鬼滅の刃を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
二心一体の”上弦の陸”との激戦は、一進一退の様相を呈していた。
己の罪と約束を心に刻みながら、刃を振るう音柱。
その奮戦を背中に受け、炭治郎達は遂に堕姫の首を切り落とす。
しかし常識を超えた妓夫太郎の強さは、天元の腕を引きちぎり、伊之助の心臓へと刃を突き立てた!
そんな感じの大激闘遊郭ブラザーズ、戦いも佳境の遊郭編第9話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
天元様が凄まじいスピードで死亡フラグをおっ立てる中、かまぼこ隊が堕姫とマッチアップする形になりチームワークで無事斬首…って思ってたら、調子こいてた伊之助が刺された。
お兄ちゃんつえーなマジ…。
戦いの天秤が超絶アクション作画とともに揺らめくのは、やはりハラハラワクワクしてとても良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
(2-1)×2から(1-1)+(1-3)に戦況が変化したことで、宇髄さんが妓夫太郎の圧力を支えきれなくなったが、堕姫の首は落とせた。
代償は宇髄さんの腕と、伊之助の心臓…と。
血みどろバイオレンスなグロテスクバトルも、日和らずみっしり描くことで、炭治郎たちが身を置く戦いの厳しさ、激しさがよく伝わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
堕姫の首を落とした”乱杭咬み”は、さーすがに残酷技過ぎて直接描写はないけどね。まぁ高速鋸挽きだからなぁ…。
鬼滅、正義のミカタも余裕でフェイタリティするの好き
さて妓夫太郎とのド派手爆竹バトル(戦いのさなかに艶やかな”華”があるの、宇髄さんのキャラを良く描いていい表現だった)の真っ最中に、嫁さんとの思い出ボムをパなす音柱。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
『アカンそれは死ぬぅ!』って感じだが、血なまぐさい戦場と穏やかな桜吹雪が、綺麗な対比であった。
墓前で宴会。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
ともすれば不謹慎な弔いともなるが、何もかもが異常だった忍びの真心としては、似合いの風景だと思う。
あんだけの地獄絵図を経て…あるいは経たからこそ、大人になれなかった弟妹たちを明るく偲び、新たな家族となった妻たちと、共に墓前で笑う。
あの墓参りは宇髄天元がどんな人間であるか、一番良く見せるシーンかなぁ、と思ったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
音なき忍びの魂を骨の髄まで叩き込まれながら、その刃を正しく使いたいと願い、己の弱さに、重ねた罪に悩みながら、神を演じてド派手に生き抜く。
強がりとやけっぱちが、粋な衣を着て歩いている美丈夫。
実は自己評価めっちゃ低いのと合わせて、アオイちゃんを攫おうとしたヤバ人間の面影はもはやなく、生真面目で立派な”柱”がそこにある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
そんな魂の地金が分かったからこそ、死亡フラグの林立に悲鳴も上がる。
解った…解ったからやめてって崖に向かって突っ走るの!
お嫁さんが過去回想の中から、死亡フラグ技の中でもガー不で発生早い『戦いが終わったら…』パなしてくるの、不公平な立ち回りだな…って感じだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
不穏な空気を回収するように、ガキどもを活かすために超強敵との1ON1を背負い、腕ぶっちぎられた宇髄さんの、明日はどっちだ!
そりゃまぁ、未熟な若手がどんだけ頑張れるかにかかっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
かつて ↓ みたいなことを書いたが、水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜ合わせる新境地にたどり着いた炭治郎は、鬼滅の刃として己を鍛造するフェイズに入ったわけだ。https://t.co/hkr1xDL5P1
寝てると正しいことしかしない善逸の落ち着きもあって、かまぼこ隊は攻守を分担し、堕姫を攻略するべく力を合わせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
チームプレイで落とした首が勝利の御印とはならず、同じく兄妹の縁で繋がる”上弦の陸”にキツい逆撃食らうの、面白い対比だよなー。
やっぱ異質な鬼よね、お兄ちゃんと梅ちゃん。
最終的にザックリいかれた伊之助であるが、無限列車で魂に刻まれた後悔、それを贖うための修行を生かして、アタッカーとして刃の下を駆け抜けていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
あの時は実を伴わなかった『俺が親分だ!』が、今回有言実行の誓いとして果たされるの、やっぱ好きだな。
煉獄さんの骸に、恥じない男でいたいわけだ
伊之助は物語開始段階で既に人格が完成されてる炭治郎より、またコミックリリーフから降りれない善逸より、伸びしろが分かりやすいキャラだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
まぁ最初が禰豆子&善逸へのギガバイオレンスだし、その後も話し通じねぇ社会性ねぇ時代が長かったので、最初の点数が悪い…つうのもあるけど。
しかし弱き人間最強の武器は”団結”なわけで、孤独な獣だった伊之助が『強いか、弱いか』という自分のものさしを譲らず、しかしその見定め方を色んな体験から変えていく歩みは、仲間を信頼し大人に憧れる道と重なっていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
野生児が社会を手に入れ、”人間”になっていく物語。
それが根っこにあるから、伊之助見ているのは楽しいのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
最初は弱きを押しのけ自分が生きる野の掟だけが、伊之助の真実だった。
しかし自分の弱さを知り、それでも強くなりたいと思う心に向き合った結果、弱いまま強くっていく人の可能性に目を向けていく。
強さを嗅ぎ分ける皮膚感覚は鋭いので、無条件に強い煉獄さんには最初から感じ入るし、その生き様…守る強さには魂が震える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
粗暴なれども根が素直なので、そうやって変わっていく自分にも率直に、仲間大事、弱いやつ大事の気持ちを大事に成長していく姿も、頼もしく可愛い。
人の弱さに我慢できず人でなしに落ちたのが鬼ならば、強さに惹かれつつも弱さと向き合うことにした伊之助は、鬼への道を健全に蹴り飛ばした少年と言えるかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
皆危うい崖の上でふらつきながら、自分の道を選んでいく。
人道に残るものと外道に堕ちるものの分水嶺が、どこにあるか。
やっぱ、それを描く話なんだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
作品が携えてる間尺は結構グロテスクで危ういわけだが、それでも人間の真を射抜いたからこんだけ大ウケしとるわけで、自分なり見据えて考える意義はあるお話だと、やっぱ思うね。
血みどろの修羅道の中で、繋がる縁と導き。
それが確かに強いから堕姫の首は落ち、それだけでは勝てないから伊之助の心臓が貫かれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
一進一退の戦いは、孤独で身勝手に強い鬼のあり方と、弱いからこそ繋がり助け合う人のあり様が、激しくぶつかる舞台でもある。
まー勝てねぇ奴が何言っても虚しいからな…”陸”逃がすと、死人めっちゃ増えるし。
とはいえさすがの”上弦”、妓夫太郎は果てしなく強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年1月31日
頼れる天元様も腕ぶっちぎられちゃって、さてはて前回のヒキから一転の大ピンチ。
一体何が弱い人間を弱いまま、強くしていくのか。
不屈、団結、たゆまぬ努力。
逆転の秘策がどう飛び出すか、次週が楽しみであります。