※訂正
画像引用を『八話より』としていますが、全て『九話より』です。訂正させていただきます。
ラブライブ!スーパースター!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
ラブライブ開催決定!
その一報はクゥクゥの血液を沸騰させ、恋を加えた五人に新たな目標を与える。
しかし名前なき白紙の五人は、それに挑む資格を保たなかった。
輝く刃物、唸る不協和。
果たして少女たちは、己のアイデンティティを掴めるのか!?
そんな感じのドタバタ青春珍道中、五人になったLiella初のギャグ回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
『やっぱコイツラがワイワイキャーキャー、騒がしく青春してる姿は可愛くて良いなぁ…』と、しみじみ思えるエピソードだった。
”可愛い”で終わらせるには、所々にクレイジーが滲むが…それもラブライブ!(多分)
テンポ良くポンコツとトンチキを連打し、凸凹ながら大変仲良し五人組が、同級生らしい壁のなさでよっしゃよっしゃわっしょいと、青春を疾走する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
…だけで終わらず、集団としてのアイデンティティ、スクールアイドルとしてのテーマでしっかりまとめるのが良かった。
開幕”刃物(ヤッパ)”片手に、最高の笑顔。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
待ちに待ったラブライブ開始つうことで、序盤からクゥクゥの体温がヤバい。
やっぱりこの女が、Liella! の核燃料である。
どう制御棒をねじ込んで、どう暴走させるか。それが話しの勢いを決める。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/PiOyR5J4Yx
決戦の舞台は代々木競技場、はたして平安名の見果てぬ夢は形になるのか!?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
湧き上がる仲間たちに、ラブライブガチ勢はビシバシ釘を刺す。
クゥクゥは情熱で突き進むエンジン役だけでなく、これから立ち向かう壁の高さに驚く仕事もやってて、ただのクレイジーでは無いのよね。
今回は出だしから皆可愛くて、ラブライブ伝統”生えてくる構図”も飛び出し、なかなかありがたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
ヘヴィな情念を扱わないエピソードは、底抜けに明るくアホな空気が元気に暴れて、気分良く話を飲み干せる。
葉月恋が肩肘張らず、友達と楽しく話せてる姿も、大変ありがたい。
決戦のバトルフィールドに挑むのに、絶対的に足りないものが一つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
おバカ人間の頭をまたぐように飛び出すサブタイトルは、『一体お前らは、どんなスクールアイドルなのか?』と問いかける。
その答えは、なかなか出ない。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/IAcb04YkOY
皆が好き勝手絶頂暴れ倒し、てんでバラバラ黒板に書きつける願望。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
くるくる回りながら、”丸”に取り憑かれた寝言を吐き出し続けるちーちゃんとか、ノートに沢山案を書いてるのに表に出せない恋とか、とにかくまとまりがない。
外部に頼ろうにも、反応がない。
このケオティックな状況から、ドタバタ走って何かを見つけていくのが、今回のエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
噛み合わないドタバタを元気よく、友情と青春のキャンバスにぶつけて絵が出来ていく様子自体が、力強く弾んでいて楽しいのは良いこと。
アホやってても、『元気いいなぁ…可愛いなぁ…』で見れちゃう。
ライブチャットとか配信とか、ちょっと今っぽいネタ引っ張ってきて、ドタバタの中に時代製出してくるのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
こういうちょっとした所で相談に乗ってくれるサニパさん、面倒見のいい先輩として存在感出してるねぇ…好きよ。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/v9bhh1XbJ9
通話背景にキャラの個性が出てたり、配信チャット欄を通じてLiellaの現状が見えたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
ワチャワチャなスラップスティックであるが、結構情報量の多いシーンである。
考えてみれば代々木フェスでの特別賞以来、色々活動はしてるわけで、ファンも居るよね、既に。
グダグダ極まるライブ配信は、五人になったLiellaがまだまだ一つのグループとして、戦う状態にないことを教える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
打ち合わせすらしてねぇド素人感が、”スクール”アイドルのスケッチとして面白かった。
ここから、泣いて笑ってお互いを解っていく感じか。
それにしても、かのんの頬がよく伸びる…。
俺は既に葉月恋のモンペ気味なので、かのじょが友達の頬をむにょーんと引っ張って、ワイワイ騒いで笑ってる姿を見るだけで、結構感無量である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
辛いことが沢山あって、頑なに自分を守っていた子なので、鎧を外しドンドン弾けて欲しい。
幸せであって欲しい。
さておき、サッパリ呼吸が合わない現状を痛感したかのん達は、アジトと化した葉月邸で無駄なアガキに勤しむ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
所々異様にパースの効いた、過剰な迫力のある絵が飛び出してきて、妙に面白かった。なんだこの遠近法…。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/eiW74NrWu5
ここまで筋の通らねぇ運命に叛逆し、誰かのために奮戦し続けてきた澁谷かのん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
彼女を先頭に突っ走ってきた物語は、ここで平等性を問うことになる。
まー四人がかのんちゃんに頼るのは、ある意味しょうがないとも思うけど。
他人の人生に深く刺さりすぎなんだよなぁ、この人…。
かのんちゃんが頼りがいと清潔感、困難を突破していくパワーに満ちた主役であることは、この話のとても良いところだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
ここまで彼女が物語の真ん中に堂々立って、色んなことに挑み、色んな人に手を差し伸べ、色んな輝きに飛び込んできたこと。
