりも遥かにデカい、五番目から七番目への感情。怪異がヒトに…怪異に成り果てた元人間に向ける視線の複雑さが、寧々達の幼さに反射する
正直始まる前は『今度はどんなダンジョン来るのかなー』と思ったが、対話を通じて平和に、同時に危うく依代を壊す展開になり、なかなか新鮮でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
土籠という、時間から切り離されつつ、人と触れ合い変化する怪異。既に一つの物語を終えた大人がいることで、子供たちの瑞々しさも、よく際立った
つーかツダケン声のギザ歯ヤバ男が、つっけんどんな態度の奥に生徒への愛を隠し持ち、超越者っ面しつつも運命を変えれなかった後悔に囚われているという土籠のキャラクターが、エロいわヤバいわで大変よかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
尖ったビジュアルに巨大な感情を乗っけてる男は、まぁ全オタク好きだよ(主語インフレ)
さてお話は、光くんがダンジョン探訪に合流するところから始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
怪異の過去も知ろうとせず、ただ消すのは善くない。
お兄ちゃんの絶滅主義に比べ、光くんは甘っちょろい対話主義を自分の生き方とするようだ。
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寧々への甘酸っぱい慕情も合わせて、彼も青春の只中を生きている未整形の魂持ちで、非常に微笑ましい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
まぁ怪異に関するルールは全体的にシビアでダークなので、無邪気な信頼を全力で蹴り飛ばされるエピソードとかも来るんだろうけどね…お兄ちゃんが絶滅主義者になった過去と、絡めて描くかな?
それは先の話として、蝶に誘われて二人は”16時の書庫”、その深奥に入っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
領域はルールを守るか主が招かなければ入れないわけで、土籠は蝶を使って蜘蛛の領域へ、二人を誘い込んだわけだな。
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扉に変わる本にも、そこから広がる書庫にも蜘蛛の巣が張られている。追加の二本を合わせて手足は八本だし、つちごもり≒ツチグモだしで、まぁ蜘蛛の怪異なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
面影に糸を張り、個人史を収集する。物語と秘密を食べる怪物は、存外優しい。
あと、寧々パンから目を逸らす光くんが純情可愛い。
『寧々は”男”の視線を、リアリティ持って意識する以前の段階なんだなぁ…』などとも思うが、そんな無邪気さでもって彼女は、赤い物語へ手を伸ばす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
葵ちゃんに警告されてたのに、ノンキに浅はかにページめくっちゃう所が寧々である。
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垂れる赤がケガレの血であるのは、”月”が重要なモチーフとして浮かび上がってくる今回の運びと合わせて考えると、なかなか面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
バージンブラッド、あるいは経血。”女”としての機能にまだ覚醒していないからこそ、神薙として花子くんを見て、触り、現世の代理人を務めれる存在。
赤いページに刻まれた未来は、基本変更できない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
寧々は失恋するまで生き延び、花子くんの正体も知ることになる。今回知った以上の秘密へ、今後踏み込み、生き延びることになるのだ。
その旅路は浅薄な少女でしかない彼女を、他人の顔を見れる大人に変えていくのか。
やっぱ怪異譚としてもジュブナイルとしても、ポップな表現を非常にベーシックな背骨で支えている感じがあって、見てて心地良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
知らんでも楽しめるようにしっかり組み上げているが、色々練り込まれた文脈や構造をほぐしながら、ある種の文学ミステリとして読むのが楽しいなぁこの話…。
さておき、未来に触れたものには触りがある。寧々を殺しに来るのは書庫の主ではなく、自分の顔をした怪物だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
可能性は人を殺す。なかなか暗示的で面白いが、これは花子くんがスパッと倒す。今回はアクションで状況を打破する話ではないのだ
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花子くんが寧々を翻弄する、恋に似た仕草。それがある種の冗談であるのは、前回見たとおりだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
恋を装って少女を弄ぶのは、そういう『人間らしい』行動が怪物に堕ちるのを防ぐからか。それとも、ただの感情捕食以上の思いを、寧々個人に持っているのか。
なかなか読みきれず、そこが面白くもある。
花子くんは聡明な少年なので、怪物と人間の狭間に立つ亡霊としての自分は、かなり冷静に見据えていると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
恋に恋し、自分が何者であるかも、本当は何が大切なのかもさーっぱり見えない寧々とは、人生の経験値が違う。
何しろ1969年の住人だからね…あの時15歳なら還暦超え。ショタジジイじゃん!
年を取らない自分と、青春の只中にいる寧々。二人の時間はあっという間に周回差が積もり、恋を抱え込んでも成就はしない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
そこら辺、冷静に見据えてあくまで”遊戯”に抑えてんのかなー、って感じはある。本気になったら、寧々も自分も傷つくっていう、賢い判断。
ロマンスの行方と内実はさておき、五番目は物静かに立ち現れ、平和な解決を待つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
人に混じり、噂を操作して命を繋ぐ。こういう怪異もたくさんいるらしく、さて葵ちゃん…なんで疑惑のセンターなのかな?
