恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
恋花タワーを巡る攻防は、哀しみを滲ませながら終わった。
しかしブラックスワンの陰謀は、より深く、より広く世界を侵す。
目覚めぬ人々、残酷なる選別。
立ち上がる決意を固めた”わたし”に、差し伸べられるゼンの手。全ては、より善き明日を掴むために…。
そんな感じの最終回目前! 未来チートでバキバキ巻いていくぞッ!! な恋プロ第11話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
一人シュタインズゲートで経験点を稼ぎまくったCEOが、まどろっこいしいリサーチとか全飛ばししてくれたおかげで眠り姫計画編はサクサク進み、各イケメンの現状とか描写出来る余裕もできた。
悪しき正義と決別するパイセンとか、闇の奥でうっそりと悩むアレスとかも良いんだが、とにかくキラ aka 闇の太陽神”ヘリオス”が凄すぎ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『恥ずかしい事を恥ずかしいと思いながらやるのが、一番恥ずかしい。だから本気で』
ゴッドがマッキーに授けた教えは、転生しても生きてたな…(少ハリ脳)
つーわけでガンガン進めていくぞッ! な第11話。マジツメツメだし、アプリからぶっ飛ばした要素も沢山あるんだろうけど、それがスピード感とてんこ盛りの満足に繋がってるのんで、アニメ化というのは面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ここら辺は原作知らないからこその気楽さかなー
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イケメンに連絡がつかなかろうと、メディアとして一人の人間として、やれることをやる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『どう見ても大丈夫じゃない先輩とは、連絡を密にしておけよ…』とも思うけど、”わたし”ちゃんはやっぱりパワフルで前向きだ。
足踏みしない主人公なのは、話の進行上も助かる。
ここで取材と調査に走り回る所からスタートするのが、”わたし”ちゃんの地べた感で好きなわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
お仕事要素、正直異能サスペンスの濃厚さに押し流された感じもあるけど、ビジネスパーソンであること、報道人であることは彼女の大事なアイデンティティ
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アレスから預かったお守り(元自殺脅迫アイテム)に思いを馳せつつも、一歩ずつ地道に”仕事”していく描写があるのは、そういう彼女が好きな自分としては助かる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ん、だが。
『足で稼ぐ地道な調査とかやってても、もう尺はヤバヤバのヤバなのよ!』ってんで、未来CEOが展開を巻きに来た。
ただでさえエグゼクとしての性能が高いのに、未来知識とループ経験値で最強に強まった、後期型CEO。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『過程をすっ飛ばして結果だけを手に入れる!』とばかりに、事件の裏にあるブラックスワンの陰謀と、奴らのアジト情報を音速で叩きつける。
あ、”ストーリー進行を助けた”にチェック入れて(FEAR脳)
櫛の歯が欠けるようにイケメンと連絡がつかなくなる、薄暗い展開。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ゼンの登場で”わたし”ちゃんも図太い反応と素敵な笑顔を引き出されて、空気がちょっと良くなる。大量の情報も届いたしなッ!
…ここで”仕事”が中折するの、やっぱビジネス要素は弱めだな終盤戦。しょうがないけど。
亜音速でアジトに飛び込み、超音速で時間停止窃盗をブチ込む手際に、ループでの辛い経験が透けて見えるけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
非常に頼りになる後期型CEOを先頭に、闇に光を差し込み真実を暴いていく。
夢を通じた、強制的なエボル覚醒。犠牲者の屍から、新世界は芽生える。
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おもしろ愉快集団の気配もあったブラックスワンだが、やっぱやってることは洒落にならねぇクソクズであり、ぶっ倒す前に悪行を見せつけるのは大事だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
能力暴走させて土塊に変わる犠牲者の悲惨さとか、しっかり見せて最終局面に入るのは大事よね。悪役はしっかり憎まれねぇと…。
まぁ悪辣に書きすぎると、アレスが戻ってくる余地がなくなってくるので、調整難しいと思うけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
それを止めようとする秩序サイドも相当ろくでもない中、”わたし”ちゃんはバランスの取れた、対話中心の道を選ぶのだと思う。
そこで”恋”が効いてくるのは、面白いなー、と思う。
あんだけのイケメン騎士団に取り囲まれつつ、”わたし”ちゃんが恋にDOKI☆DOKIしてる様子とか、あんまねぇわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
その気はなくとも、四人のエボル男子は皆気のいい……自分を捧げても悔いないレベルで気が良すぎる、一緒にいたいと思えるナイスガイ揃いである。
ハデスの急進主義も、対策局の絶滅主義も、そんな出会いと交流を潰してしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『おめーらのやり口だと、エボル男子と”恋”出来ねーだろーが!』という所に主役の反論がまとまりそうなのは、作品が扱ってきたトキメキと世界の命運が面白く絡む感じで、なかなかいい感じだ。
そんなわけで、この女は特に意識なくゼンの胸に体重を預けるのだった。だって怖いんだもん…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ホンマ無意識に運命に介入し、男心をくすぐる天然のファム・ファタール過ぎて、”わたし”ちゃんは凄い。狙ってやってるならTAIHOだが、無垢は無罪。
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ロマンスチャンスに体重預けたら、悪の研究員に見咎められてピンチなのは、いい感じの恋プロだけど。時々こういう、真顔のギャグぶっこむからな…時々?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『CEOは出会いも共有してるし、物理的距離も近いから”アド”多いよなー』と、ここでは思ってたんですよ…ループ真実が明らかになる前はね!
