ワッチャプリマジ! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
あまねとひなのデュオプリマジに気圧されたれもんは、解散を切り出す。
荒れる状況に溜まったストレスを開放すべく、マナマナ一行はショッピングモールへ。
それでも吐き出せないものは…飲んで解消だッ!
きゃろんが飲んでれもんが叫ぶ、魂のぶつかり稽古の行く末は!?
そんな感じの、女児アニで出来る限界ギリギリ飲酒描写、プリマジ第36話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
…勢いに流されて見切ってしまったが、一体何だったんだろうか、つう回ではある。
れもんはここまでの話通じて、投げ出し癖をある程度乗り越え負けない自分を作ったと思ってたが、リセットされた上にギャフンオチである。
あまひな四部作が重かったので、ここらで肩の力を抜いたギャグ回…ってことだとは思うが、今回でれもんは、キャラの根っこが相当ブレた感じはある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
きゃろんが荒れるのも当然のグダグダ感を、れもんの人格的宿痾と受け取るべきなのか、今回きりの描写と感じるべきなのか、見てる側も結構悩む回だった
成長の余地を多く残した新キャラと、真っ直ぐ主人公。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
先輩であるが故の重たさを抱え、それを越えていく熱血デュオ。
他の四人に比べると、れもみるがヌキ担当になるのはまぁ納得で、しかし二人にも二人なりの譲れない願い、人格の芯があると、ここまで描いてきたと思う。
(女児アニフィルターを適応されて、キャロットジュースって事になってはいるが)酒の力で本音を叫び、飾りのない所でバチバチし合う展開も、(それこそ、前回までの四部作のように)ドラマ的必然で彫り込んで突きつけるのなら今後も活きる布石と納得できるが、勢い良すぎる展開に乗っかるとちょっと…
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
まー優等生なきゃろんくんに溜まってる膿を、ゲロゲロ吐き出させて人間関係を洗い直す必要はあって、そこを酒の勢いで押し流す回…だったとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
僕はマナマナが仲良く、彼ら独自の関係を作ってる描写が好きなので、モールから公園までワイワイ転がっていく所は、ホッコリ見れた。
お姉さんに交じると毒舌ワガママキャラなみゃむが、マナマナだと一番みんなの面倒を見て、本音を叫び合う場を率先して作ってる様子とか、しみじみ成長を感じもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
散々引っ掻き回して勘違いだったれもんより、実はみゃむ周辺の描画のほうが、芯はあったかもしれない。
コミカルな道化役にも…というかだからこそ、譲れぬ意地と矜持がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
それを足場に経験を積んで、自分と世界を変えていくステージに挑むのは、皆同じなはずだ。
どん底から這い上がっていくれもんの人生リベンジとか、持たざる弱者だからこそのみるきの奮戦とか、僕はもっとしっかり見たい。
今回すぐ投げ出す”いつものれもん”に描画を戻したことで、そういうシリアスなものに挑む足場が弱まって、『なんでコイツプリマジやってんの?』つう状態にならないと良いなぁ、などと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
これはあまねが、かなり話数を割いて突破したポイントなので…モチベと信念が見えないと、手数が必要になるね
まー四部作で溜まったシリアスな空気を抜く、ガハハと笑って後を引かないギャグ回…なのかもしんないけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
ただそれなら、『プリマジをやるか、やらないか』つう、プリマジスタの根っこに関わる要素は、あんま弄ばないほうが良かったかなー、と思う。
れもんの弱音をどす黒い発想で後押ししてるみるきも、『プリマジをやるのか、やらないのか』ブレてる感じがあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
俺はプリマジに自分を賭けてるからこそ、勝てる勝負だけに挑むズルさ、それでもしがみつく泥臭さが好きなんだが、そこを今回土足で蹴ってねぇ? みたいな…。
相方が辞めたいって言い出し、形を整えて戦場から降りる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
それほどデュオステージってみるきにとって勝算のない舞台で、撤退しても構わない勝負だったの? みたいな疑問が、今回の立ち回りからは匂った。
その癖、本音ぶつけ合った後のステージ自体は、滅茶苦茶素直に誉めてるしな…。
今回見せた(あえてこの言葉使うけど)退行が、ガス抜き回一話限りのリセットだったら『何なのこの話?』だし、ここを既成事実として今後のお話が展開すると、更に困る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
ネタ担当の道化師コンビが、こんなフニャフニャの自意識と絆で舞台に挑んでると、ナメられてる現状を返すテコが無くなる。
それは『弱いモノ、持ってないモノは結局勝てない。生来の惨めさをひっくり返す手段なんて無い』つう、おそらく制作サイドも意図してないメッセージを、物語からタレ流す穴にならねぇかな、と、勝手に危惧してしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
道化師だからこそ、そのプライドは尊重して欲しいワケ、俺は。
ここら辺の扱いどうなるか、次回のデート回を見ないと、何とも言えなくなってしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
物語全体のフレームが許容可能なシリアス度を、前回までの四部作であまねとひなに使い切った結果、バランスをとるべくれもみるが気楽な話を担当した…つう構図なんだろうけど。
個人的には、重くなった空気を抜くにしても抜き方をもうちょい考えて、キャラの根っこがブレないコメディで回して欲しかったかなー。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
女児アニつうモノ、プリティシリーズつうモノが”そういうモン”だとは解りつつ、もうちょいやりようあった気はする。
好みの話をすると、そろそろ”甘瓜みるき”を作っていない素顔にまで彫り込んで、みるきの地金をどっしり掘り下げる話は見たい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
だって、絶対面白いでしょあの人。
可愛いみるきの皮を被った、腹黒策略キャラ…の更に奥にある、現実見据えてなお輝く自分を夢見る、フリル飾りのリアリスト。
その泥臭い手触りが物語として僕に届く願いが、今回みたいな扱い続くと、期待薄になっちゃうわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
れもんにしたって、ネガティブ弱気ゲロ吐き女な自分と結構な話数向き合って、生み出されたものがあったと思うんだよね。
でも、今回それは無かったことになった…と、僕は感じた。
このリセットが永続的なものか、一時的なものか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月26日
次回以降のれもみるを見て、自分なり判断していきたいと思います。
…カプ厨的な視点からは次回のデート、血圧上げるべきなんだろうけども、そうそう浮かれてもいられねぇ感じだ。
思わぬ勝負回になっちまったな、オイ。