アイカツプラネット! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
ついに開幕したPPG。
準決勝を前に、愛弓と明咲は杏主催のパーティーで足止めを食らう。
決戦を前に炸裂する、強い想い。
そこから生まれた奇跡はドレシアを変え、新たな奇跡がアイカツプラネットに舞い降りる!!
そんな感じのPPG準決勝である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
最初に、剥き出しの感想を置いておく。
極めて残念である。
終局を前に色んな要素に決着をつけるべく、要素が非常に多く、また駆け足な印象を受けた。
一個一個のネタが面白そうだからこそ、それを膨らませる余裕もなく終わっていくのが悲しかった。
ルリ VS ハナの決着、杏が愛弓を求め束縛する感情の暴走、愛弓から明咲への強い思い、それを受けて変化するドレシアと決戦。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
どれもしっかりやってほしいネタであったが、結果として時間を使って煮込む余裕もなく進んでいってしまった印象を受けた。
ローズ登場以来勝負論が熱かったからこそ、ルリ VS ハナにもしっかりと掘り下げを行い、二人だからこそ描けるバトルを見せてほしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
前回濃厚にルリちゃんの話だったので、その余波でギリギリ成立はしているが、このカードである意味、そこから生まれるドラマは正直なかった。
Wステージで圧迫された尺の中で、杏が愛ゆえに愛弓さんを束縛し、全てが終わってしまう決着を引き延ばそうとするのは、感情がデカくて好みであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
エイミーさんは真顔になったときの芝居がよく映えて、杏が抱え込むただならぬカルマが色濃く出ていた。
のだが、終わり方があまり良くない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
これも勝負論が熱く燃えた弊害だと思うが、キューピットとローズの準決勝にどんだけ重たいものが乗っかっているから判るからこそ、杏の暴走は洒落にならない。
勘違いを端緒とし、急にプラネットにワープして水が入る展開は、その重さを引き受けるのに正直足らない
ルリ VS ハナで一話、キューピット VS ローズで一話使えていたら、この駆け足で惜しい感じはかなり薄れていたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
だがしかし、実際には一話に圧縮され、おまけにドレシア進化ネタまでねじ込む形となった。
せっかくの大仕掛け、これも事前にネタ振りしとくとか出来てれば、良い芽が出た気もするな
杏の愛弓さんへの感情と、ストイックモンスター・愛弓が自分と正反対な明咲に寄せる気持ちは、アイプラでも一番陰影が深く、面白いなと思っていた部分だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
だからこそ、杏が暴走に至るまでの葛藤や歪みを描写して欲しかった。それがないと、やっぱり勝手な子に見えてしまう。
いやまぁ、何を描こうが勝手ではあるのだが、愛ゆえに縛り、終わりを否定するエゴの強さってのは、ここまで描かれた杏ちゃんのキャラと噛み合っていて、しっかりやってくれたら『正しくないけど否定できない』つうラインに、上手く落とせた感じもあんのよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
何がどうなろうと、絶対に譲れない情念。
それがふわふわお菓子テイストのキャラクターからメラリと滲んでいたから、杏ちゃんを好きになった部分が僕にはあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
だから暴走自体は『まぁやるよ…栗六杏だぞ…』って感じなんだが、描き方と使い方がやっぱり残念だった。
せめて引退と誤解するシーンは、実際の場面で見たかったなぁ…。
杏ちゃんの激重感情縛鎖で足踏みする、愛弓と明咲の決着。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
ここは二人共今までキャラ立て上手く行ってたのもあって、そこまで食い足りない、語りたりない感じはなかった。
アバンで見返す、デビュー当時の映像。
真逆だからこそ、軽々超えられたからこそ受けた、心地よい衝撃。
どっかズレたポップな変人性を見せつつも、”闘う”という一点においては異様な熱量と実力を持つ明咲も、登場以来デカい存在感を印象づけ、作品に勝負論の背骨をしっかり立ててくれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
彼女たちの全てが決着する、運命の勝負。
その決着が特別なドレシアで左右されるのであれば、その出現もしっかり時間を使って必然として描いてほしかったし、何が優れているかの描写も欲しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
いやまぁ、筐体連動の都合だとは思うので、扱い難しいとは思うけども…。
愛弓さんのフレンズ宣言も、杏ちゃんの想いが実った喜ぶべきシーンと受け取るべきなんだろうけども、何しろ駆け足なので余韻がなく、強引に決着をつけるためのピリオドとも思えてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
何にしても、ネタがもってる潜在能力を引き出し切るだけの尺が、全てにおいて足らなかった印象だ。
7月から新展開なのか、それとも2クールで終わるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
確かなことは分からないけど、アイプラPPG編はかなり急いでいる印象がある。キャラの要素を強引にでも描き切ろうとする意欲を感じる。
今回のツメた構成も、その一環なのだとは思う。いち視聴者からは想像できないくらい、色々大変なのだろう。
それでもしかし、やっぱりもう一話、余裕を持って描いて欲しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
僕は今回後半で扱われた三人のキャラクターと関係性、溢れる感情が特に好きだったし、ダンドリ感強めで終わってしまったルリ VS ハナも、ここまで膨らませた勝負熱の恩恵を、しっかり受け止めて描いて欲しかった。
しかし、そうはならなかった。なれなかった、のだと思う。それでも、やはり残念である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
描かれた事自体は、今までの彼女たちに嘘がない物語だったとは思うが、しかし示された結末だけではなく、その間を埋める一個一個の描写と感情の軋みがあってこそ、結末は胸にしっかり落ちる。
そこを納得し切るには、やはりどうしても弱く、駆け足な描写だと僕は感じてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
次回PPG決勝、二人のハナの闘いはアイプラを総括するバトルになると思う。
そこをやりきるために、このエピソードがこういう形になるしかなかったと、納得することは当然出来ないだろう。
しかしそう思わせてくれる仕上がりでなければ、非常に強い軋みを感じさせる構成と描写になったこのエピソードがある甲斐が無い。無さ過ぎる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年5月30日
アイカツプラネットの良い戦いと、良いドラマと、良い終わりを望む。
次回も楽しみですね。