※訂正
感想中”亥清悠”の表記が”玄清悠”、”大神万理”が”大神万里”となっております。訂正させていただきます。
アイドリッシュセブン Third BEAT!を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
決戦の日が徐々に迫り、運命が胎動を始める。
公共の電波を用いて行われる、ŹOOĻとRe:valeの前哨戦。
壮五は未来を掴むために、環と共に”家”へと戻る。
何かがうねりだす気配の中で、狗丸トウマはザラついた刃を収め、復讐の先を見据えだした…。
そんな感じの色んなところが超不穏! クライマックスに向け滑走路を整える、アニナナサドビ第22話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
壮五の家庭問題に揺れる環、ナギ周辺の不穏な空気、ŹOOĻとRe:valeの決戦…を受けて、変わり始める狗丸トウマ。
今後発芽するだろう物語の種を、緊張感満載で畑にまく感じのエピソードとなった。
いくつかの物語が並走していく回だが、一つの軸はMEZZO”。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
前回衝撃のヒキから何が飛び出すか身構えていたが…蓋を開けたら、『大勝負すっから、お前に隣りにいて欲しい!』だった。
壮五クンタマちゃん好きすぎー!(黄色い歓声)
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/pfG4jaqtnW
ここでファイル携えメリット&デメリットで切り出すプレゼンしか出来ないの、逢坂壮五は『自分や他人がどう思うか』で生きてこれなかったし、まず実務的利益を求められる環境で育ってきたんだろうなと解ってしまって、笑った後に寂しくなった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
”家”から飛び出しても、育った土の匂いは消えないね…。
直接的で強い言葉を伝えてくれないと、納得も理解も出来ない環は壮五と真逆の環境で生きてきて、一足先に家族関係の再構築を間違えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
差し出した手を妹に跳ね除けられた経験が、『壊れた家族に向き直ろうとしても上手くいかないし、傷つく』という学びを、彼に与えてしまっている。
それに縛られるのは愚かだと、上から目線の正しさで環の人生採点するのは簡単だけど、ここまでこのクソガキがどんだけ足掻いてきたかを知っていると、そういう切り捨ては出来ない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
彼なりに良かれと思って沢山間違えて、上手く行かなくて傷ついて、それでも自分と自分の好きな人が、少しでも幸せに。
ずっとそういう事を考えてると知ってるから、壮五のプレゼンが上滑りする姿にも、もどかしさより先に愛しさが立つ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
分かんなくて苛立つのは分かりたいからだし、離れるのが怖いのは側にいて欲しいからだ。
そういう柔らかな感情を、共有できる形で差し出せる強さ、賢さ。
そういうモノも環の中にだんだん育まれてきて、涙を拭うべく差し出されたハンカチをちゃんと受け取り、凹む壮五に差し出し返す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
今回のお話は色んな”プレゼント”が出てくるが、冒頭MEZZO”が贈りあった思い、それを伝える手のひらの描写が、一番暖かかったように思う。
(MEZZO”会話にはカップルのすれ違い的な匂いがおそらく意図的にまぶされていて、感情以外受け取れない環が”女性的”、利害でしか思いを語れない壮五が”男性的”に描かれてると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
この断絶と相互理解を典型的な男女類型、その敷衍として受け取るのは、固着してるし正確でもないとは思う)
(その上で、世に”男っぽい””女っぽい”とされる属性を男男コンビに割り振って、分断されたり衝突したり理解し合ったりするドラマを、ロングスパンで回転させるエンジンにしてあるのは、MEZZO”の上手いところだなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
ステレオタイプを活用することで、断絶と融和が分かりやすくなる…つうか)
(相反するものが当然衝突し、その先に分かり合って新しい可能性が広がるドラマは、根源的なドラマの一つであるし、”男/女”という切り分けは最もポピュラーな分断でもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
これを”男/男”でやってるのが、魅力的な挑発にもなってて、個人的には面白い。
アイナナはフェミニンの使い方が上手い)
すれ違って、それでも求めて、共に手を取って進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
このもどかしくも魅力的なドラマを見守れるのも、さんざん真逆な二人がぶつかり分かり合ってきた”歴史”を共有しているからだ。
では、荒れ果てた白紙の関係性だけが広がるŹOOĻは…
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/9OQqXs2biW
どんな物語を芸能界のライバルと、あるいは自分たち自身と紡いでいけば良いのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
復讐、虚栄、虚無、虚飾。
どす黒い感情に突き動かされ、期間限定の実利集団としてとりあえず、一つにまとまってるだけの”俺たち”に、狗丸以外は愛着がない。
頂点まで誰かの力で押し上げてもらって、それで終わり。
『本当にそれで良いのか?』という疑念は、人の良さが最早隠せてない復讐者にだけ宿って、鏡の中で虚しく溶ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
むしろŹOOĻの外側にこそ、狗丸くんの生真面目な未来志向を受け止めてくれる相手はいる。
例えばRe:valeとかね。
尻尾降る激しさ見ると、”NO_MADの狗丸トウマ”で逢いたかったんだろうな…
