イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/09/23 スチームパンカーズ『咲き誇るは花蘇枋』

今日はスチームパンカーズのオリジナルシナリオを遊んできました。初GM

シナリオタイトル:咲き誇るは花蘇枋 システム:スチームパンカーズ GM:コバヤシ

シェンツさん:星めぐる:18才女性:シンギュラリティ=マスターガジェット:女優 皇国少女歌劇団を夢見、浅草の見世物小屋などを経由しつつスタァになった素朴系少女。訛り剥き出しのド田舎力と、天才女優の片鱗を併せ持つ。実は強靭なフィジカルを誇る、新陰流と相撲の達人。
二次元くん:朱雀院朱鷺子:15才女性:ノーブル=アーマードリム:貴族 日本有数の財閥、朱雀院の若き当主。ゾディアックにまつわる陰謀により父母を失い、その遺産である大型蒸気甲冑”朱雀”を駆って、陰謀に立ち向かう気高き鳳雛。アーマーの動力は原子力
新米くん:松元せん:18才女性:チャレンジ=スパイテック:記者 松元新聞社の新人記者……を名乗る、政府系諜報機関のエージェント。俗な性格であり、地面に足のついた立ち回りを特異とする常識人。戦車学校崩れであり、スカウトの経験が豊富。

こんな連中が、皇国を揺るがす陰謀と闘ってきました。大変楽しかったです。
何でも接頭語として”蒸気”つければ存在してしまう、不思議帝国ハイカラージャパンを舞台に、演劇青春物語とエスピオナージが混ざり合うシナリオを作って遊びました。
公式で蒸気劇場が存在するので、思いっきり逆手に握って趣味を振り回し、かげきしょうじょでスタァライトでル・カレで高村薫という、好きなものを得意なコースでぶん回す感じのシナリオに。
スチームパンカーズのシナリオ自作するのは初めてだったのですが、シナリオ構造が的確にシステム化されて、インフォメーションダンジョンを組むのもやりやすく、食いごたえと処理の死やすさがしっかり両立したシステムでした。
やっぱここ数年のシステムはGMの負荷、シナリオライターの負荷をいかに軽減していくか、つうところにトレンドがあり、そこで研究された知見がしっかり実プレイに反映されて、軽く楽しく手応え満点の、楽しいセッションが生まれるように作られていました。

やっぱ世界観が魅力的で、ワールドパートを楽しむうち脳裏に広がった妄想を、思う存分シナリオに叩きつけては物語として整える作業、それを実際のゲームとしてみんなで遊ぶ行為が、大変面白かったです。
やっぱ自作シナリオは『こうなったら面白いだろうなー』と考え、色々工夫した部分がズバーっと手応え十分に受け止められたときが最高に気持ちよくて、そういう風に豊かな反応を孵してくれる仲間と遊べて、本当にありがたいことだなぁ、と思わされました。
PLの皆がシナリオに体重を預けて、深めに踏み込んでゲームに参加してくれたり、そんな重心のかかり方を的確に見きってあえて軽めの立ち回りをしたり、楽しい時間を過ごすために周りの顔色を見ながら、自分のやりたいことをガシガシ叩きつけていく時間というのは、やっぱり良いものです。
そういう時間を皆が楽しむために、自分の思いついた物語が助けになる瞬間ってのはやっぱ良いもんで、それをスマートにクレバーに助けてくれるスチームパンカーズってシステムは、本当に良いシステムだなー、と思いました。やりたいことがストレスなく形になってくれるのは、やっぱりありがたい。

というわけで、大変楽しいセッションとなりました。同卓していただいた方、ありがとうございました。