Sonny Boyを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
最果ての駅で、”骨折”は心の声を聞いていた。
人知れず誰かの物語を盗み聞きしても、何も変えられない自分。
ただ真っ直ぐ進む希に希望を託し、彼女は朝風と”戦争”殺しの武器を探す旅へ進む。
一方サイハテ島では、長良が漂流の真実を探るべく、ナイフを構えていた…。
そんな感じの、Sonny Boy第10話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
とりあえず、希が死んだ。
能力遺物たる”コンパス”に変わったそれは、既に死んでいる彼女が一つの決着を迎えた証明かも知れないし、常理から解き放たれた漂流者達は死ぬことがないのかも知れないけど、やっぱり希は死んだんだと思う。
薄らぼんやりと正体が見えない戦争を、神様に選ばれた万能感のために殺す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
朝風くんの思春期迷路は、手に入れた銀色の”死”でいちばん大事な人が死ぬという、苛烈な結末に終わった。
誰かの憧れで、導きで、変化を生み出す存在だった若者が死ぬ。
見ているこっちも、大変に辛い。
彼女がとても危うい場所に立ってる描写は第1話からあって、だから『いつか死ぬかもしれない』とは考えていたけども、こうも呆気なく、死というものが常にそうであるように唐突に死んでしまうと、覚悟を越えて胸を抉る哀しさと納得がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
永遠の中学三年生にとって、とても遠いもの。
年経たところで、別に付き合い方が判るわけではないもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
それを朝風くんは間近に突きつけられて、長良くんは全く知らないところで導きを奪われる。
崖に落ちた希の気持ちも、残される彼らの気持ちも、僕には慮ることしか出来ないけど。
判ることなど、けして出来ないけども。
静止した停滞に囚われつつ、それでも一歩ずつ自分を変えて、悩みつつ前に進んでいた歩みを見守っていた立場として、”死”は辛い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
いつだって、それは辛いものなのだ。
概念が具象化し、心理が風景に変わる特別な世界でなら、人間を越えた神様になれる。
朝風くんが囚われかけた、優越の檻。
希の死は巨大なハンマーとなって、その驕りを打ち砕くだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
『クソガキから成長できて、良かったじゃん。元々死んでたし、コピーだし』
そんな風に思えるのなら、ここまでこの物語に付き合っていないわけで。
危うくも真っ直ぐ世界を見つめ、色んな人の導きになってきた希が好きだから、大変に辛い
なので、この結末の先にどんな物語を繋いでいくか、”死”を求め漂流を求めた神にどんな決着を付けるかは、俄然熱を帯びてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
抽象と寓意に満ちた物語でも(だからこそ)、人の死は死だ。
それが誰かに仕組まれたものならば、贖われなければいけない。
最後の戦いは、おそらく弔い合戦である。
さて物語は、モブに見えてた”骨折”が実は強能力者で、人間の心理を物語として読めると暴露して始まる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
沢山の人が行き着く駅の雑踏に、滲む欲望と嘘。
その只中にいながら、少女は何も変えられない。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/ZMqdtwdZxE
神様の如き力を手に入れても、この物語にいるのは成長を封じられたクソガキばかりだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
自分を求めない朝風の気持ちを聞きながら、それを打破する勇気もなく、暗い水に心を反射する。
表に浮かび上がった思いを拾い上げても、×印が未来に蓋をしてどこにもいけない。
”骨折”が読む朝風くんの物語は、年相応に背伸びし、何者でもない自分に思い悩み、あき先生の巨乳に安らぎを感じる…なんとも可愛らしいものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
特別であることを求め、誰かに憧れ優しくしたい気持ちを、上手く表現できない思春期に、小林千晃の声帯付けたような少年である。
どうやっても素直になれない彼の、裏のない思いを視聴者に伝えるべく、読心能力者で一気に彫り込んでいく話運びは豪腕だが、そういうことが許されるのが、この漂流世界の良いところである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”現実”なるもののリアリティが蓋になるなら、異能とルールでぶち壊して、書くべきものを書けばいい。
そんな自由なイマジネーションが、自在に世界を変貌できるアニメーションという表現と、かなりいい噛み合い方をしているのも、この作品の良いところだと思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
揺れ動き、形を変える。
ちっぽけな思春期の心は、常に巨大な世界に反射し続ける。
それが出来るのが、アニメの強さだ。
