トロピカル~ジュ! プリキュアを見る
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
遂に待ちに待ったトロフェス!
舞台の幕が上がる前に友か夢か、ローラが未来を選ぶ時が来た。
たくさんの涙と最高の笑顔で旅立ちを祝って…忘却が全てを覆い尽くす。
だが、そんな当たり前の結末、トロピカる部は認めねぇ!
私達は、残酷な世界に勝つッ!!
そんな感じのFuck the System、トロピカル~ジュプリキュア、最高の最終回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
メチャクチャに良かった。
今までアーパー脳天気な太陽小町の顔に、相当周囲をしっかり見る”いい子”な魂を隠してきたまなつが、号泣とともに思いのすべてをローラに託したところも。
部の集大成として選んだ『物語る行為』が、彼女たちのリアルをしっかりフィクションに昇華して、聴衆に届く大きな物語になっていたことも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
健気な誓いが世界に飲み込まれそうな所を、かつて敵であった存在を利してハッキングを仕掛け、自分の欲しい物全てを取り戻す終わり方も。
何もかもが今まで描いてきたものの延長線上にあり、またとても新しい喜びに満ちていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
『うるせぇぇ! 変身ノルマがなんぼのもんじゃい、ワシらプリキュア中学生日記の最後は、ノーバトルで終わるんじゃい!!』とばかりに、冒頭夢オチで義務処ってたのも、大変パンクで良かったです。
お話としては未来への決断それ自体ではなく、それが巻き起こす波紋、暴かれていく真心にフォーカスした作り。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
選ぶことそれ自体より、もうちょい先に視線をやって、選んだ先にある世界を二者択一の狭さから開放し、変化させる終わり方になったのは最高でした。
無論、決断の重さも蔑ろにはされてない。
まなつってアーパー陽気系主人公に見えて、めっちゃ思慮深い、周りをよく見る子だったと思うんすよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そんな彼女が差し出す光だから、トロピカる部の理念は突き刺すような正しさではなく、自分の願いに寄り添ってくれる温もりとして、色んな人に受け入れられた。
今まであった色んなシーンを、上手くフィクションに落とし込んで描かれる舞台に、集った人たち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
一杯の観客席を見ると『あんなこともあったなぁ…』と感慨に浸れるのは、一年間まなつたちの学生生活にとことん重点して描いてきた、物語の精髄だと思います。
そういう喜ばしいものを生み出せたまなつの公平さが、土壇場で崩れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
それが、今回最高に良かったポイントの一つです。
俺は彼女に我儘言ってほしかったし、正しくないことをして欲しかった。
名前も聞けなかった別れから生き方を定めて、より善いことを為すのが、彼女の性質だとしても。
それでも正しさで割り切れない、『”いま一番やりたいこと”を応援する!』という彼女の根源を揺るがすとしても、目の前の少女ただ一人を求める心に、嘘をついてほしくなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
だからここでまなつが泣けたことは、画竜に点睛を足して天高く飛翔させる、見事な一手だったと思います。
溢れるパッションがまなつの力なんだけど、それは必ずしも正しさに寄り添うものではなく、客観で見れば笑って送り出すべき別れを、どうしても認めたくない身勝手にも繋がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そんな”正しくなさ”を、ずっと正しかった主人公に最後に手渡して終わるのは、メチャクチャフェアだと思うんですよ。
まなつはやるべきこととやりたいことがかなり高度に一致してるという意味で、凄く大人だったと思います。人格のバランスが良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そんな正しさの天秤を揺るがすぐらい、ローラという存在は大きかったと、あの涙が告げる。
つーか求めるものが”友達”越えとるのよ…それが良いッ!
