D4DJ First Mixを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
サンセットステージを賭けた対決で、Photon Maidenは敗北した。
しかしそこで感じた新たな色が、咲姫たちを一歩先のステージへと導いていく。
初めてのリミックス、与えられるだけではない曲、出会いと変化。
少女たちの魂は輝く場所へと繋がり、広がっていく。
そんな感じのフォトン回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
立ち位置的には負け犬なのだが、前回しっかり貼った伏線を最大限活かし、勝ち負けの先にある変化と絆で魅せるエピソードとなった。
サンセットステージへ直行する勝負論ではなく、色んな縁と決意が繋がり、広がっていくどっしりした歩み。
このアニメらしいBPMで話数を使って、Photon Maidenがしっかり好きになれるエピソードを届けてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
りんくを中心に描かれている、繋げて広げるDJの良さ。
それが咲姫達を主役に置くことで、別の角度から良く見える回だったと思う。
フォトン通すと、ハピアラがデカく見えるぜ…。
勝ち残るもの、負けて落ちるもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
学内ランキングとは言え勝敗は明白であり、しかしそれが人生の全てではない。
ハピアラは3セットステージに向けて気合を入れ直し、むにちゃんはりんくのお行儀を注意する。
姫神Pが、負けに過剰にこだわらない所が良い。
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外見からして”圧”ある姫神Pと、フォトンの小娘達がそこまで心で繋がってない硬い感じが、前回から引き続き漂う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
部活感覚仲良しこよしなハピアラ、あるいはスクラム組んで”てっぺん”までのし上がったピキピキに比べると、Photon Maidenは横にも縦にも、繋がりに硬さがある。
しかしだからこそ、信頼を育んでいくドラマもどっしりと描ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
何かを感じ取りつつも確信に手が伸ばしきれない感じの、衣舞紀の表情。
見つけた色を言葉にしきれない、咲姫の視線。
そういうものをちゃんと切り取るからこそ、繋がった時の輝きも強くなる。
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笑いを生む時の”間”の使い方が、サンジゲンのコミカルな表現力と合わせて特徴的なこのアニメ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
言葉にはならないが確かに漂ってて、変化の瞬間を待っているぎこちなさを切り取る時も、焦りのない呼吸でしっかり、頑なさをカメラに入れてくる。
こういうところの処理が、やっぱ丁寧な気するね。
話の本筋から外れたところで、チマチマ描写を積んで後の説得力を支える動きは、ピキピキにも現れている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
クールに興味なしと跳ね除けていたハピアラの音に、思わず耳をそばだて、勝負も見守ってしまう。
しのぶの変化を、響子はとても嬉しそうに見ている。ママかよ…
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本気になったしのぶに惚れ込んだからこそ、始めたDJ活動。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
自分以外でも、しのぶの興味を引き本気を引っ張り出してくれる相手と、熱を帯びてるしのぶが好きなんだろうなー、と思う。
それが自分も惚れ込んだ才能なら、なおのことだ。
学園の頂点に立つ女達は、微笑みながらも貪欲だ。
クライマックスを飾るサンセットステージは、冒頭真秀が言っていたようにピキピキとの決戦になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
1クール最大の盛り上がりを受け止める巨大な壁が、尊敬できる生真面目さと、人間味に満ちた可愛げをちゃんと持ってると地道に積んでいくのは、計画的で的確な描写だ。
一方学園の”てっぺん”に挑む道を閉ざされた咲姫だが、その瞳には共感覚の残影がまだ残っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
麗の”Brand New World”はハピアラの道だけでなく、対戦相手にも新しい道を開いていく。
顔を上げ、新たに掴もうとする色。それを、伊舞希も肩を並べ見ようとする。
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このアニメのDJ野郎の類にもれず、咲姫もシコシコ真夜中PCに向かって、必死に曲を作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
Remixしている曲が歌うように顔を上げ、新しい風に心を洗おうと、地道な努力を積み上げていく。
すぐには上手く行かないだろう。それでも、見えたものがあるなら、立ち止まることは出来ない。
引っ込み思案で感情表現が上手くはないけど、感受性が豊かで強い想いを秘めている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
エピソードの主役席に座った咲姫はかなり面白い子で、くるくる変わる表情が豊かな内面と、静かに燃える野心を語ってくる。
このきれいな顔した子が、かなりガツガツしてる所が良い。
真秀(あるいは響子)と同じように、咲姫の初挑戦は簡単に結果を出さない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
しかしDJミサミサの推薦を背中に受けて、届くべき人に届く。学内ラジオとコンテストが、新たな才能と出会う入り口、知ってもらう機会を担ってる描写も、リンクの一つで結構好き。
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自分たちに勝ち、先を行く真秀が気づいた欠点を教えてもらおうと、ピタピタ付きまとう咲姫が可愛らしい。ピンクのバッタって何…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
この子もおとなしい顔をして、自分の胸に湧き上がった感覚を無視できない、情熱系女子なのね…良いよ、そういうの好き。