一方その頃、先輩は信じた正義に銃弾を浴びせられ、誓いのバッジを地面に置き去りにし飛び立った。N◎VAのイヌ枠で絶対やりたいやつー!(TRPG知らない人置いてけぼりですいません)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
基本先輩の正義の戦いは、”わたし”ちゃんが絡まぬ孤闘である。
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しかしその魂の奥底には、惚れた女、命を守ってくれた恩人に相応しい正義を貫く意志が燃えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
遠く離れた女のために、泥に塗れた正義の為に、一人戦い傷つく。
このぼっちバトルが、ハク先輩を辛口正義の味方として際立たせていて、他のメンズとも違う魅力になってると思う。
”わたし”ちゃんへの私情から遠い、凄く公的なモチベに命かけちまってる義人っぷりと、その背骨を恋情が熱く焼いてるパッションの強さが、僕から見た先輩の魅力なんだよなー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
凄く正統派にヒーローしてる。かっこいい。
汚れた正義に裏切られて、力が弱ってる描写も良い。そんだけ信じてたのだ。
そこに駆けつけたパパンが、先輩の戦いにどう絡むのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『ここはヒキかな~』と思ってたら、とんでもない解法をエピソード最後にねじ込まれて、壁までぶっ飛ぶこととなるわけだが。
恋プロアニメ…絵作りの強さと魅力ある強引さで、必要な要素全部詰め込むパワー型テクニシャン…。
闘争のさなかに明かされる、秘めたるゼンの真実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
何度繰り返しても、掌を通り過ぎる運命。タイムリープ能力者として完全覚醒を果たしても、愛しい人は消えていく。
いやだからさぁ…当人にちゃんと言いな! 『重荷になる…』とか、変な気遣い止めなッ!
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『岡部くんと同じポジションなら、そら強くなってもしょうがねぇな…』と納得した、シュタゲ大好き人間であるけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
恋プロの男たちは、自分の魂を固めちまった運命の出会いとか、今の自分を突き動かす熱いエンジンとかを、”わたし”ちゃんに教えず抱え続ける。
これを出しちまうと、その人のルートで確定しちゃう大爆弾なので、まぁ抱えるしかないってのもあるだろうけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
生き方を決めてしまうほどの重荷に、自分が関わってるって知ったら、相応の対応しなきゃ”嘘”だもんなぁ…。
とあれ、男と女の思いにはギャップがある。その秘めたる熱量が物語を駆動させる
まぁ俯瞰で見ると、”わたし”ちゃん誰とも恋の入り口にすら立ってないので、事件解決してから恋愛頭脳戦開始ッ! でも良いんだけどさ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
トキメキシチュエーションを大量発生させつつ、主人公の記憶喪失を活用して初心で(ある意味)無責任な状況を生み出し、サスペンスにも絡める。
こういう筋立ての妙手と、『CEO強くなりすぎじゃない? 経験点どんだけぶっ込んだの?』というツッコミを作中でやるトンチキさが同居するのが、このアニメの面白さである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ほんとアソコの漫才爆笑しちゃった。そろそろ終わるからな! イケメン四人、新フォーム揃い踏みだぜ!!
そうしてたどり着いた闇の奥、ラスボス・ハデス降臨である。影使い系のウロボロスかぁ…(ダブルクロス脳)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
世界を破滅させる覚醒の夢は、お前が生み出したもの。
”わたし”ちゃんの当事者性をモリっと上げる、いい感じの真実暴露で主人公、怒りの覚醒だッ!