それはお話のブレない軸として、しっかり物語を支えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
しかしメンバーが全員揃ったこのタイミングで、かのんワントップな姿勢を見落とし、五人が一体どんな集団なのか、どう未来を目指すべきか問い直すことも、また必要だろう。
足腰も固まって、そろそろ権力分散の頃合いである。
コミカルな表情も交えつつ、何者でもない私たちの今を探る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
クラスメイトの何気ない一言に、突破口を見出し影から出ていくのは、やっぱりかのんちゃんである。
そらー、チビもなつくわな。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/nMsWKbMccJ
僕はチビとかのんちゃんが仲良くしている姿が大好きなので、”週一”で供給いただけると、とても助かるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
『皆私頼み!』と不平を漏らしつつも、かのんちゃんは皆を引っ張っていくだけのカリスマと、何かを見つける発想力に、突出した才能を見せる。
思わず側に寄って、頼りたくもなる説得力。
他のメンバーはクラスメイトの指摘を、アピールポイントのない弱さと捉えて影に引っ込むんだけども、かのんちゃんはそこにこそ詩想とアイデンティティを手に入れて、光の中に走り出す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
その背を追うことで、仲間は影から飛び出せる。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/OLdQwwjFP1
集団から最初に駆け出すファーストペンギンとしての強さ、皆を引っ張るフロントランナーとしての強さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
それがよく出た、夕焼けの風景である。
こういう事ができる子だから、この物語の主人公であるし、周りの連中も慕い付いていくのだ。
そこに説得力があるのは、とても良い。
掴んだ光を忘れぬうちに、走り出すそれぞれの思い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
”Dreaming Energy”をBGMに、疾走する青春を小気味よく見せる演出が良い。
やっぱ原宿が現実よりも、ピンクで眩しい幻想郷と描かれてるの好きだなぁ…良いファンタジーの味わい。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/Oh1kAW3Tss
辞書をたくさん持って言葉を探るかのんちゃんが、父の影響も受けつつ作詞に才があると判る描写。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
クリエーターとして一人挑む彼女に、ちーちゃんがたこ焼きでエールを送る場面。
噛み合わないドタバタの間にも、確かに育まれていた友情。
そういうものが、歌にまとまっていく。
今回は澁谷かのんにとって、Liellaにとって”創作”とはどういう事なのかを、明るく楽しく探り描くエピソードでもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
スクールアイドルはセルフ・プロデュースを是とする芸術集団でもあるので、こういう話が一個あると、話の彫りが深まってありがたい。
こんな風に歌を編むのだ、というテストケース
物語が始まった時は、お互い、てんでバラバラに勝手なことを書いてた黒板に、今はそれぞれの”好き”と、自分たちを言い表す言葉が描かれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
閉ざされていた窓を開け、今白紙の自分たちを素直に、世界に問う。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/96YTequTQ1
最速で澁谷の隣を抑えに行く嵐の”圧”とか、一話で二度も”刃物(ヤッパ)”抜く上海製の核弾頭とか、最後までビビりつつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
始まったばかりだけど、色んなものを”結ぶ”存在として選び取った名前を、堂々衆目にさらして、物語は新たなステージへ。
やっぱクゥクゥはすげぇよ…。
ここでLiellaのユニットコンセプト、ラブライブ挑戦を通じて物語が世に問うものが鮮明になったのは、とても良いと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
白紙だからこそ、始まったばかりだからこそ、溢れる強い力。
何者でもないからこそ、何にでもなれる可能性。
スクールアイドルのど真ん中って感じで、大変良い。
これを武器に挑む、ラブライブ! という目標。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
前回ラストカットと同じく、視線はいつでも上向き、目指すのは高い高い空だ。
重力に全力で逆らうこの飛躍が、やっぱりこの作品の…”ラブライブ!”の魅力なのだろう。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/qGMBDxtcme
というわけで、五人ドタバタ仲良く楽しく、ゴロゴロ転がりまわるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
弾ける元気と明るい楽しさ…そしてむせ返るクレイジーで終わらず、集団としてのアイデンティティ、突破者としてのかのんの強さがよく見えて、とても良かったと思います。
やっぱ、イイハナシで終わるのは大事やね。
ここで表現集団、創作者としてのアイデンティティを彫り込んだことが、今後の物語でどう生きるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
手に入れた名前を高く掲げて、青春に飛躍していく彼女たちの明日が、もっと楽しみになるエピソードでした。
皆可愛かったなぁ…次回も楽しみ!
あと”リエラのうた”は今回も最強可愛くて、またキレてた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
本編ではドヤバな暴走超特急なのに、クリームソーダ色にしっかりまとめて、可愛さでボコボコ殴ってくるのは卑怯だと思う。
やっぱこの…ひたすら押し込んでくる”圧”が好きよ…。
(画像は"ラブライブ!スーパースター!!"第8話より引用) pic.twitter.com/cZgXtopqfq
あ、配信に『結ヶ丘入りたい!』ってコメントが有ったの、恋がああも必死になっていた事がスクールアイドルやることで、ちょっとでも報われつつあると解って大変良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年9月28日
あの子が背負う荷物が、仲間と一緒に青春爆走することでガンガン軽くなってくれると、俺はほんとに嬉しい。