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凄い勢いでグイグイ食いついて、咲姫は真秀から学びを得ようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
その勢いに気圧されつつも、先達として導きを与える姿が、第8話のしのぶに重なったりもする。
リミックスコンテスト、勝てなかった挑戦、確かに掴んだキッカケ。
咲姫の歩みは、第2話の真秀のリフレインでもある。
立場を変えつつ同じ立ち回りが繰り返されるのは、個人的には凄く良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
ユニットや音楽性は違えど、本気でDJをやってる奴らは必ず、同じ場所に足を置く。
その時誰かが導いてくれたから、真秀も先に進めた。
だから今度は、咲姫に自分が導きを手渡す。
繋げて、広げる。ブースに立たなくても、DJはDJだ
そういう度量が真秀にも出来てきたと解るのが感慨深いし、Peaky P-keyに挑むクライマックス前に、挑戦者の資格をシッカリ掴み取っているとも感じられる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
導かれ頼る側から、新たに進み出す背中を押す側へ。
たった1クールの物語の中で、少女達は確かに成長していると判る構成だ。
『ドラゴンフルーツ好きだから』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
そんなシンプルな理由で選び取ったDJネームは、しかし咲姫の静かな思いを上手く反映していると思う。
自分だけに見える光を掴んで、もっと高く。
その思いが呼ぶのは…突然の死ッ! 覗き込むところの表現力スゲーな…。
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咲姫が生み出した新たなRemixは、Photon Maidenの視線を一つにまとめる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
誰かに与えられるのではなく、自分たちで生み出した新しい光。全員で共有できる、確かなヴィジョン。
思い切って踏み出して、鼓動が導くままに突っ走って、出逢った誰かに支えてもらう。
ここまでハピアラ主役で進んできたビートは、Photon Maidenらしい色を随所に見せながら、心地よく転がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
りんく相手に思わず表に出ていた、乙和のやりたいこと。
間近で受け取る、ノアの微笑み。
…おかしいな、TLで受け取った情報だとアンタ相当なキチ…
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ともあれ、少女たちの可能性は咲姫を起点にお互いに広がり、ユニットの内側と外側、何かが繋がっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
泣いたり笑ったり、素直に表情が切り替わる乙和ちゃんの可愛さが今回元気で、大変良かったです。
あざとさ真っ直ぐに突き刺して、素直に萌えさせる腕力強いよなー、このアニメ…。
というわけでまた麗ちゃんが可愛い~~~~情緒の表現型が幼稚園児~~~~。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
Photon Maidenのリーダーとして、一つ年上の先輩として、咲姫を気にかけてた落ち着きが麗との会話でも元気なのは、大変いい。ユニット越えた交流、ホッコリするなぁ…。
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りんくがその直感で掴み取った、ハピアラの正解。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
一人ひとりがユニットに不可欠で、その個性と絆が音楽になっていく。
用意された世界観を”こなす”だけだった結果、負けてしまった自分たちを任した相手が、見つけていた光。
麗もまた、それを惜しげもなくライバルに分け与え、思いを繋げていく。
挑んでみたい。変わってみたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
そんな思いにGOが出て、往くぞ勇気の新ステージ! 乙和ちゃんは弱気可愛いねぇ…。
そんな仲間を勇気づけるべく、麗経由で受け取った言葉。
与えられた世界観の奴隷ではなく、望む音楽を形にしていく同士として。
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言うならばこの”暁(Fruits Mix))”こそが、Photon Maidenにとっての”Encounter With Light”なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
アコースティックの柔らかな音色を活かし、パフォーマンスもやや柔らかめ、VJも鮮やかでナチュラルな光が映える。
地平の彼方に見える、私達の新境地。
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前回の”暁”と対比することで、Remixという行為が同じ旋律をどう変化させ、それをVJやパフォーマンスがどう活かすかが、良く見えるステージだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
この変化を飲むにはある程度のDJリテラシーがいるわけで、作中地道にインスト積んできたからこそ映える、勝負の舞台でした。
姫神Pもニッコリな、若人たちの変化。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
それは当人たちが勇気を出して、新しい風に身を任せたからこそ生まれた。
そしてそれは様々な人との繋がり、そこから生まれる広がりが生み出したものだ。
DJに何が出来るか、青春の歩みと上手く重ねて魅せるエピソードだったと思う。
負けから導きを得ようともがくPhoton Maidenがいることで、彼女たちに惜しげもなく手を差し伸べるHappy Around! の”格”も上がったし、それが最終決戦に向けて期待を高めることにもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
エピソードの主役を濃厚に描きつつも、このアニメらしい目配せがよく効いた仕上がりでした。
そして次回、遂に火が付いちまうんだよなぁ…大鳴門と愛本の”過去”によ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年1月16日
どう考えても感情大爆発しかねぇネタが、ハピアラにどんな波紋を撒き散らすのか。
無敵人間だったりんくに付く傷は、ダイヤモンドを輝かせるのか。
むにちゃんの限界感情は、どんだけ炸裂するか。
次回、楽しみしかねぇぜ…。