ダンス・ダンス・ダンスールを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
登校するようになった流鶯は、レッスン室の輝きを失い、日常の汚泥に絡め取られていく。
その姿に苛立ちつつ、隠れ潜みながらも目を逸らせない潤平。
溜まっていく鬱屈と苛立ちが、”海賊”の跳躍に蹴り飛ばされた時、少年の頬を涙が伝った。
そんな感じの孤独への誇り高き飛躍を描く、ダンスール第3話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
ヘラヘラ本心を隠してきた主人公が、遂に鼓動に素直に高く飛んだ! というカタルシスには、ちょっと遠い湿り気と痛みのある、ある少年の青春の1ページであった。
潤平のためらいと苦しさは、突き抜けきらずにどこか痛ましい。
いじめに加担し、あるいはヘラヘラ遠巻きに見つめていた連中を置き去りにして、今後潤平はバレエにのめり込んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
しかしそこもまた引力から逃れ得ない人間の土地でしかなく、卑小な自我とままならない思いに縛られながら、飛ぶ術を探しているモノたちでいっぱいだ。
それは潤平が巣立った教室も同じことで、出口の見えない不定形の息苦しさの中で、他人の大事なものを踏みつけにしたり、本当に欲しい物に届かなかったり、色んなままならなさに囚われながら、皆が生きている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
流鶯の”海賊”は、そこから巣立ち、切り離される覚悟を潤平に固めた。
その決断は今まで彼を取り巻いていたものに、無条件で受け入れられるわけでも、肯定されるわけでもない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
”バレエ”は間違いなく潤平の答えだが、世界全体の答えにはなり得ない。
そういう難しさをちゃんと見据えた上で、それでも主人公が追うべき暗がりの中の星として、鍛錬の日々は続く。
流鶯の舞に、魂を揺さぶられ活き方を変えたものは、あの体育館の中では多くない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
本物の凄みが解るためには、目を鍛えられ心を開け放っている必要がある。
そして感性が鋭敏であることは、”みんな”に混じって波風少なく活きていくためには、不利な特徴でもあろう。
自分を曲げず素直に、”男らしく”生きることは、孤立することでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
夢へと飛び立つその暗さと苦しさを、その飛翔についていけない凡人の悲しさを、ちゃんと見据えた上で潤平を飛ばすエピソードとなった。
悲しい話であり、厳しい話であり、綺麗な話でもあった。
潤平はバレエなんぞやっている、”男らしくない”自分が周囲にバレるのを恐れて、流鶯を壁越しに見つめる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
レッスン室で見た圧倒的な存在感と美は、伏せた瞳の奥に隠れてしまって、学校の流鶯はまるで別の生き物のように見える。
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/RXQiFtQkWA
それでも見てしまう何かがあるから、潤平は流鶯の姿を追いかけ続けるし、そうさせる源は、流鶯を普通の学園生活から孤立させていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
授業についていけないことも、英語の授業だけ流暢なことも、下校時あまりにまっすぐに背筋が伸びていることも、兵ちゃんの絡みがノイズにしかならないことも。
潤平が父亡きあと、必死にヘラヘラ笑いを作って巧くやってきた”普通”と、隔絶され培養されてきた流鶯の生き方が、全て繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
その異質さに、思春期真っ盛りの少年が心を配るわけもなく、流鶯は孤立し、迫害されていく。
当たり前のことが、当たり前に出来ない少年。
それは当たり前でないことが、当たり前にできる少年の、反転した影でもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
嘲笑と怨嗟に満ちた、粘ついた”普通”の中で、王子様は輝きを失い、それでも背筋を伸ばす以外の歩き方を知らない。
その不格好な軋みが、潤平を苛立たせ、迷わせ、狂わせていく。
「友達にはなれないタイプ」というお墨付きをもらって、兵ちゃんのいじめは加速していく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
土足で踏み込んではいけない場所にズカズカ入り、反発で携帯をブチ割られて、退けない場所へと突き進んでいく。