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今までは遠い未来からの回想だった、アバンでのナレーション。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
それが今回、現実と連続した発話になったように、”わたし”とエボルを巡る戦いの距離は近づいている。もう、どこか遠くで転がる他人事ではないのだ。
話が終わるに際して、こういう間合いをしっかり詰めるのは大事よね。
自分の運命を捻じ曲げ、自分の力を悪用し、自分が望まぬ未来を引き寄せる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ハデスの行いは全部”わたし”に関わっていて、それが流され型主人公の瞳を開かせ、当事者意識に目覚めさせる。
やっぱねー、お話は主役が『これは私の物語だ』と吠える瞬間が、一番面白いよ。
そんな闘いを闇から見守る、白銀の太陽神。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
き、キラきゅん…そのコートどこで売ってるんスか! コスパの通販とかっスか!
最強に強まった”厨二”の権化であるが、一切のテレがないので最高にかっこいい。
やりきる。それが大事なんだ。
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超アイドル&スーパーハッカーから、伝説のマスターマインドにフォームチェンジしたヘリオス。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
しかし彼が変わらず”キラ”であることは、惚れた女を見守る表情一つで分る。瞳の色の切り替えも、非常にいい仕事をしておるね。
人知れずこういうアシストするあたり、やっぱエボル男子重いわな…。
闇を抜けたどり着いた、黄金の夕日。やっぱ明暗をシーンの意味合いと絡めて切り替える演出は、この作品の芯だなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
やっぱ”わたし”ちゃんは明るく剽軽な顔してるほうが可愛いので、CEOといると一番魅力的に見えるな。図太い側面がよく出る。
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もう、巻き込まれただけの犠牲者じゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
血塗られた過去を、呪われた未来を自分の手で突破し、希望の光を掴むのは他でもない、私なんだ。
主人公が主人公であることを自覚し、強く宣言したシーンで非常に良かった。
残り一話だが、遅いって感じもしない。自覚しないだけで意志も因縁もあったし。
やっぱハデスのヘイトアーツ(身内用語。悪役が散々ヒドいことをして『よし、コイツぶっ倒すぞ!』という気持ちを盛り上げるための技法)が優れていて、上手く”わたし”と物語に火を付けてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
隣で支えるイケメンと同じくらい、壁になって立ちふさがる敵のツッツキは、熱量上げる上で大事だよな。
しかし決意を固めたからといって、状況が動くわけじゃない…とか、そういう常識的なことはいいんだよ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
『物語テンションは、火傷しそうなほど盛り上がってる…なら一気に最終決戦だぜー!』というわけで、届くサイコメトリー手紙、内部リークでバレるアジト
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シモンは”わたし”ちゃんの能力も仔細に知ってるし、ハデスをハメるモチベもあるしで、そんなにご都合でもないんだけどね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
遠い月を、それでも待ちわびる。悪の幹部の背中には、恋情が匂う。
それよかパイセン、アンタだよ! 何だよそのコポコポシリンダー…フリーザ編のベジータじゃねぇんだぞ!!
どう考えてもトンデモな絵面なのだが、クソ親父の力を借りてでも決戦に挑む力を手に入れる強い瞳が、”本気”なんだと教えてくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
眼の作画に込める力加減を一回も間違えないことで、ギャグとシリアスの間にある細いラインをしっかり捕まえて、笑いつつ心に響くのは偉いなぁ、と思う。
というわけで、超高速で眠り姫計画の全貌を暴き、主役が自分の物語へと覚醒するエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
凄まじいスピード感で転がしつつ、お話の勘所をしっかり握ってるのが高プロアニメの良いところだと思うのですが。
そういう強みが、非常にブン回った話でした。
最終決戦前に
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
ゼン 未来知識とループで手に入れた鉄心
キラ ヘリオス覚醒
ハク コポコポパワーアップ
シモン アレスの正体暴露
と、別次元の強さを暴れさせる理由付けを果たして挑んでいるのが、非常に良いと思います。
ラストバトル用新フォーム…少年ハート、くすぐられるぜ!
運命の結節点は、闇に浮かぶ豪華客船。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年9月23日
おあつらえ向きの舞台で、”わたし”は数奇な運命に、人類革新の闘いに、未だ始まってもいねぇ恋に、決着をつけることが出来るのか!
たっぷり楽しませてもらった恋プロアニメ、次回の最終回も、絶対面白いでしょう。楽しみです!