かぐや様は告らせたい?〜天才たちの恋愛頭脳戦〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
激しき選挙戦は、王道を踏破した会長の勝利に終わった…。
つーわけで、プリンにパンツに水族館! IQからっけつの仲良し集団、存分におバカしたおすぞッ!! というお話。
ミコちゃんから見た生徒会…それは爛れたソドムの市…。
とまー、『シリアスやったら肩凝っちまったからよ~…好きなだけバカぶっこむぜ!!』と言わんばかりの、ハイカロリー&ハイテンションな連作である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
先週あんだけカッコ良かったのに、今週ほんとコイツラバカで、その両立が嬉しい。みんなで仲良く、青春とおバカやんな…今を生きな…。
コメディと青春、頭脳戦と恋愛はこの作品において対立するものではなく、両立してこそ楽しいものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
ヒタヒタ忍び寄ってくる人生の冷たい部分を、阿呆極まる賑やかな友情で蹴っ飛ばし、恋に胸踊らせる。
馬鹿騒ぎを共有したからこそ生まれる絆で、暗い淵に沈みそうな仲間を引っ張り上げられる。
腰の強い青春群像劇と、テンポの良い笑劇。二本柱で進む物語は、やっぱどっかで底抜けにバカな話をやるのが大事で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
先週あんだけカッコよくみんなを救った会長が、今週こんだけアホい。そこに、普段から誇り高く重荷を背負っている男の”癒やし”を感じて、心がホッコリするのだ。
はい、というわけで出だしはパンツです。ホント最悪だなこのアニメ!(褒め言葉)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
畜生ムーヴでセクハラしかけてくる藤原書記も、性知識小学校低学年なかぐや様も、みんなダメダメ。最悪。最高。お前ら楽しそうだねぇ…。
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声優さんの演技もヴィヴィッドな作画も油が乗り切っていて、石上にウザ絡みする藤原初期の猫っぽい動きとか、『マジムカつくが可愛い…ムカつくけど!』と、思わず吠えてしまう仕上がり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
会話メインのお話だからこそ、センスバリバリ気持ちよく動く動画で、退屈を感じさせない工夫を随所に仕込む、と
カロリー入れた作画も、アバンギャルドな演出も、思わずツッコむパロディも、使える手筋全部使って画面を賑やかしに、動かし続ける努力が毎回実を結び、非常に面白い。ありがたいことだ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
絵作りが毎回新鮮で、定番演出を支えに色々ぶっ込んでくれるのは、僕の好みにも噛み合って嬉しいネ。
さて、秘めたるエロティックを石上グンゼに刺激されたかぐや様は、会長とのズレた頭脳戦(あるいは低脳戦)へと突入していく。某国民的アニメのED風演出やめろ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
つーかかぐや様、恋に脳やられすぎて半分クレイジーだよもう…。
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唐突にブチ込まれた爆弾に混乱しつつ、冷静に頭脳戦しようとする会長。でも男の子だからね…好きな女の子からパンツの話ぶっ込まれたら混乱しちゃうよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
まぁ混乱し過ぎなんですが。落ち着け。無理か。そうか…。
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勘違いが玉突き事故を起こす、青春の高速道路。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
巻き込まれたミコちゃんは災難だが、自分を救ってくれた人達が秘密の小部屋で一生エロいことしてるのって、潔癖な高校生には結構ショックよね…。強く生きて欲しい。
先週までのシリアスで溜め込んでいたアホが、力強くフルスイングされる第1エピだった
”パンツ”という性的な題材を、カラッと明るいコメディにしあげ可愛らしく楽しめるのは、作品の強さだなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
女の子だってエッチなことは考えるし、切り出しもする。男の子だって恥ずかしがるし、恋に身悶えもする。
”男女”という区切りが固定観念に染まらず、風通し良い所が活きてる…かなぁ?