あそこでまなつの感情を爆発させるためには、ローラの決断を後押しする”正しさ”に一旦腰を据える必要があって、そのためにはローラがまず決断しなければいけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
未来への決断それ自体は早めに済ませる構成が、テンポの良いクライマックスに繋がっていました。
トピ部がその集大成に”演劇”を選ぶの、なにかとアウトドアな活動が多かった彼女らからすると意外で、でも描かれてみると絶妙だな、と感じました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
この困難の時代に、肩の力が抜けた底抜けコメディとして”プリキュア”を創作した人たちのプライドを、すごく感じるチョイスだった。
第7話で示されたように、物語を通じて育まれる想像力は形ないイマジネーションの世界だけでなく、現実の問題解決を大きく助けます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
他人が感じてる困難、自分には見えない難しさを想像するためには、”物語”が不可欠です。
でもそんな固く強い正しさを飛び越えた面白さが、常にお話には宿る。
面白いからガハガハ前のめりに見て、『あー面白かった!』で見終わって、全てが終わった後『そういえばいいこと言ってたな…』と、想像を広げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そういう力ある物語を志したトロプリの主役たちが、同じように楽しい舞台をみんなに届ける終わりには、画面の中と外がシンクロする気持ちよさを感じます
感動の合唱で、現実の思いと舞台上のフィクションが入り交じる瞬間を締めくくろうとしても、どうしてもドタバタお笑いになっちゃう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
それでもただ笑うだけじゃなく、そこに込められた本物の輝きを優しく抱きとめながら、しっかり歌って終わり。
作中描かれた”お話”の進め方は、そのままトロプリだった
涙ながらの重たい感情(まなつ、ネアカなキャラ付けと作風に覆われてはいるが、プリ史上でも相当上位な湿り気だよな…)をも、楽しく笑って飛び越えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そういう道化の気迫と矜持があったから、このアニメはこの最終話まで、そういう話として続き、終わっていく。
『私達の今を物語る劇』だったトロピカる部最後の活動は、舞台裏で進行するローラの未来と、虚構化された物語だけを撹拌し、新しいものを生み出すわけではない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そこには『”トロピカル~ジュ!プリキュア”を物語ってきた私達の今』も、とても面白く、強く宿っていたと感じます。
ローラが旅立ちの直前、人魚と人間の寿命差…魔女様とオアシスを決定的に分かったものに思いを馳せるのが、とても良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
人は死に、全ては忘れられていく。
アニメは最終回を迎え、しかし物語と思い出は残る。
世知辛い宿命を越えてなお、強く輝く祈りと奇跡が、どれだけ強いか。
現代版のおとぎ話として、ずっとそれを語ってきた”プリキュア”が、忘却に立ち向かい自分たちの”今”を刻む手段として”お話”を選んだのは、やっぱ必然だったのだと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
出会いの喜びが別れの悲しみに繋がり、祈りが呪いになっていくのならば、全てを忘れてしまえばいい。
グランオーシャンの残酷なシステムは、子供たちの健気な願いを一旦塗りつぶして、世界が是とするルールに飲み込んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
それすらも、愛別離苦の宿命に苦しんだかつての人魚(あるいは魔女)がこれ以上苦しみを広げないため、祈りを込めた装置だった。
こういうこじれた状況を、悪と生まれ愛を知って壊れた亡霊を救ってしまった少女は、見事に乗り越えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
ローラが悪知恵の限りを尽くして、グランオーシャンのクソシステムを見事にハッキングし、”今”一番やりたい欲張りな答えをもぎ取る終わり方…三重はなまるの二億兆点。
それがパンクだッ!
大好きな世界だからこそ自分が人魚だという真実、誇るべきルーツを堂々叫びあげる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
信じた仲間は愛すべき大バカ野郎なので、異形のクラスメートに石は投げず、拳を突き上げその名を寿ぐ。
あおぞら中のガキどもがみんな最高のバカだったのは、トロプリの良いところだ。
それが祈りから始まったとしても、誰かの”今”を縛る鎖になっているなら、慣習も思い込みも社会のシステムも、よりよく変えていい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
人魚の尻尾をみんなに見せて、自分の真実を恥じることなく社会と接続していく行為は、力に満ちて正しい。
そういう事を、ローラはやっていく。
一個人の視線から小さく小さく、『今やりたいことをやる』正しさを拡大していくまなつに対して、ローラはグランオーシャン一国を背負い、”公”の重さと強さを退く受ける立場にあります。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
なので、彼女が欲しい物を掴むためには一国の制度を、残酷な忘却のルールを出し抜かなきゃいけない。
これは忘却に苛まれた結果魂の根源を見失い、亡霊と化した魔女様とオアシス…正しさを願いつつ果たせなかった旧世代を、今を生きる少女たちが越えていく結末でもあると思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
陸と海は隔たれ、争いは止まらない。
愛は二度と出会えない。
二人が体現してた古い終わりを、新しい二人は越えていく。
