イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/05/01 ブラッドパス"シャドウ・イン・ザ・ミラー"

昨日は紅緒さんと伏見堂さんを相手に、ブラッドパスを遊んできました。

シナリオタイトル:シャドウ・イン・ザ・ミラー システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

伏見堂さん:"死神"ジャン・ジャックマン:外見30代前半:夜者=火華 ぶっきらぼうな態度と乾いた人生、愛銃SAAで武装したガンスリンガー。元ヴァンパイアハンターであり、過酷な運命に傷つけられながらも、戦いの日々を歩き続けている。グラサン黒スーツ。
紅緒さん」杜若朱姫:27才女性:傀儡=監者 どんな存在にも成り代わりうる、天才潜入捜査官。複雑な過去と脆い人格を人形めいた仮面の奥に隠し、半ば壊れた人生をよろめく傀儡。グラサン黒スーツ。

というハードボイルド血盟で挑む、十回目の"シャドウ・イン・ザ・ミラー"です。大変面白かったッ!
ついに十の大台に乗った"シャドウ・イン・ザ・ミラー"は、毎回違うシナリオになるようギミックを仕込んであるシナリオであり、TRPGの醍醐味である参加者同士のコミュニケーションによる物語生成、そこに漂うムードと面白さの多彩さがより大きくなるシナリオと言えます。
今回はPLお二人の個性、それが強く反映されたキャラクターの味わいが色濃く出て、シーンシーンの描写が非常に細密、かつ濃厚なセッションとなりました。
お二人のしっかりした描写や心情吐露に引っ張られる形で、僕も結構良い速度の描写をたくさん積み上げることが出来て、コミュニケーションの面白さと同時に演出と想像力が絡み合って一つの物語を編み、共有していくストーリー・テリングの面白さが、強く出たセッションとなりました。

これは物語の巧さや資質だけでなく、目の前で一緒に遊ぶ同卓者への敬意、面白い物語への貪欲な熱意、生み出された仮想存在への強い没入があってこそ生まれる面白さで、凄くTRPG的な体験だと思いました。
自分が生み出したキャラクターに強い思い入れをいだきつつ、それに振り回されすぎて他人が見えなくなることもない。とてもいいバランスでお二人が駆け抜けてくれたおかげで、僕のマスタリング、即興での物語生成もなかなかいい感じに回ったかな、と思います。楽しんでいただけたようで、とても良かった。

お二人にGMするのは初めてだったんですが、自分のいい所も、お二人の素晴らしいところもよく出て、とても良いセッションだったと思います。ゲームが終わった後に凄く熱く、自分が駆け抜けた物語とキャラクターの面白かったところ、萌えたポイントを怒涛のごとく語ってくれて、お話の土台を用意した甲斐があったなぁ、とつくづく思った。
TRPGプレイヤーとしての僕の"強み"はアドリブの速度と強度かなー、とは思ってて、"シャドウ・イン・ザ・ミラー"はそれを最大化出来るようにギミックを組んでもあるわけですが。テキトーに煮えたりしみじみしたり、思いついたこと面白くやれてGMも楽しかったです。こういうのは化学反応なので、良いPL、良いセッションをやんないと生まれないからなー。

というわけで、大変良いセッションとなりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。