ボーイズの可愛げ、ガールズのタフさをちゃんと見据えて、コミカルな運びの中でしっかり刻んでいるところは、自分的に新鮮な感覚であるし、公平だとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
藤原書紀が畜生なのも、『ピンクのふわっと天使』という固定観念をぶっ壊す一撃…じゃないな、あいつは藤原千花個人として畜生だな…
ともあれ、凄い勢いですれ違いつつ激突する、思い込みと激情はノンストップである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
二手目はマッサージ。まーたこの子は早坂お姉にだけ、色々相談してからに…もっと仲良くしなッ!!(かぐはや大好き人間)
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吠えたけるスキンシップ、高鳴る心音、唸る激痛。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
痛いんだか幸せだかよく分かんねぇ空間に飲み込まれつつ、会長も『いってぇんだけどマジッ!!』とは言い出せない。惚れた弱みか、それも幸福か…。
ミコちゃんが密室のゴモラを目撃し、泣きダッシュで逃げていく天丼がマジおもろい。
かぐやちゃんは知能高くて冷徹なのに、会長と恋が絡むなり純情幼稚園児になってしまう。早坂がまた面白がって、勘違い加速させるから…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
でもハーサカも、会長相手だと氷の仮面を脱いで、結構幼い素顔を晒せる妹分を、ちゃんと温めてやりたいんだろうな。早坂から会長の評価、相当高いと思うんよね…
四宮という暗い密室に自分を閉じ込めて、鎧で守り智慧で刺す。そういう存在が”己”だと思いこんでいた子が、バカと恋で解凍されていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
早坂にとって、アホ極まる主人の高校生活は結構”救い”なんじゃないかなぁ、と思っている。自分じゃ溶かせなかった氷だしね…。
先週石上くんやこばちちゃんに、会長が何を為し得たかを思い出すと、誰もが望みしかしたどり着けない人間としての王道を、照れつつも強がってやりきるのが、白銀御幸という人なのかもしれん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
それをサラリと演るのではなく、小市民な苦悩に身を捩りつつ、気合で掴み取る頑張りがちゃんと描かれている
そこがお話全体を好きになり、主役と仲間たちに好意を抱くポイントなのかなー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
会長も生徒会メンバーも、バカだけど必死だもんな。届かないものも沢山あって、でも大事なものを掴みたいと、誠実に背伸びをする。
それがちょっとずつ報われていくのが、心にありがたいのだ。良い青春物語よね…。
まぁバカなんで、すれ違いまくりのアホしまくりなんだけどさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
パンツの話ししたりマッサージしたり、マジ仲良しな生徒会、お次の話題は少女マンガである。
滴る水を印象的に、カットを繋ぐフェティッシュとして活用する演出好き。
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あと圭ちゃんと御幸くんが、等身大の仲良し兄妹なのも好き。自宅で”素”を晒せる相手っつー意味では、かぐや様にとっての早坂なのよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
クール気取った石上くんが、相当感受性高くてチョロい所も好き。石上くんも、生徒会入って相当変わったよねぇ…多分、良い方向に。
畜生藤原がノーモーションのネタバレをパナし、ミコちゃんがまた悪徳の栄えに顔を青ざめさせ、ボーイズが同罪のネタバレをパナし、まーたミコちゃんの純情が剥き出しのエロスに傷ついてオチ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
第1、第2エピからの連動も含め、テンポが凄く良い。
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こんだけソドミー爆撃で心を傷つけられたら、『もう生徒会こない!!』ってなりそうなもんだが。まぁ”魂”救われちゃったからなぁ…来るしかないよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
今回はミコちゃんが生徒会の身内として、部屋の中でコメディに参加するシーンがなかったので、今後ジワジワお家に入れてあげて欲しいネ!
つーかボーイズの無自覚ネタバレ爆弾がホントひどすぎるし、そらー藤原もキレるわ、って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
今回はエピソードをギュッと詰め込んで高速で回すことで、パワーとテンポがいい具合に畳み掛けてきて、作品の根本的な強さを再確認できた感じ。
笑いに貪欲だし、的確な所が良いよね。ちゃんと笑える。
さて次は…と思ったら、早めのEDで一拍子取って…乙女ゲー始まった!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
ネタの諸要素を的確に抜き取って、クオリティ高く弄り倒す巧さはBGMの使い方とかで既に証明済みだが、今回も凄い。つうかヒドい。
良い感じのスチル、マジやめてください。
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起こっているのはいつものアホバカ生徒会であり、藤原書記土俵入りでそれも判るのだが。つーかココの関取ムーブ、異常に仕上がりが良くて感心しちゃった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
かぐや様はアホなので、読んだフィクションにすーぐ現実認識が侵食されるのだ。
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お脳が少女マンガに染まったので、本来気がないはずの石上くんも、湿度高い口調をぶん回す乙女ゲー星人にジョブチェンジである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
『オメーの”芯”はどこにあるんだよ!』と聴きたくなる、フラッフラの浅はかさ。それもまた、年相応の可愛げになるよう、気合を入れてバカやってくれている。
こういう阿呆なお遊びを、かぐやに許してくれるのが生徒会という場所、白銀御幸という人なのだろう。良いこと、立派なことじゃないか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
まぁ雰囲気に酔っ払いすぎて、自分の土足で蹴り飛ばすんだけどなかぐや様。お前は本当にバカだねぇ…。
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『ここが水族館だから…』という謎ポエムは、愛しいあの人にはさーっぱり通じなかったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月25日
男二人のアクアリウムも大変楽しく、青春は元気に駆動を続けている。
何かが変わり、何も変わらない僕らの生徒会は、一体どこに転がっていくのか。微笑みつつ見守りたくなるエピソードでした。次回も楽しみ