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/NuAVU1503t
苛立ちをぶつける相手を探し、そのスイッチを誰かに押して貰う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
兵ちゃんの振る舞いは愚かで低劣だが、そこには潤平や流鶯と同じままならなさがあり、闇の中導きを求める瞳があり…彼らと違って、兵ちゃんに”バレエ”はない。
父の遺影に”男らしさ”を問い、ライバルと見初めた男の醜態に拳を握りしめる
潤平がグツグツと、思いのマグマを溜め込み迷うステップを、兵ちゃんは巧く踏めない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
それが普通のことだと、嘲り笑いのBGMに慣れていって、本当にしたいことを見つけて瞳を開けるのではなく、お山の大将として強く悪く…”男らしく”ある方向に舵を切っていく。
多分アニメ版だと、兵ちゃんの暴走が行き着く所、そこに彼が込めていた不自由な熱量は描かれないわけだが、潤平が巣立っていく腐り果てた日常に置き去りにされる彼も、普遍的な不自由を抱えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
璃央は飛び、それを見て潤平も翔ぶことにした。
兵ちゃんは飛べないまま、沼に沈んでいく。
兵ちゃんには”ウケる”ネタである、璃央の過剰防衛がどこから来るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
中学二年生にそれを想像できる優しさも強さも当然なく、しかし潤平だけが、何も理解らぬまま璃央の胸ぐらをつかむ真っ直ぐさを持っている。
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/FSJK3OS19U
ストレスのはけ口を獣達が求めてる、教室という名前のジャングルで生き延びるために、隠すべきもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
そんなルールも知らず、ただ剥き出しの自分を不器用に置くしか無い理鶯を、必死に護るお姫様。
都の振る舞いは真実”男らしく”、それが潤平を迷わせもする。
潤平は流鶯の危うさ、自分の苛立ちの理由を知りたくて、都に追いすがる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
でも潤平が貼り付けたヘラヘラ笑いは、悪しき”普通”への迎合は、都にとっては凶器でしか無い。
優先順位は、あくまで流鶯の盾となること。
踊ることしか出来ない、色んな物が壊れてる存在を護ること。
潤平が校舎裏の薄暗がりの中、窓ガラスに反射するもの…父の遺品の中で物憂げに迷うものは、未だ都に差し出せる確固たる形を持たない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
それでもそれを掴みたくて、潤平は流鶯の胸ぐらを掴みとった。
その時だけ、伏せ続けてる流鶯の瞳は上向く。
不定形のマグマのように、迷いと苛立ちが少年たちの胸の内、渦を巻く日々。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
ピンクの牢獄の中で、流鶯の母の指が”バレエ”そのものであることに、潤平だけが気づいている。
それは兵ちゃんにとっては嘲弄の種でしかなく、流鶯は女の形を強制される
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/vUc2TKvJPn
『なんか面白くね?』という悪ノリで、人間が背負った過去と消えない傷に塩を刷り込む重さを、体育館の中誰も理解していない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
それが”普通”のまま生きていく人たちによって、笑いものにされようとした瞬間、流鶯は靴を脱ぎ捨てて高く飛ぶ。
その美しい跳躍が、潤平を捉えて離さない。
潤平は美と出会うこと、それを受け止める自分に率直であることを、父の死以来封じてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
目の前に立ち現れたものに素直であること、ヘラヘラ笑うより本気でなくことを、ずっと禁じてきた。
それが”男らしい”のだと、自分に呪いをかけて。
しかし母の呪いを引きちぎるような飛翔は、それを解く。
理解ってしまうことは時に不幸でもあり、何も分からない者たちに囲まれている時は、尚更そうであろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
潤平は体育館で一人本気で泣いた時、自分がずっと孤独であったことを真実、理解したのだと思う。
誰も興味を持たない”バレエ”に魂を焼かれ、目の前の美の意味を一人、知っている。