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超常的な力を持ちつつ、人間に漂う不確かな噂でその存在を歪められもする、怪異という存在。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
これを秩序の中に保つべく、花子くんは一旦のリセットを計画する。土籠はこれに、かなり協力的だ。
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過去を暴き立てるのも、花子くんの恋仕草と同じである種の戯れでしかなく、致命の秘密は隠したままにする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
というか、人生の重たさに本当に向き合ったことがない無邪気な子供から、食い甲斐/悔い甲斐がある秘密なんて搾り取れないことは、先生善人だからよーく知ってるわけで。
非常に苦く重たい花子くんの過去は、依代になりうるほど土籠にも深く食い込んでいて、それを壊すなら寧々には知れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
でも、”公”の場所で暴き立てるのは忍びない。ブッ飛んだギザ歯ヤバ男と思いつつ、優しいオジサンじゃん…。
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この段階では過去が知れていないので、”五番目の七不思議”として花子くんを首魁に懐き、その命令に従う土籠の視線に籠もった感情も、まだ不鮮明だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
しかしただ冷たいもので繋がるにしては、流し目が熱い。ずーっと花子くんの方を見て、彼に残留する人間性を確認し、堪能しているように思う。
寧々と出会ったことで快復されたのだろう”それ”こそが、”16時の書庫”が回収するに足りる秘密…人生の苦さと甘さを込めた、取って置きの情報なのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
筆頭と五番目、明確に上下がある関係に閉じこめられつつ、救えなかった生徒への愛惜と後悔が渦巻きすぎなんだよなぁ…クソデカ感情男じゃん!
人間が介入しない怪異の領域で、土籠と花子くんの関係がどういう冷え方しているかは、いつか見たい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
花子くんは戯けた道化師の仮面、シリアスなヒーローとしての顔、元人間としての記憶、そして秩序の維持者としての冷静な表情を、複数兼ね備えている。
その奥行が、彼の…この話の魅力なのだ。
怪異は人を食うし、それを殺すには冷たい判断も必要になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
寧々相手には決して見せない冷たい顔が、(今の)土籠にとってはデフォルトだからこそ、柔らかな表情に驚きもし、門を開けもするのだろう。
まぁ、こう変わっているのなら悪いもんじゃねぇだろう。
そういう値踏みを、花子くんを通じね寧々に行った感じもある。お前…本当に花子くんが好きだな!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
神薙。神と繋がり、その言葉を世に伝えるミーディアムの名で、土籠は寧々を呼ぶ。つまり、花子くんはカミだということだ。
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それが和やかな日常を共有する和御魂なのか、荒ぶる神威を撒き散らす荒御魂なのかは、まだ読み切れないが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
神も人も、色んな側面を持つ。それは世界の複雑さの反射で、幼い瞳に映るまんまじゃ世界がありえないことを知って、子供は大人になっていくのだ。
その旅路へ、花子くんは寧々を送り出す。
それは寧々が一人で踏み込み、学ばなければいけない領域だ。過去を知る知恵も、未来に繋がる変化も、あくまで生きた人間のもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
ここら辺の線引は、花子くんずーっと厳密である。戯けているようで、思春期のコアな部分には徹底して触らないよう、慎重に立ち回っている印象。
それは彼自身が中途に未来を断ち切られ、永遠の幼年期に閉じこめられてしまったからこそ…その脆さを知るからこその扱いかも知れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
赤いページに知らされた未来は変え得ない。そのルールを壊した少年の、最後の贈り物。
月の石。
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どんな綺麗な宝石よりも、薄汚れた来歴不明の石こそが、土籠の領域の中心にある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
寧々はそこに込められたものの重たさを知らないまま、ぺりりと封印を剥がして、秘められた思いに出会っていく。
土籠くんさぁ…いちいち”デカ”過ぎんだよね…。ツダケン声の感情デカ夫とか、好きになるしかないじゃん。
なにかに傷つけられ、それを諦めている少年。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
その未来を超常の力で知りつつ、手を伸ばすふりを続けていたニンゲンモドキ。
二人の関係は、月に閉じこめられて終わってしまう。
はー…”黒”を纏う前の花子くんもセクシーだなぁ…。
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彼の傷がどうして生まれたかは、まだ知り得ない謎である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
しかし彼が未来を諦めていて、ニンゲンモドキがその傷をどうにかしたいと思い、手を差し伸べた事実は判る。
その思いやりは、変わるはずのない未来を”死”に塗られたことで壊れてしまうが、確かにそこにあった。
俺は腹減ってる人間にメシ出してくれるヤツと、傷の治療をしてくれるヤツは分かりやすく大好きなので、土籠の評価はこのシーンでグンと上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