TRIGGERの失墜は事務所に支えられて天まで上がった脆さを、了さんの悪辣に噛みちぎられた結果だが、代わりにのし上がったŹOOĻの足元が盤石かといえば、けしてそんな事はない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
宣伝と謀略で、他人の頭を踏みつけながら駆け上がった玉座が、ぶっ倒したと悦に入るライバルの足場より脆いと、気づかぬ愚者
自分たちがTRIGGERを刺した刃で、そのまま自分たちが地獄に落ちる可能性を見据え、謙虚になれないままふんぞり返る態度は、Re:valeの支配を崩す武器となるか、己の立場を危うくするか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
生放送はそれを試し、示す闘技場となる。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/KljH1XF3z7
『他人が人生差し出して騙されたいと思う嘘を、どうやって捏造(つく)るか』ってのは、アイナナ全体を貫通する大きなテーマだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
”生放送”といっても不仲や衝突すべてを見せるわけではなく、だからこそアイドルのリアルを見届ける舞台裏には、張り詰めた空気が漂う。
不穏さの作り方が巧い。
事務所で放送を見守るアイナナちゃんは『夫婦漫才だ! 治ったんだ!!』と喜ぶし、それは確かに真実の一部でもあるんだが、それだけがリアルってわけでもない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
カメラに切り取られない場所に押し込められた、ガチめな怒りと格付け。
お前らがダンマリ決めても、俺たちの城は崩せない。
軽妙なトークは若造に実力差を解らせる一撃でもあって、業界全体が注目する生放送は、獣の縄張り争いめいた臭いを発しだす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
舞台裏で百ちゃんが叱ってるのが、客を相手に演じること、魅せることをナメてるŹOOĻの態度なの、ファン出身の”アイドル”だなぁ…って感じ。
Re:valeが作った本気の嘘に救われ呪われ、自身”Re:vale”になった男は、自分が演じる嘘がモニタ越し、百万人を救っていることに自覚的だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
それはつまり百万人を殺せるってことで、”アイドル”という毒を軽率に、不誠実に、エゴを満たすために使う輩は許せない。
そういう気持ちなんだと思う。
ŹOOĻの若造共に真実、世界のすべてを嘲笑し踏みつける覚悟があるのかは不明だが、彼らを操る道化師には、そういう気概が滲んではいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
虚無的な復讐の道具として、輝く舞台で踊り続けていたら、取り返しのつかない傷を誰かに…あるいは自分に突き刺すだろう。
そんな危うさが、ペン先に宿って場を荒らす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
御堂の挑発に乗って、セクシー顔面勝負で喰いに行った千さんを刺す、トラウマの刃。
それを抜かれちゃったら、百ちゃんも微笑みの修羅に為るしかねぇよなぁ…。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/tWIjrdaAvP
Re:valeの年季と覚悟が、ŹOOĻの跳ねっ返りを飲み込む形で決着した生放送。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
大事故スレスレの衝突は、あくまでエンタメの枠に収まって世界に放送され、共有される。
半歩間違えば、引き返せない潰し合いになってた…というか、御堂が刺したのは間違いなく”人命”だと思うけど。
それでもギリギリ洒落になるラインを見極めて、Re:valeはŹOOĻの暴走を飲み込み、挑戦を跳ね除ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
アイドル界の”てっぺん”の器量を示す、なかなか良いバトルだったと思う。
あんだけギリギリのところを攻められて、なおŹOOĻを気遣う百ちゃんの”プレゼント”含め。
手渡されたアドレスは、人道の命綱。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
了に引っ張られて奈落に落ちる未来から這い上がるための、かけがえない架け橋なのだと狗丸くんだけが理解して、『捨てろ』と言われた連絡先を複雑な表情で見つめている。
それと一緒に手渡された、『これから先』という可能性。
NO_MADで叶えられなかった無念を、薄汚い手段で叶えて…その先はどうするのか?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
百ちゃんが手渡した誠意の爆弾は、ŹOOĻ随一の人情派にずっしり刺さる。
了の良いように踊って、我欲を満たしてふんぞり返って、でもその先にまだ、自分だけの物語は続いていく。
それを、どんな色で塗るのか。
未来を描くパレットは、今をどう生きているかという事実でしか満たされない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
客を舐め、借り物の薄汚い牙でライバルに噛みつき、結束も真実もなく踊る俺たちが、用意できる絵の具はドブ色。
そんな現状を、百ちゃんの”プレゼント”は狗丸くんに教えていると思う。
ここで狗丸くんが”正気”になっちゃうの、大事だし残酷だな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
了さんに便利に使われてることも、真実大衆の上に君臨するだけの実力がないことにも気づかず、自分の機嫌だけ見据えてふんぞり返ってたほうが、楽は楽でしょ。
誠実であること、正しくあることは本当に大変なので。
それでも『今のままだと、俺も俺たちもヤベーな…』と解ってしまう優しさと賢さを、どんだけスレても狗丸くんは捨てれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そういう魂が根っこにあるなら、向き合って生きてくしかないことは、これまで描かれた”アイドル”の物語が、既に語ってもいる。
