プロセカイベスト”怪盗紳士のハラハラ!?ホワイトデー”を読む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
ヴァレンタインのお返しを求め、チョコレートファクトリーに集った凸凹メンバー。
司はアルバイトのショーキャストとして彼らの前に立つが、突然予期せぬハプニングが!?
…というお話。
そろそろユニット越境の顔見世も大体終わり、人間関係が繋がって煮込まれていく頃合い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
意外なメンバーの化学反応以上の手応えがあって、とても良いストーリーだった。
ホームであるワンダショを離れて、ソロで舞台を切り盛りする姿を見ることで、司くん現在の実力とヴィジョンが見れた。
今回の司くんは、大変に頼もしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
共演者が急に号泣という、想定全くしてないハプニングでもショーを壊さず、観客を巻き込み友達に助けられながら、しっかり舞台を成立させる。
あのショーに同席した子どもたちは、舞台裏の苦労も知らず、特別で楽しい一度きりのステージを、たっぷり楽しんだだろう。
そういう一回性の奇跡を幾度も繰り返すことが、職業として舞台を選んだ司くんの職能であり、動揺はしつつもそれを表に出さない度量を見せ、舞台人としての強さをしっかり見せてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
外部で仕事をするときの、折り目正しい態度が見れたのも良かった。そりゃーそうだよなぁ…。
というか、ワンダショという自己表現のホームを手に入れ、空っぽのスーパースターではなく原点を思い出せたからこそ、外部と接するときもよきせぬアクシデントにも、落ち着いた対応ができるのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
理由も解らず『スターにならなきゃ!』とから回っていた時代は、多分今回ほど落ち着いてない
ワンダショの仲間をあえて遠くに置く今回だが、だからこそあそこで彼が育めた強さが前に出て、凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
特定のメンバー、特定の場所じゃなきゃ本領を発揮できないわけではなく、凄く地力のあるショーマンっぷりは、我らが座長の頼もしさをよく伝えてくれた。
もう一つ、ユニットの仲間と離れて描かれた事が良かったな、と思えたのは彰人である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
司くんの性根を率直に受け止めている冬弥を間に挟まず、ダイレクトにその凄さを受け止める形になって、二人の関係がまた変わっていくのかな、と思えた。
認めざるを得ないでしょ、あの度量を至近距離で見せられると
加えて普段ぶっきらぼうで他人に冷たく見える彼が、司くんの無形の信頼に応える形でパニクる共演者に真摯な言葉を投げかけ、舞台に引き戻せたのも、また良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
ユニスト時代のバチバチした感じが印象深いので、持ち前の優しさを仲間以外にも使えるようになった姿は、心地よい変化だった。
こういう変化は、司くんと同じくユニットというホームがあってこそ生まれるもので、さんざん藻掻いた結果が音楽以外のところで出てるのが、横幅広い成長で良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
そういうものを育む場所(ホーム)として、各ユニットの値段も上がるので、こういう越境イベは良いなー、と感じる。
瑞希は逆に、ホームで抱え込んでる重さを軽妙に飛び越えて、司くんのピンチを乗り越える助け舟を見事に差し出していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
やっぱああいう視界の広さ、即応能力の高さが、瑞希という人間の強みであり、魅力であろう。
眼と頭いいよねー…だから辛いんだとも思うけど。
舞台裏のアクシデントを客に見せず、心地よい夢を舞台から届ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
表現手段や立場は違えど、それぞれステージで何かを創るクリエーターたちが、当意即妙のアドリブで舞台を作っていく様子は、タフで良かった。
急な出番でも、最大級の笑顔を作って終わらせる。観客も、スタッフも。
そういうプライドを、司くんも彰人も自分の中に抱えてんだなー、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
瑞希はリアルタイムで生身と接する形の表現ではないので、今回のアドリブは本領ではないのかもしれないけど、何しろ他人に優しい人なので、人格の地金部分で受けきれてた感じ。
レンくんがひょこひょこ顔を出して、セカイと世界が段々近づいてきてる感じが結構したのも、融和の瞬間を待ちわびてる自分としては嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
優しい電子の妖精たちがこっちに顔出すのは、やっぱ何が起こってもおかしくない、祝祭的雰囲気の中なんだろうなぁ。
そういう意味でも、”ステージ”は大事か
優しく楽しく人間を助けてくれるヴァーチャルシンガーが、彼らのセカイにチョコレートというこちらの産物を持ち帰れたのが、今までずっと見守ってくれてた恩返しのようで、『ホワイトデーのお話』としてとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
アニバーサリーの物語は、贈与を描くことが多いので、真心がこもるのが嬉しい。
色んな人達が思いを込めて、贈られたものに真心を返す…という意味では、”秘密のバレンタイン大作戦!”へのアンサーエピソードでもあるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
あの時は桃井姉貴を筆頭にガーリーでシスターフッドなお話だったが、今回はオトコノコの連帯感が表に出てたのが、素材の料理の仕方、対比の作り方として面白い
司くんがソロでどんだけやれるか、今回ちゃんと描いたことが今後のワンダショでどう活きるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年3月2日
彰人が今回見せた無骨な優しさは、ビビバスを待つ荒波の中でどんな強さになるのか。
そんなことも楽しみにしつつ、感想を終える。
とても良いエピソードだった。