”骨折”は朝風の停滞した思春期、自意識を聞きながら、そこに適切に介入できない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
この停滞は漂流者全てに敷衍していて、彼らは出口を見つけられないまま、この世界にコピーされて停留し続ける。
電車の行き先も、戦うべき敵も見えないまま、ぼんやりと流れる時間。
その先に突破していけるから、長良くんは主人公なのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
彼はニャマゾンの真実を、猫の気持ちをラジダニ方程式に加えることで推測していく。
世界の真実を探る足場が、物語が始まった島なのは『行きて帰りし』類型を強く感じて、大変に良い。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/BsZ9zlKoFi
紫色の夕暮れに、佇む猫の姿が大変に良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
命をコピーできる能力を、あえて封じたさくらの気持ち。
前回モノローグされたものを、長良くんはしっかり推察して、自分のものとして受け止める。
ラジダニが残した研究成果を、それと組み合わせていく。
流れていくものは、何一つ無駄ではない。
それが最後になると知らぬまま、希と長良くんが歩く海岸がとても綺麗で、話が終わった後に見返すと涙が出てくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
ずっと続くと思えた平穏を、”死”は残酷に切断する。
それはコピーされる前のオリジナルで、卒業式の机に飾られていた花にも、宿っていた残酷なのではないか。
長良くん達がはじき出された”現実”でも、希は非常に呆気なく死んでいて、取り残された卒業生たちはその理不尽を時折反芻しながら、希のいない世界に取り残されるしか無いのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
幻想的な世界で描かれる悲惨は、形を変えずに現実にも転写されているのではないか。
”骨折”が心を読めればこそ、その揺るがなさに敬意を抱いていた、真っ直ぐな瞳。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
これも、今後見ることは出来ない。マジ辛いんだが…。
その強い輝きが僕も好きだったから、”骨折”が希を特別な存在として、希望を込めて見てくれているのが嬉しかった。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/NhgU2wkbeF
神様に望まれて、”戦争”を殺す死を掴む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
あき先生は論外として、朝風も特別なクエストに浮かれて、”骨折”の傷をちゃんとケア出来ない。
希はなにか遠いものを、危うく見上げ続ける少女ではあるが、目の前の魂が傷ついた時、見落とすわけではない。
傷を受ければ苦しく、ご飯もちゃんと食べたい。
そういう人間のベーシックを、ちゃんと解って正しく振る舞う姿は、自身の”死”を知ってなお揺らぐことはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”骨折”の折れた腕は、静止した時間の中で治ることはなく、足首に傷は増えていく。
永遠の中にとらわれていても、木石のごとく無感動でいられるわけではないのだ。
希はそういう風に揺らいで、傷ついていく人間の在り方に、非常に敏感で誠実だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
長良くんが、優しく在りたい自分に臆病であった時。
出口なき鬱屈が、長良くん一人に投げつけられそうになった時。
いつでもその正面に立って、自分が正しいと思うことを真っ直ぐ、誰かに伝えてきた。
その在り方に輝きを見出しつつ、朝風はツンツン跳ね除けることしか出来ず、”骨折”は見ていることしか出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
しかし傷を癒やし共に食事を摂る歩み寄りが、少女に真実を語らせる。
バスに乗っても駅についても、どこにもいけないと嘆いていた少女は、希と間近に触れ合うことで変化していく。
思えば長良くんも、希が根気強く、裏表なく正しさを手渡し続けてくれればこそ、今主人公として力強く、サイハテの島に立っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
そのありがたさにしっかり感謝を伝え、恩を返したいと居住まいを正せるまで、まー結構かかった。
しかし、確かに変わったのだ。
”骨折”の異能が顕になったことで、一行が秘めていたものは炸裂を開始する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
まーたあき先生のおっぱい攻撃に朝風がバブバブ沈んでいきそうなところで、携帯電話が挑戦状を届けて、朝風は希と…彼女を慕う自分自身と向き合うしかなくなる。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/Sp4Yi88vw0
希が使っていなかったスマホを、あえて使うようになったのは自分の”死”を知ったからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
朝風に”決着”を求めた後、それを谷底に投げ捨てられたのは、彼女自身の終わりを認めて、そこから歩み直す気概を、この旅で固められたからだと思う。
