ワッチャプリマジ! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
みゃむから突然飛び出した、コンビ解散宣言。
自分に夢を追いみゃむと進む資格があるのか、悩むまつりの背中を、様々な人が追う。
強がりは寂しさを覆い隠す仮面と、告げられぬ弱さが暴走する時、少女たちが起こす奇跡とは…!?
そんな感じの第4話にしてクライマックス、まつみゃむしか勝たんッ! なプリマジである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
第1話からテンポ良く圧縮率高く進めてきた話だが、あっという間に感情の天王山に駆け上がっていった。
みゃむの禽獣っぷりもそのための布石とは…恐れ入ったぜ。(多分半分ぐらい天然でクズ)
予告段階ではまつりにフォーカスして話を進めると思っていたのだが、蓋を開けたらみゃむ軸で掘り下げていく形に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
にゃんじいも魔法界から顔を出して、幼少期のエピソードやら強がり少女の本心やら、色々話してくれる。
遠隔落雷で『おしおきだべぇ~』して終わらせないの、マジヤバい感出てて良かった
みゃむがまつりから離れようとしたのは、一つには制御不能な魔法力がコミュニケーションを阻害し、孤独がさらに人格を捻る…という、負のスパイラルが原因。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
マジをたくさん集めててっぺんに立たないと、自分みたいな怪物を好きになってくれる人はいない。
にゃんじいの指導も完全にビビらせてるだけで終わっちゃってて、心配が伝わってない感じなんよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
結果、魔法以外にすがるものがなくて、凄く焦る事になる。
…第1話のうずまきナルト感あるよなぁ、みゃむ。(女体化したイルカ先生が抱きしめてくれること含む)
プリマジでトップを目指すのは、自分を愛してもらうため。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
虚栄や憧れとは少し違った、孤独と焦燥が焦げ付く心理は、憧れればこそ自分を卑下するまつりに不甲斐なさを、真っ直ぐてっぺん目指すひなに頼もしさを感じさせる。
魂の根っこに繋がった願いだからこそ、譲れないし頑なにもなる、と。
ひな先輩も状況をとにかく煮込まないと解決しないと判断して、いい感じに一芝居うつ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
前回見せた頼れる先輩っぷりは健在だが、ジェニファーがここに絡んでくることで、ただピカピカ眩しいだけじゃない黒い感情がチラつく。
ライバルがまつり達を見初めた時、眉間に宿る深いシワ。人間の証明…ッ!
この爆弾が炸裂するのは先の話として、まつりはにゃんじいに事情を聞き、かつて出逢ったネコちゃんの寂しい瞳など思い出しつつ、自分の気持ちと向き合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
『偶然に思えたものは運命であり、初対面に見えて既に太い縁で繋がってる』つうターンオーバーを、四話で早速キメてくるあたり坪田文はこえぇ。
あのとき泣いてる自分を慰めてくれたネコちゃんが、他ならぬ運命のパートナーであることに気づいた時、運命はまた一つ鼓動を早めるのだと思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
今回、凄くデカい感情がゴロンと関係性を大きく転がす回なんだが、横幅広く色んな種まきもする欲張り仕様なんだよなぁ…。
橙真くん周りの話がイイのもその一つで、ベランダ越しの幼馴染距離感を活かし、そこから一歩踏み込んだエールを送るの、凄くハンサムだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
まつりに『幼馴染だもんね…』と言わせた後、二人のパフォーマンスが心を打ったから、ファンとして戻って欲しいって引き出すの、良い運びだったな。
身近な同情を超えて、アーティストとしてユニットとして他人の心に訴えるものを、まつりとみゃむは生み出せてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
ジェニファーが気にかけているのも、そんな化学変化を期待してだろう。
しかしみゃむの尊大な羞恥心と臆病な自尊心は、奇跡に背中を向けてしまう。
ここまで受け身なまつりが、アグレッシブなみゃむに引っ張られる構造で話が進んできたわけだが、逃げるみゃむに追いつくためにはまつりが前に出ないと始まらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
その構造を作るために、色んな人がまつりに語りかけ、エールを贈り、状況を作っていく。
そして、プリズムストーン大階段前の対峙。
ここでまつりに、ツンツン強きなのは弱さを守るための鎧であり、逃げてるのはみゃむの方だと言わせたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
それが真実だからこそ、みゃむは否定して逃げたがる。
そしてそんな弱気の一員は、まつりがプリマジに賭ける本気を、ちゃんと形にできていないことにある。
自分が魔法界のスタンダードに馴染めない異端者であり、孤独で寂しい存在なのだと認める強さは、幼い少女にはない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
それを認めてしまえば自分が壊れると知っているからこそ、野心溢れる功利主義者の振る舞いで、寂しい瞳を隠そうとする。
でもなぁ…まつりにはそれ、もう見られちゃってるんだわ…。
徹底して自分の中の、そしてまつりと共有している真実に向き合えないみゃむは、ジェニファーが差し出したレアコーデに誘われる形でステージに上る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
やっぱりファン気質が抜けきらないまつりを、憧れのプリマジスタ出して、ここで描いたのは面白かった。
自分を導くスーパースターを、本気で倒す。