…否、一人ではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
都がすぐさま伴奏に回り、流鶯の飛翔が”バレエ”となる手助けをしたことは、とても偉いことだと思う。
流鶯を流鶯のまま守り、飛ばせる責務。
偉大なる芸術様式への、幼く強い誓い。
それに包まれて流鶯は飛び、潤平はそれを見る。
幸福で残酷な共犯が、成立した瞬間だ。
このステージでも、音響は流鶯の足音と呼吸を捕らえ、飛翔は冷たく遠いアートではなく、生身の人間の生き様として演出されている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
潤平はそれを聞いてしまう少年で、流鶯の飛翔は否応なく、それを描いてしまう強さを持つ。
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/kzB3sSsi3V
無理解で残酷な同級生への、自分を置き去りにしてなお呪う母への、何も巧く出来ない自分への。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
憤怒を込めた表現を終えた後、流鶯はメガネを外し、凶暴な獣のように笑う。
翔ぶことだけが、彼の伏した瞳を上げさせ、世界に対峙する資格を与える。
言いたいことを言う喉は、流鶯の場合足についている。
世の中に、そうとしか生きられない動物が確かにいるのだという事実を突きつけられて、潤平はストッキングで顔を包み、おどけた仕草で舞う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
軸足がブレた、不格好なその回転に込められたものを感じ取って、兵ちゃんの表情が軋む。
今正に星を掴むべく、泥に汚れた地上を去る彼の星。
流鶯相手にはけして感じなかった”笑えなさ”を、突きつけられて強ばる表情に、僕は『ザマァ』とは言えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
隣で一緒にヘラヘラ笑って、面白くないものを面白がってくれたはずの友達が、その仮面を引っ剥がしつつある予感が、潤平の必死な戯れの奥にあるものを、兵ちゃんに教えてしまう。
最後のヘラヘラ笑いを引っ剥がし、潤平はバレエをやりたい自分を、それだけに全てを捧げたい自分を伝える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
そうすることが、彼が見つけた”男らしさ”であり、躍動する美の本質だったから。
もう、嘘はつけない。
(画像は"ダンス・ダンス・ダンスール"第3話から引用) pic.twitter.com/1hTuyJwtqb
それは悪友にとっては欲しいものではなく、けして見えない星だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
兵ちゃんにとっては、あって欲しくない決別の証でもあろう。
潤平が正しく予感していたように、何かをまっすぐ見据え仮面を引っ剥がすことは、孤独を連れてくる。
それでも、少年は”男らしく”なるしかなかった。
携帯電話越しに決別を受け取って、潤平は光ある場所…ではなく、もっと暗くて孤独な場所へと潜っていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
誰かを嘲笑うことしか出来ない”普通”から離れたことは、俯瞰で見れば”善いこと”かもしれないが、それでも潤平にとっては大事にしたい…大事にされたい光でもあった。
それでもそこに留まることが、ヘラヘラ笑いの仮面を被って調子を合わせ続けることが、あの夜のレッスン室で、あの体育館のステージで見つけた星を裏切ることになるのなら、潤平は髪を切ってもっと暗く厳しい場所へ…”普通”の曖昧な光が届かない場所へと踏み込むしか無い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
そう決断できる潤平が強くて眩しく、そうさせた流鶯が荒々しくも逞しく、けしてそこに飛べない兵ちゃんが、愚かで悲しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
翔ぶものと翔べないものの差は、何処にあるのか。
今後物語の中、幾度も演者を変えて繰り返される何問最初の答えが、愚かさから抜け出せない少年を置き去りにしていく。
流鶯のジャンプは、全ての人の瞳を開けない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
受け止める準備が出来ていた…むしろ美に殴りつけられ目覚めることを望んでいた潤平だけが、涙で瞳を洗う。
兵ちゃんもサッカー部の連中も、認識を改めないまま”普通”に戻って、溺れて、沈んでいく。
それを書いてるのが、残酷で好きだ。
兵ちゃんが体現する、あまりにありきたりで愚かな人間の引力を、振り千切って『ダンサーになる者たち』は飛んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