それは”骨折”に伝播し、少女は笑い合う。
聞こえてしまう誰かの物語を前に、足踏みをするのを止める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
メッセージアプリで交換される、糊塗された社会性を投げ捨てて、ありたい自分を掴み取る。
その決断はいつだって、爽やかな風に満ちている。
でもその前に、伝えるべきものを伝えないと。
帰るべき場所に帰り、変えるべきを変えないと。
希が挑戦状を叩きつけることで、朝風はあき先生が乳房から与える安らぎに溺れる道ではなく、真っ直ぐな瞳を借り受けて己の願いを、弱さを見つめる道に進める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
自分が掴んだ正しさを、より広く手渡ししていく意志と力。
そういうモノが、希にはある。あるいは、取り戻した。
この希”らしさ”の回復に、彼女が導きとなった長良くんからの返礼が深く関わってるのが、俺は凄く好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
『助けてくれて、ありがとう』
そう伝えられる長良くんになったのは、やっぱ希が『君は優しくて、強い人だよ!』と見つめ、信じ続けてくれたからじゃん。
世界の真実を知って、死んでる自分を思い知らされて、希も凄く揺らいだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
谷底に落ちてくスマホは、そんな動揺の季節を越えて希が立ち上がる象徴なんだけども、それは長良くんに優しく出来た希自身に、帰ってきたヤマビコでもある。
その再起の現場に、長良くんが直接いないのが良い…
ん、だけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
千尋の谷にいかにも落ちそうな、危うい場所に立ってることを希は意識せず、絵手紙を書く。
長良くん達の元に帰ってくるきは、満々だったってことだ。
そういう子が、さっくり死ぬ。
世の中そんなもんと飲み込むには、マジで辛い。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/4FWRTGcZw6
”骨折”が読心能力を告白したことで、運命のドミノは倒れて、希と朝風くんはまっすぐ対峙するしか無い状況に身を置く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
尊敬できない相手と、付き合うことは出来ない。
スッパリと力強く、相手に斬りつける一撃はしかし、切り捨てることとは違う。
希の強い言葉で、朝風は自分が尊敬できない存在になってしまっていることに、否応なく気づいたのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
ただただ強く、正しく、真っ直ぐに進むその在り方に憧れるのは、自分にはそんなものがないから。
この特別な世界で、特別に手に入れた力だけが、自分を特別にしてくれると思えたから。
その醜さを直視すること…直視させてくれる強い光に出会うことが、何かが新しく始まる兆しとなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”骨折”も朝風も長良くんも、みんな希の強い瞳に、そんな導きを感じていた。
そうやって真っ直ぐ立つことは、同時に危うくもあると、幾度も描かれる崖のモチーフは告げている。
朝風は能力を使い、永遠に囚われた世界を終わらせることで”死”を手に入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
それは”戦争”に向かって彼を英雄にするよりも早く、希を殺す。
致死の弾丸が誰に飛んでいくかなんて、銃手に決められるものではないのだ。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/KzyuZemk7X
この唐突なあっけなさは、希を常に崖っぺりに起き続けた演出に支えられて、ある種の必然としても受け止めた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
『ああ、落ちるだろうな』
けして認めたくはないけども、そう思いながら希を見てきた。
その引き金が、朝風くんの英雄願望であること。
それを可能にする異能が、ここで発動しないこと。
”骨折”が読んでいた物語は、あくまで表層思考を言語化したものであり、言語に出来ないものは読めない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
心に浮かび上がってくる言葉を拾い集めれば、人間が判るというわけではない。
世界の果てに思えた場所の奥には、千尋の谷が更に広がっていたのだ。
朝風くんの英雄願望が、深層心理で希の死というイベントを願い、力を発現させなかったのかどうかは判らない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
それは”骨折”の能力で読めるものではないのだ。
理不尽な偶然であり、深甚な必然でもある希の死は、ひどく呆気なく、だからこそ効果的に”死”の手触りを伝える。
お前が特別になりたいと、弄んでいた”死”はこういう手触りだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
死体すら残らず、ただ”コンパス”だけが取り残される谷底に、朝風くんは膝を折る。
俺もマージでガックリだったからな…そらそーだ。
あきッ! テメー何考えてんだッ!!