そういう決意を必要とする展開が、そのうちやってくるのだろう。来年の八月くらいかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
メタ読みはさておき、合いの手無しの寂しい”マジ・ワッチャパレード”に、整わないまま魔法を使おうとして、自身を巨大な怪物に変化させてしまうみゃむ。
マジはただの力ではなく、正しい心と連動してるのが判る
制御不能な怪物となった孫娘を止めようとしたにゃんじいを、橙真くんが止めるのが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
マジでまつりを信じって、心の底から好きなんだな、と思ったね、あの瞬間。
ひな先輩の解散煽りもそうだが、当人が解決しないと超えられない壁に、見守りつつ向き合わせる人たちの描写が、今回多かったと思う
孤独な自分を隠すために、力を求めるフリをする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
力を認めさせることで、孤独を埋めていく。
そんな心理から逃げ続けてきたみゃむだが、魔力大暴走の土壇場でようやく、己の赤心と向き合うことになる。
望まず手に入れてしまった、暴走する魔力。
本当に欲しかったのは、力じゃない。
みゃむの聖痕がマジの過剰にあり、まつりの弱点が自身の欠如にあるの、文字通り凸凹が上手く噛み合ったコンビだなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
今はみゃむを他人…と、自分の本当の願いから遠ざけてしまう強い力が、プリマジやる中で制御可能になって、未来に進む力になればいいなぁ。
それは先の話として、まつりは微動だにせず怪物の本性を見定め、鋭い爪ではなく寂しい瞳に手を伸ばす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
グイグイ来る年下に手を引っ張られていた女が、遂に年長者の面目躍如、乾いた心に染み込む優しき慈雨…。
偏ってた関係性が、危機に爆破されて対等になる展開大好きよ。
まつりはみゃむがいることで勇気が出るし、みゃむはまつりに欠けていたものを補って貰える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
ここまでまつりからみゃむに差し出せるものが明確じゃなかったんだが、幼い彼女が制御不能な心≒魔法≒才能に、恐れず対峙できる落ち着き、欲しかった掌を差し出せる優しさが、その答えであると今回解った。
泣いてる子供を抱きしめられるのは姉…あるいは母ゆえの強さであり、見ている観客にとっても愛が奇跡を起こした特別なドラマとなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
アクシデントを追い風に変えて、LOVEを世界に広げる舞台の魔法。
アーティストとしても、結構いい感じの舞台にまとまってるのが良い。
先週 ↓ みたいなことを書いたわけだが、蓋を開けたらこれまでのムードを見事に反転させて、年下が年上に鎧を外し、溢れる涙を全て預ける理由を見事に開示するエピソードとなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
そう…こういう炸裂を待ってたのよッ!
お互いズブズブ、それが理想…。https://t.co/Pa5oHJ1vQm
全てが終わりひとつ屋根の下に暮らしていく日常を取り戻したみゃむが、誰にも言えなかった思いをまつりに伝え、それを微笑みながら受け止めてるシーン、大変良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
本当に欲しくて、でもけして掴めなかったモノをくれるから、アナタは特別。
それが二人を繋ぐ、大事な鎖だ。
キャラクターのクリティカルな部分を、最短距離で一気に射抜く話運びとなりましたが、手際と勢いの良さを感じても、唐突な食い足りなさは皆無。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
ここら辺はドタバタボケる所、生臭いカルマで押し込む所、キラキラの夢と涙を燃やす所のメリハリが、よく効いてる成果なのだろう。
『みゃむ…あんなに”ハラ”見せちゃったら、もう一見おとなしいチュッペに一生ズブズブじゃんッッ!』と、デカい感情運命の邂逅で人間の生き様がネジ曲がる瞬間大好き人間、大変興奮しておりますが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
今後もOnly Youな強い思いで、お互いを縛りながら天まで駆け上がって欲しい。ズブズブ往けッ!!
いやー…にゃむの力への執着はぜってぇ、か細いアイデンティティが裏にあると期待して、それが炸裂する瞬間を待っていた身としては、120%のアンサーが全力投球されて良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
お互いがお互いを必要とする理由が、出会いが既に為されていた描写と合わせて、荒波のように全てを持っていきました。
四話にして一つのピークを駆け上がった感じのある主役ですが、まだまだ二人のプリマジは始まったばかり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
現状性格ゲロカスの可愛いやる夫でしかないみるき先輩の、内面に切り込むであろう次回、一体どんな物語が待ち受けるか。楽しみです。
まーた一筋縄では行かねぇうねりをもってんだから、みるきも
しっかし、『オメーも年上なら、手引かれるばっかじゃなくグイグイ押せよ!』と、軽くフラストレーションタメてたまつりが、押すどころか孤独な魂全てを抱く圧倒的年長者力で爆破してくる押し引き、メリハリの付け方うまいなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
狙った所に体重かけさせて、反発生んで、スパーンと切り返す。
この巧さと気持ちよさで、グイグイ話とキャラに引っ張り込まれてる感覚が、期待と信頼を強めるわな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年10月24日
味付けの濃い戯画的な造形を、空っぽにしない作り込みが随所に感じられて、『あー女児アニ…あープリティーシリーズ…』って感慨にビタビタ浸ってる。やっぱこの感じ、俺好きだわ。