越えていけるし、未来はより良くなっていける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そういうメッセージを、ローラ最後の決断は強く訴えかけたと思います。
そしてその確信に、ノリでやる気なく”悪”に流されていたあとまわし一家が、ガッツリ絡んでくるのも最高。
そーだよなぁ…そこが忘却ステムの穴だよなぁ。
先週ある意味無責任に海に放流した、悪が善に変われる可能性。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
それはチョンギーレ達が自分の責任と尊厳でしっかり引き受けて、色んな人に飯作って傷を癒やす、普通で大事な生き方へと結実した。
誰かを大事に思える力がある人が、怠惰に悪に進むときだって、勿論ある。
でもそれは絶対の結末じゃなくて、やり直し覆せるわけです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
崩壊に飲まれたように見えた魔女様の屋敷も、リペアされてエルダちゃんの大事なお家として、ちゃんと仕事を果たしてくれているわけです。
終わったように思えるものは何も終わってないし、未来は可能性に満ちている。
そんな甘っちょろいお伽話を、賢い人魚と悪党どもが共謀して、堂々ぶっ刺しに来るのは最高ですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
事情分かってないなりに、ローラの幸せを祈ってるエルダちゃんが良いんスよね。
ようやく、後回し一家が”人間”に収まれた感じがある。ありがたい…。
そして記憶を取り戻す鍵がまなつのモノであり、ローラのモノにもなった思い出のリップなのも、”メイク”の可能性を信じた物語の締めとして最高。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
一回舞台で大崩れしたまなつが、別れにローラらしさを取り戻させるべく、選んだ魂の武装。
それこそが、勝利の鍵なわけよ…。
色あせていく思い出を永遠に刻む”写真”ってファクターも最高に幻想的で印象的な使われ方したし、くるるんは最後まで役に立たねぇかわいい禽獣だし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
一回目の出会いでは交換できず、二度目は残酷に奪われたお互いの名前が、三度目は永遠の思い出として心に刻まれていく再開も最高。
出会いと別れを三度繰り返すことで、まなつとローラがどれだけ引き裂かれても再び出会う、魂の双子であると証明されて終わるの、強すぎんだよなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
しかもそれは運命に流されて待つだけでなく、自分の意志で世界を蹴り飛ばして掴んだ結末なワケ。
お姫様顔で座ったままなんて、アタシにゃ出来ねぇ!
そういうアクティブなクソアマだったローラだからこそ、まなつの無邪気な決意だけでは忘却に塗り潰されてしまった最高の結末を、ガッツリもぎ取れた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
EDの一枚絵全部最高ですけど、ローラが人魚に”人間”を講義してるの特に良いんですよね…。
彼女の決断は、海の底の常識を変えたわけです。
だからよく分からない禁忌として遠ざけるのではなく、より良き隣人として強い実感を込めて、ローラが人間を教えることが許されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
彼女は自分自身がより善く変化させたシステムの内側で、より善い未来を形にするべく貪欲に、時に性悪に未来へ進んでいく。
それは強い人格的引力を持つまなつと出会えたからこそだし、世の理不尽とぶつかって、自分自身が進むべき第三の道を全力でもぎ取った彼女だからこそ、生み出せる”公”の変化だと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
ローラの個人的な根性の悪さは、運命を諦めない生き汚さとなり、遂に世界を変ええた。
そういうふうに”公”と”私”を繋げるのは、やっぱローラだからだよなぁ、と思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
W主人公の性格の違い、性質の違いをしっかり把握して、物語的牽引力が過度に集中しすぎないよう、的確に分配していった構成の巧さは、目立ちにくいけどトロプリの凄みだと思う。
というわけで、トロピカル~ジュ! プリキュア、無事に終わりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
大変良かったです。
あえて善と悪宿命の戦いとか、譲れぬ信念のぶつかり合いとか、後戻りできない人死の重さとかを極力遠ざけ、あるいは過去キャラクターに外注する形で進んだ、”軽い”プリキュア。
南国舞台の常夏な雰囲気も活かして、笑い満載毎日元気、とても明るく楽しいアニメとなりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
同時にただ楽しいだけではなく、それを支える賢さや優しさもしっかり作品の背骨を支え、思いやりのある物語だったと思います。
まなつの人格成熟度が、良いバランサーだった。
既に圧倒的に正しい答えを見つけ、迷いなく力強く実行していくまなつでしっかり話の軸を支えることで、人間社会を舐め腐り、思い上がったクソアマ人魚がどんどん人に交わり変わっていくダイナミズムを、もう一つの柱として打ち立てることが出来ました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
まなつだけだと実は動きの少ない話になってたと思うんですが、彼女の光を受けてガンガンに変わっていく…けど、個性の根っこは揺るがないまま、自分の良さの使い方を覚えていくローラがいてくれることで、お話がいい具合に撹拌されていました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
変わらない太陽と、移り変わる月のW主役だったんね。
そんなまなつにも悲しい傷があって、だからこそより良く生きようとする決意があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