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/imOgM8A6Mx
”骨折”とともに食べていたビスケットも、もう空っぽでなくなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”死”はそんな風にあっさりと、とても大事なものを奪っていく。
なぁ朝風くん、そんな鉄砲握って、本当に英雄になりたいのかい?
希の不在が、朝風くんを導く最後の”コンパス”になってくれないと、あんまりに哀しい。
心に真っ赤に避けた傷、吹き付ける風、終わりから生まれる銀の銃、ある少女の死とコンパス、虚しい糧。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
やっぱこのお話、ヴァニタス的な絵解きを視聴者に静かに要求してきて、しかしそこから受け取るものを言語化出来ないとしても、不定形の印象がしっかり刺さる作りである。
画面に切り取られたもの一つ一つが、確かな意味を持っているとは思うのだけども、必ずしもそれを明確にせずとも、言いたいことは判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
解らずとも、最低限”感じられる”センスがある人しか、もう視聴者として残ってない感じもあるけどな!
間違いなく難しいアニメだけど、俺は大好きだよやっぱ。
心の表に浮かび上がるものだけを追いかけても、真実は見えてこない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”骨折”の読心能力が物語を先にすすめるキーとして描かれつつ、その限界も見えてくる今回、朝風くん自身意識していない無意識が、『皆を守る力』を不発にして、決定的な終わりを引き寄せた。
でも不定形の無意識だけが人間の真実ではないし、意思を込めて、言葉に刻みながら進んでいく未来と融合してこそ、形のない魂は力に変わっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
希の死を知らぬまま、長良くんは一つの実験に挑む。
確かに首を切って、両方を殺したはずなのに。
(画像は"Sonny Boy"第10話より引用) pic.twitter.com/rtoK4pLasf
瑞穂の能力が生み出したコピーは”死”を超えて、オリジナルは二人の糧になっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
誰かにナイフを持って殺してもらうのではなく、自分の手で確かめる。
そのための犠牲になったものは、最低限の節度として親子丼で食う。
二人の涙と、希譲りの真っ直ぐな視線は、世界と自分の真実を捉えうるのか。
『コピーが死なない』という瑞穂の能力は、もしかしたらお婆ちゃんと死別して、三匹の猫と離れ離れになりそうな漂流前の状況と、関わってるのかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
”死”は唐突に、ひどく理不尽に大事なものを壊す。
なら、それがない世界へ旅立ちたい。
そんな願いを、神が掬い上げて漂流が生まれた…のか?
これまで裏に隠れて表にならなかったものを、長良くん達は掴んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
その実証的なスタイルが、既に島から旅立ったラジダニに似ているのも、爽やかな継承を感じていい。
長良くんは、別れてこそ差し出されたものの意味を、より良く発現できる人なのかもしれない。
とすれば、希はさればこそ彼の”コンパス”としての役割を、強く果たすのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
そんな事を考えつつも、あの強く真っ直ぐな瞳を持った少女が死んでしまったことが、僕はとても辛い。
朝風や長良くんや”骨折”がそうだったように、俺も希が好きだったんだよ…。
それを手に入れれば、特別な英雄になれると。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
神様が約束した”死”は、朝風くんが一番大事にしたかったものを奪っていった。
瑞穂が知らぬ間に遠ざけていた”死”、この世界を生み出した”死”。
それは銀色の残酷として、形を手に入れた。
それで”戦争”は死ぬのか。それが解決で良いのか。
希が問いたいだろうものを背負って、少年たちは×印の先に進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月21日
進むしかねぇだろ、こんな事が起きちまったらよぉ!
希が残したコンパスが、何を示すか。
それを見届けるためにも、残りの話数は瞬き禁止となりそうです。
次回も楽しみですね。