デリシャスパーティ♡プリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
ここねの実家でに招待されたゆい達は、マナーに大きな不安アリ。
あまねの規範意識が暴走し、厳しいレッスンで皆を振り回す中、ここねは彼女の発した言葉に学びを得る。
素敵なドレスと美味しいご飯…特別な時間を輝かせるのは、一体何!?
そんな感じのあまね会長加入記念第二回! 今回はここねちゃんだよッ!! デパプリ第20回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
南川監督のコンテがコミカルにロマンティックにうなり、大変賑やか、かつ艶やかなエピソードとなった。
あまりにエモい夕日の中、魂を交わらせていく女と女…”ここあま”はあるッ!
洗脳されての悪行を己に引き受け、会長職を辞そうと思い詰めていたあまね会長。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
自分の中の『べき』が暴走しがちな気質が、マナーレッスンという形でややポンコツに発露する今回。
ポテンシャルが高い彼女も、当然何かを間違え、だからこそ学んで進めることが良く見えた。
爆エモ夕焼けのなかの友情絵巻とか、まさかまさかのシャル・ウィ・ダンスとか、情緒を強く押し出した演出が目立つ回だが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
あまねがここねから、ここねがあまねから、お互い世界が広がるきっかけを与えあって、自分をより善くしてくれる相手への敬愛を抱く、公平な関係が心地よくもあった。
ふたりとも秩序志向で周囲の評価が高く、いわゆる”できる子、いい子”であるあまねとここね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
そんな二人が冷たい理論と正しさだけでなく、可愛い衣装にときめく心とか、世界を広げてくれる友への感謝とか、豊かな情緒で繋がれる可能性が、とてもロマンティックに描かれていた。
この暖かな描写は、ここねちゃんが今まで持ちながら前面には出にくかった要素で、そういうのを表に引っ張り出せる立場としても、新メンバーの面白さ、ありがたみを感じることが出来た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
他の二人より実年齢も人格成熟度も上なので、規範意識を暴走もさせるし、我に返って反省もできる…と。
完璧に思えるあまね会長の瑕疵を描く回なんだが、お話はあくまでコミカルにロマンティックに、明るく美しく進んでいく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
アシスタントの皆さんがちょこちょこ、カウンターの上を歩いてお済まししてる姿大変可愛くて、ホント良かった。
デパは妖精を可愛く魅せる事に、メチャこだわってくれてて嬉しい。
『べき』にこだわる会長を鏡にして、食事にまつわるマナーが何処から生まれてきて、何のために存在しているのか、デパプリなりの答えを出す回でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
こういう”食”にまつわる諸相を幅広く掘り下げて、色んな角度から文化的営為として描こうとしてる姿勢は、僕はとても好き。
こうある『べき』という礼は、相手を思いやって行動『したい』という仁から生まれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
マナーは形ではなく心の現れとしてあって、形式をなぞるのではなく原則を踏まえて、押し付けられた規範ではなく自発的な判断である。
ここら辺を、”マナー”を嫌いになりかけたらんらんが、パンダ服を諦める様子…
そしてそのときめきを髪飾りにして、”マナー”に沿う形でハレの場に持ち込む機転で、上手く描いていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
らんらんはおバカだからこそ、知らなかったことを自分に引き寄せて学び、栄養にしていく立場が多い。
ただ間違える役として書かれてなくて、見てて楽しく公平なのは、とってもいい感じ。
クールに見えて可愛いおしゃれが大好きな、ここねちゃんの興味と情熱。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
これがドレス選びという好機を得て、大変チャーミングに形になっていたのも、今回の見所だった。
何かと不器用な子なので、『やりたい!』とか『好き!』を形に出来てるの見ると、なんかスゲェ安心する。
ここねちゃんは家庭環境からして”マナー”への親しみは深く、その表面だけに囚われていた会長よりも、本質を理解していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
その行いを見て、『べき』を押し付けて”マナー”を嫌いにさせかけていた自分を顧みれるのは、会長の人格と知性が優れてる証拠だろう。
そんな会長が投げかけた言葉は、ここね自身の心に響き、両親の不在を光で照らす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
自分の中からは出て来ない発想を差し出されて、当惑よりも感謝を先に言葉にするあたり、ここねちゃんも人間が強い。
私ではないあなただからこそ、見せてくれる世界がある。
それに、ありがとうを言える。
それは凄く率直で素敵で、成熟した態度だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
他人を尊重することを知っている二人だからこそ、生まれてくるハーモニーが今回強く描かれたのは、本当に良かった。
交流回でこういう、魂が真っ向ぶつかり合う様子を届けてくれると、お互いがお互いの特別になっていく変化を飲み込みやすいわな。
ゆいちゃんが顕著だけど、迷ったり傷ついたりした人の心に響く言葉と態度を、説得力持って書くのがデパプリ巧いと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
弱っているときだからこそ、差し出される暖かな気持ちはありがたく、何も見えないからこそ、自分を確かに見つけてくれる存在は特別だ。
かけがえない鏡としての他者を、大事に書く
今回も、そういう筆が元気だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
この思いやりのありがたさを、大変スマートにやりきっていたのがマリちゃん・ザ・ジェントルマン。
あんみつ兄弟や拓海くんまで招待して、特別な時間を更にみんなで楽しくするため、思いやりから生まれたサプライズ。
それは、マナーブックには乗っていない横紙破り
でも赤心と洗練がしっかり宿っているので、なによりも”マナー”に則った行いになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
子供らが一歩ずつ学んでいる領分を、大人なマリちゃんが凄く軽やかなステップで飛び越えて、応用編の答えを出してくる展開として、あの意外な招待客と舞踏会は良かった。
大人の面目躍如…というか。
マリちゃんが”マナー”ではないけど、真実マナーである不意打ちを完璧にやりきることで、ここねちゃんと会長が追い求めていた答えが、実体験を通じて届く展開になったのも、子どもたちの迷いに寄り添う話運びで、凄く良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
やっぱ信頼できる人よなぁ、ローズマリー…。
たっくんとゆいちゃんの甘酸っぱい関係を見守りつつ、素敵な思い出に踏み出せるようまずゆいちゃんの手を取るところとか、メチャクチャハンサムよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
子供の目線に膝を曲げつつも、大人である自分だけが出来ることに、常に目配せしてる。たいへん偉い。
『思いやりを形にするのがマナー』っていう、ここねもまだ言葉でしか解りきっていなかった真実が、実際の行いとして提示されるのが、学びとしても物語としても収まりが良いのよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
発展性もあるし、なによりチャーミングだった。
特別な場所に挑む緊張と、それが解れる喜びが、画面によく滲んでいた。
あとらんらんのトンチキあざとい所が全力でブン回ってて、味付けが濃いからこそのキッチュな魅力が全開だったの、大変良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
”変”であることが彼女の魅力だと思うんだけども、常時はにゃはにゃしてた今回のらんらん、その理想形に近かった。
『高級レストランでの会食』っていう、なかなか体験できないからこそ想像だけが膨らんでる状況に、適切に飛び込んで、普段の暮らしではエラ得れない楽しさ、特別な発見と体験を持ち帰る物語としても、良い仕上がりでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
こういう事を噛み締め栄養に出来るのも、”食”の強みなわけで。
色んなことが描かれつつ、主軸であるここねちゃんとあまね会長の清く美しい友情が眩い、とても優れたエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年7月25日
エモの強さを最大限活かし、踊れるくらいに近く特別になった二人の距離感に、分厚い説得力が生まれたと思います。…あるッ!
次回はらんらん VS 会長。
これをどう描くか、楽しみ