ままならない苦しさを知るからこそ、人に届く正しさと強さを放射できるとしっかり書いたのも、とても良かったです。
やっぱどっかに陰りがあって、それを活かそうとする行為にこそ”人間”が宿ると思う。
あえてバトルを添え物に、中学生等身大の日常を楽しく、時に重く描く学園ドラマ的な味わいも、とても素晴らしかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
絶望の底に深く沈められ、世界の破滅が迫っても、見据えるのは明日の舞台。
最後の最後まで、自分たちがどこに足場を置くか迷わなかった作風は、ブレず力強かったです。
足りないデカい話要素は魔女様とオアシスとバトラーくんで、しっかり補充してくれたしね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
最後の最後の大一番がしっかり決まるよう、要所要所で亡霊との対話、秘められた因縁を上手く話に盛り込んできた…そしてそれが重くなりすぎメインの邪魔をしないよう調整できたのは、本当に凄い。
絶対に譲り合うことが出来ない宿命の戦いを描くわけではないので、敵対する相手もまた”人間”で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
あとまわし一家ののんびり善良な空気は、作品全体の雰囲気ともよくマッチし、魅力的なキャラクターを演出してくれました。
いやー…ぶっ殺し合いにならんで良かったよ、ホント。
『こんだけ肉抜きしても、”プリキュア”になるんだなぁ…』っていう意外な面白さもあり、『これが”プリキュア”』という固定観念をぶっ壊してくれた感じもあり、個人的に凄く爽快な作品でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
長いシリーズ、いつでも挑戦しなきゃ続かんわけだが、こういうチャレンジが形になるのは嬉しいわな。
さんご、みのり、あすかの三人も、それぞれ色の違う悩みと個性、可能性をしっかり活かし、それぞれの物語を走り抜けてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
スクールカーストも嗜好も年齢も、ぜんぜん違う五人が集って”部”やってる姿、凄く自由で生き生きしてて、眩しかったなぁ…。
僕は物語に強い興味があるので、作家志望のみのりん先輩を通じて、物語る行為の意味をちょくちょく掘り下げてくれたのは良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
表情動きにくい変人少女が、新しい友達と知らない楽しさに全力で飛び込んでいく様子、作品のテーマを言葉ではなく生き様で刻んでいた。
あとくるるんがマージで何もしねぇただの動物で、一生可愛かったのは最高でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
変身アイテム出したり浄化したりはローラの仕事にして、マージで異世界の不思議な禽獣だったからな。
『動物はそれで良いんだ! 役に立つことだけが命の価値じゃねぇんだ!』という叫びを勝手に感じて、結構共感してた
のーんびりドタバタ、中学生活コメディを語る物語も肩の力を抜いて楽しませてもらいました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
自分を庇護し理想を守ってくれるはずの親と国に現実叩きつけられ、傷ついた瞳で未来を見上げていたローラが最高のパンクスとして、未来を掴むジュブナイルとしての強さも、大変良かったです。
甘い幼年期の夢を残酷に奪われ、しかし簡単に反転するのではなく、憧れた夢をどうより良く形にしていくか考え抜き、行動する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
終盤戦のローラの立ち回りは、そこまで彼女が地上で出逢ったもの、たくさんの笑いの力を証明するものでもあって、日常と奇跡が繋がる力強さがありました。
コメディ重点で進めつつ、魔女様の真実を中心に世の理不尽もしっかり描く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
それとはまた別の…でも確かに繋がっている日常的な悩みや難しさも、少女たちの青春に重ねて一つ一つ越えていく。
ライトタッチの語り口を崩さず、伝えるべきものをどう伝えきるか、よく考えた作品だったと思います。
ローラとまなつは、忘却が支配する世界を見事に打ち破り、自分たちが求める最高を掴み取りました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
カメラが彼女たちを捉えなくなっても、トロピカる日々はずっと続いていって、彼女たちはもっと元気に、もっと眩しく輝いていく。
終りを迎えてそう思わせてくれるアニメは、やっぱいいアニメです。
コマの外側で続いていく彼女たちの勝利を寿ぎながら、僕も一旦感想を終えたいと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
世知辛い世情に大音声の笑いと、人間の可能性を信じる物語を届けてくれる、プライドのある物語でした。
トロピカル~ジュ! プリキュア、大変面白かったです。
お疲れ様、ありがとうっ!
追記 壁を突き抜けて、新しい何処かへ。その情熱だけが、未来を切り開いていくのだ。
ローラはあまりに見事にパンクスの生き様を貫いたので、テーマソングはこれ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
The Doors - Break On Through (To The Other Side) https://t.co/5cOArEOBRh
追記 デリプリのキャラデザもそうだけど、デカい看板維持していくためには、誰よりも大胆に刷新に挑まなきゃならねーんだろうな。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
あんまプリキュアと縁がないスタッフをバンバン投入し、独自の面白さを形にしながら一年走りきったのは、もう一個の良かったポイント。
特に大地丙太郎の仕事は持ち前のコメディセンス、動きの気持ちよさを最大限発揮し、ベテラン健在を力強く叫んでいた。