イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

2021年 コバヤシのTRPGまとめ

0 はじめに
2021年もたっぷりTRPGさせていただきました。
色々まとめていこうと思います。

 

1 プレイ回数 

GM 25
PL  17

オンラインコンベのGMに呼んでいただいたり、思わぬ所から縁ができたり、カッツェ以外の場所でゲームをたくさん出来た一年でした。
誘っていただけるのは本当に嬉しいことなので、それに報いられるプレイング、ゲームの周辺を自分なり差し出しながらゲーム楽しめたら良いかなー、という感じです。
全体的にプレイ時間を短縮する方向にシステムが進化しているため、プレイ自体のハードルが下がってきてるのも良いことかなー。
あと時勢の噛み合ったオンセの隆盛ですね。

2 システム 

ブラッドパス 17
天下繚乱 5
ラストレクイエム 3
スチームパンカーズ 3
拳禅無双 3
ビーストバインドトリニティ 2
光砕のリヴァルチャー 2
トーキョーN◎VA THE AXLERATION 2
プリンセスウイング 2
終末紀行 1
エモクロアTRPG 1
ダブルクロス(クロウリングケイオス) 1

今年遊んだシステムは以上の12。
TRPGシーン全体が活性化してるのを受けて、新しいシステムがモリモリ出てくる状況にある程度キャッチアップして、色々遊べているのはありがたい所。
オンラインコンベのGMを2回やったのと、”シャドウ・イン・ザ・ミラー”が回数を重ねる系シナリオなので、ブラッドパスが回数ぶっちぎった。
やっぱFEARゲーの正当進化系をNGPが継いでる感じはあって、プリンセスウイングにしてもスチームパンカーズにしても肌にしっくり来る。
ここに力入った本家本元正当進化系、ラストレクイエムがキッチリ殴り込みをかけてきて、まだまだ健在だと教えてくれた。
天下繚乱はよねちょくんがショートセッションを積極的にやってくれたので、それで分厚くなってる感じです。

 

3 自作シナリオ振り返り

・シャドウ・イン・ザ・ミラー(ブラッドパス)
昨今のTRPGシーンにおける『体験としてのTPRG』に、自分なりキャッチアップするために仕上げてみたシナリオ。
毎回絶対に別のシナリオになる仕掛けがしてあるため、回数をやるのに向いている。
今年前半はずーっとこれを遊んでいた年だった。
自分で言うのも何だけど、よく出来たシナリオだと思う。

 

・天使は灰から蘇る/人か、神か、鬼か(光砕のりヴァルチャー)
1ON1システムの現行最強系、リヴァルチャーは半自動的にシナリオが現場で手びねりになるため、自作シナリオの範疇に入れてここで喋る。
アドリブセッションの妙味というか、キャラ案に『俺はこういう物語がしたい』というメッセージを込め、GMサイドがフィアンセを作ってキャラレベルで、戦闘に至るまでの物語でストーリーレベルで呼応し、お話を編み上げていく。
完成度の高い戦闘システムに目が行きがちだが、アドリブの精度と深度をシンプルなシステム運用でしっかり高めた、ストーリーテリング補助機構の強さも、リヴァルチャーは褒められていいと思う。

 

・鬼童丸死すべし(天下繚乱)
よねちょくんが巻き起こした天下繚乱ショートセッションムーブメントに、全力で乗っかって仕上げたシナリオ。
結局超悪くて強いやつが好き勝手絶頂やってて、PCが全力を振り絞ってそいつを打ち負かす物語が好き(だし、エンタメとして安定感がある)ので、そういうシナリオばっかり作ってる。
システムが変わると基本構造の周囲を流れる空気も変わるし、システムが要求する障害としての能力、味付けも必ず変化するので、基本構造がおんなじなのはあんま気にしないようにしている。
良いことは何億回やっても良い。

 

・地獄城血風録(ブラッドパス)
オンラインコンベに合わせて、そういやブラッドパスってド直球に吸血貴族相手取るシナリオあんまねぇな、と思って、自分の考えるVS吸血鬼のスタンダードをねじ込んだシナリオ。
BLPのシナリオ構造をあえて窮屈にハックして、普段と違う味付け、ダンジョンハック的な面白さをどう盛り込むかと、『首が吹っ飛んだあとで、悪役の悲しい過去が流れてくる』鬼滅メソッドがTRPGでどう機能するかが、シナリオとしての挑戦しどころ。
自分が面白いなー、と思っている所に結構共感して貰えた感じで、手応えのあるシナリオだった。

 

・咲き誇るは花蘇枋(スチームパンカーズ)
大正スチパンが面白かったのと、”かげきしょうじょ!”が面白かったののあわせ技で、帝都歌劇団ネタをやりたくなって作ったシナリオ。
自分がアイドルシナリオ作ると、なぜか必ずスパイの哀しい宿命と混ざって独自の蒸気が出るのだが、これもまたクセなんだと思う。
世界観が持ってるいい雰囲気を活かし、なかなかいい塩梅に整えられたと思う。

 

・ずっとお城で暮らしてる(プリンセススイング)
トロピカルージュプリキュアの劇場版が大変良かったので、丸パクリしてPWに流し込んだシナリオ。
『ライトでガーリィ』つうキャッチを素直に飲めないひねくれ者なので、世界観の薄暗い部分を触りつつ、あくまで希望に向かって進んでいく感じの展開を作った。
油断するとすーぐ極悪生命体をぶっ飛ばす話に落ち着くので、こういうリリカルな味付けもたまにやったほうが良いわな。

 

・邪竜死すべし -Dragon Must Die-(ラストレクイエム)
新作を知るためにはシナリオ自作から! ってんで、自分なりに理解したラスレクの味付けを存分に暴走させたシナリオ。
何故か基本ルールでカバーされてないワイオミング州が舞台になったが、漂うブレカナテイストはいい塩梅に演出できたと思う。
ラスレクはシステムサイドがシナリオの形を規定しないため、DLHの基本構造をそのまま移植して仕上げたけども、やっぱあのシステムの完成度、ポテンシャルは素晴らしいなぁと思った。

 

4 最後に 

時勢が変化し生活パターンが変わった結果、TRPGに時間を使える一年となりました。
色んな場所で色んなシステムを遊ぶことが出来、また自分的に結構頑張ってシナリオ作ってGMした一年だったので、なかなか面白かったです。
同卓していただいた方々、本当にありがとうございました。
来年もまた、善きTRPGライフを。