坊主頭の王子様は、ようやく解放された自分を…長く迷ってたどり着いた”男らしさ”を、恍惚とともに舞うだろう。
そこに兵ちゃんはいない。届かない。
その当然で必然な決着が、やっぱ寂しいなと思う第3話だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
潤平の叫びは己に素直で、虐げられてる流鶯を守る、とても正しい決断だ。
失われた父との『”男らしさとはなんぞや?”』という対話を蘇らせ、自分なりの答えに飛び込む、成長の一歩、死人が蘇る奇跡でもある。
”バレエ”に魅入られ、全てを賭けていく物語としても圧倒的に正しいのだが、兵ちゃんはその全てに関与できないまま置き去りにされていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
目を開ける勇気も賢さもない凡人は皆そんなもので、いじめの主犯たる彼は、それよりもっと悪いのだろうけど。
でもそのままならなさが、僕にはやっぱり痛いのだ。
そんな風に星を掴みそこねた少年を描きつつ、物語は星に向かって飛び出した主人公を描いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
眩く不器用に、ステージ以外で輝けない彼の星と紡ぐ、新しいバリエーション。
それをアニメが、どんな濃さの闇と眩さの光で描いていくのか。
次回も楽しみです。
追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
潤平は流鶯の舞を見ることで、今までまとっていた仮面を引っ剥がし思いの丈を叫ぶ道を選んだが、流鶯は踊ることのみが自分を開放し、言葉にも表情にも宿らない想いを他人に伝える手段だ。
これも、バレエしかない少年とバレエ以外と巧くやってた少年の、残酷で面白い対比だろう。
過去の因縁と現在の嘲弄に追い込まれて、溜まったエネルギーを爆発させることで、流鶯はさらなる高みへとたどり着く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
苦しみだけが、美しさを磨くのか。
幸せや正しさは、重石にしかならないのか。
二人の少年の自己表現の裏で、そんな問い掛けも微かに聞こえてくる。
今後、その声は大きくなるだろう
追記 潤平の舞に新たな”男らしさ”を見つめた父が、表現者としてどんなアクションを監督したのかも見たかったりするが、これもまた死の運命によって頓挫された、生まれるはずのない物語なのである。
ダンスール追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
流鶯の舞を見て、潤平は”男らしさ”とは意志を貫徹する力強さ、そこに宿る美しさであると考える。
これは彼の父が、彼自身の舞を見て『バレエをやってもいいよ』と告げた時受け取ったものと、実は同じだったのではないかな、と思う。
アクション監督であった父の影響と遺品が、潤平の柔らかな感性(今回解き放つことを決めたもの)に生きていることは良く分かる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
父の死によって、潤平は”男らしさ”に呪われ、その一般的な形からはみ出さないようバレエを諦め、ヘラヘラ笑いで武装することになった。
それを流鶯の体現する精神と身体の美しさでぶち壊されたように見えて、実は彼は父から受け取り残ったものを、迷い道の果てに掴み直して、”バレエ”に進んでいくのかな、と思ったりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
もし父が死なず、”男らしさ”を潤平の舞に見つけ直した思いを、ダイレクトに伝えてくれるチャンスがあったら…
潤平は”バレエ”を諦めぬまま邁進し、物語はこのような形では始まらなかっただろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
しかし届くはずのない死者の声は、父の死後強く…つまりは優しい存在として家族を守ろうとした潤平がさんざんに迷って、間違えて、運命に惹かれて真実美しいものと出逢った結果、彼に届いた。
だから潤平は本気で泣くし、ストッキングを被って道化を演じ直し、それを引っ剥がして本当にやりたいことへと進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
暗い場所からさらに暗く、自分と向き合うしかない場所へと進んでいく。
そこはより深く、死せる父の声を聞ける場所なのではないかと思う。
潤平のファザー・コンプレックスは、例えば都や夏姫、千鶴や流鶯のマザー・コンプレックスよりも、表には出て来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月23日
しかし彼を主役として進む物語は、”バレエ”を通じてその喪失と再獲得を繰り返していく側面を、結構強く持っている気がする。
今回のエピソードは、その最初なのではないだろうか。