噂を流し続け、情報生命を維持するためのカバー。”教師”として大人として、普を心配するのも何かのギズモ。
そう嘯いても、コイツは優しいやつだ。
そんな優しさは、結局普を救い得ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
絶対と信じ続けてきた赤い予言を、最悪の形で壊され。
窓辺という境界線に危うく立つ少年を、抱きしめきれなかった無念。
それが、蜘蛛の怪物をこの世に繋ぎ止めている。
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未来が変わらないように、過去も変わらない。跳ね除けられた手を掴み直せないまま、怪物は年を取ることもなく、書庫の奥で巣を張り、秘密を食ってきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
それでも、人間のマネをして差し出した手に温もりはあって、その残滓があまりに痛むから、彼は”五番目”を続けているのだと思う。ヤぁベーなオイ…
花子くんがどうやって窓辺から落ちて、怪異の領域の王に成り果てたかも、まだ判らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
しかし周がそうやって、自分の領域に落ちて変質してなお、隣りにい続けなければいけないと思ったからこそ、土籠は”五番目”になったのだろう。
寧々さぁ…ボーッと取られるよ、感情デカ夫に。
ここら辺は自分の好みも交えた読解なので、実際どんな想いを土籠が抱え込んでいるかは、今後の描写を待ちたいところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
寧々が生み出す、人故の変化。それがかつて人だった普と、人に交じる生き方を選んだ自分の失敗を取り戻してくれると、結構信じてる感じもある。
かくして少女は目を覚まし、何者にも成り得る現在へと帰還する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
子供たちが当たり前に甘受する、未来に向けて開かれた時代。それが過ぎ去り、閉塞と停滞の只中で月を見上げる、どん詰まりの怪物たち。
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高度成長期と、平成超えても続く不況。怪異と人間の境界を超えて、”時代”の空気を取り込んでくる目の良さにビビる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
あの頃当たり前に見れた夢が、今はあまりに遠い。人が月に至っても、果たし得ないものは沢山ある。
その重たさ、未来を見ても触れない無力さに、土籠は頭を抱える。
あまりにも赤い月光に閉じこめられ、怪異の王と成り果てたかつての教え子。未来視の能力に安住し、その不確かな将来を掴み取れなかった、己への無念。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
そんなものを苦笑いに隠しつつ、土籠は寧々に…人間に未来を託す。
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寧々は土籠の複雑怪奇な感情にはあんま目を向けないが、花子くんの過去を知り、彼が既に死人である事実を確認する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
胸がときめく恋も、生きていればこその未来も、もう過去に終わり果てて掴めない。
その残酷に触れるのも、寧々が怪異と行き交ったればこそだ。
いつものロマンス遊戯を演じようとして、シリアスな涙を胸で受け止めた花子くんは、ヤバな視線を”五番目”に見せる。は、刃物しまって!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
月は空に浮かぶ自由ではなく、閉じ込められた不自由を写し、ニンゲンモドキは煙にため息を溶かす
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月は狂気…Lunaticの語源だ。人間としての生き方を捻じ曲げ、絶対の未来を書き換えるほど禍つな狂気を受け取ったから、普は”花子くん”になったのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
地に縛られ、天を夢見、人に交わる。人でなしに落ちてなお、人であろうとあがき続けることが、月の石を手にした花子くん、最大の狂気な気もする。
秩序を守る自動的な現象に成り果ててもおかしくない立場だと思うのだが、あくまで花子くんはエロティックで危険な道化師として、寧々に触れ合い続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
その接触が自分を保ってくれるからこそ、寧々を神薙として側に置いてる、ってのもあるか。神様になりたくないんだな、花子くん。
つーわけで、尺ギリギリまでパンパンに詰め込んだだけはある、濃厚な感情と情報のエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
いやー…土籠がヤバい! 今後も巨大感情ニンゲンモドキとして、取り返せなかった後悔、どうあがいても怪物でしかない自分に思い悩みつつ、根底にある善良さをぶんまわし”教師”して欲しいところだ。
怪異の側、過去の側、大人の側から物語を照らす土籠が鮮明だったので、寧々の浅はかなイノセンス、花子くんが演じる無邪気の意味合いも、よりディープに判ってきた感じがあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
人であること。大人になること。子供のまま、月に閉じこめられていること。
このポップな怪異譚は、それを軸に回るのだ
土籠の後悔を否応なく受け止めてしまった寧々は、だんだん恋に恋するただの子供ではいられなくなっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
世界に存在するシリアスな重たさは、人も怪異も関係ない。数多の境界線上で、不確かなダンスを踊る少女と少年。
その未来がどんな物語を紡いでいくか。次回も楽しみ。
あと”月の石”が花子くんのコアにあるってことは彼はモンデンキントで、寧々はファンタージェンの只中にいるんだな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年2月14日
都市伝説と”はてしない物語”を接合する豪腕が、分厚い文献チェックに裏打ちされて綺麗におっ立ってるあたり、よく出来たお話だ。マージで勉強しまくっとるな作者…。