というかŹOOĻを”俺たち”として認識できてるのは狗丸くんだけだし、見た目の金ピカより遥かにヤバい現状、”俺たち”にならないと生き延びられない予感を正しく受け取ってるのも、彼だけである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
迫りくる嵐を見据える瞳と、危うい夢に溺れる魂。
ŹOOĻも揺れてきたな…良い感じだ。
一方、色んな試練を経てすっかり”俺たち”なアイナナちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
お互いを繋げるプレゼントを心を込めて選び、自分の足で走り回り、手で届ける。
そんな関係を裏切ってしまったと、ナギの瞳が苛烈に燃える。
良いね、その眼。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/UnipPncfAN
示された要素を並べると、10代でノースメイア財政を躍進させた大天才政治家であり、母の血筋に絡んだ色々で国を離れた…という話になるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
現在進行系で壮五が示し、向き合ってる実務的な起源を、より大きく、苛烈にスケールアップしたキャラなんだな。
そらー、修羅場の経験値も多い。
ナギは限定フィギュアがとても欲しかったけど、買えなかったことそれ自体を気にかけない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
自分の”好き”に労を厭わず、愛を注ぎ込む行為自体が大事なのだと、正しく理解しているからだ。
それを徒労と言わない、言いたくない精神性をどう育んだか、考えるとちとキツいな…。
他人から差し出されたものを大事にしたい、嘘を付きたくないというナギの態度は、客も自分たちもナメきってるŹOOĻのそれと真逆で、意図した対比なんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
誰かが宝石のように焦がれ届かないものを、誰かはあまりに簡単に足蹴にする。
そういう残酷な不公平も、世の真実の一つ…なのだろう。
マネジ連が今後の方策を練る隣で、狗丸くんの誠意はから滑りし、ギリギリ玄澄くんに引っかかる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
自分を傷つけた奴らを見返して、何もかも嘲笑って…その先は?
”俺たち”はどんな色の絵の具で、人生という物語を描く?
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/w5iDhlMHez
百ちゃんが相棒刺した仇敵に、それでも手渡した真心は狗丸くんを通じて、玄澄くんの浮ついた視線を地面に向けさせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
自分たちが足を付けて、進んでいかなきゃいけない場所。
復讐の快楽が虚しく消え果てた後も。続いていく道。
視線の変化で二人に見えているもの、狗丸くんが見せたものが描かれる。
ここでギリギリ、ケーキも一人で買えないクソガキが狗丸にーちゃんの真心ネットに引っかかったの、俺は良いことだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
玄澄くんマジガキなので、自分が何を踏みつけにしてるかも、そのために何を差し出してるかも全く解ってなくて、ただただ父と慕った人に裏切られた辛さが暴走してる。
狗丸くんはあったけぇ紅茶差し出して、玄澄くんが『今、何をしたいか』をちゃんと聞いてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そういうネトネトに絡まっちまった厄介なものが”俺たち”を捕らえてて、断ち切らないと”その先”がないと感じつつ、間違いきってる仲間の現状を否定はしない。
それは、俺も同じだから。
ŹOOĻが囚われてるどうしょうもない現状を見据えた上で、どう”俺たち”になっていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
狗丸くんの藻掻きが来るべき破滅に間の合うのかは、なかなかハラハラするレースになりそうだ。
クソガキは根が素直っぽいからまだいいけど、残り二人は厄介なカサブタ、心の傷に張ってそうでねぇ…。
了さんがどんだけ栄光を差し出しても、狗丸くんは地面に足をつけて安心は出来なかったわけで、百ちゃんが差し出した”プレゼント”にはそういう、特別な魔法があったんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そもそもNO_MADがマジで大事だったから、道間違えた部分がデカいだろうしな、彼…。
百ちゃんから狗丸くん、玄澄くんとŹOOĻへと繋がっていく思いのバトンは、更に掘り返せば万里と千のRe:valeが、夢破れた青年に与えた救いでもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そうやって儚く泥だらけ血まみれで、眩しいほどキレイなものが色んな人の手を渡って、行き着く先はどこなのか。
それを描いてく話でもあろう。
かくしてŹOOĻに変革の兆しが宿る中、MEZZO"人生の大勝負が幕を開ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
家族の来訪を切り取る、監視カメラの冷たさ。
豪邸に宿る冷たい空気を冷静に感じ取りながら、四葉環はハッピーエンドを望まない。
(画像は”アイドリッシュセブン Third BEAT!”第22話から引用) pic.twitter.com/1hdmlQzkdJ
自分は”家”の再構築に失敗して、傷ついて寂しいままだから、大事な壮ちゃんにも同じでいて欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
”アイドル”の幼く醜いエゴが垂れ流される瞬間を、しっかり切り取ってくるの凄いな、と思う。
この泥をかき分けた先にしか、環の未来はないわけで、描かなきゃならんことだろう。
同時にそれは理性的に考えることが苦手な環なりに、体験から学んだ世界のルールでもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
一度上手く行ったやり方が、次も通じるとは限らない。
希望を抱いて手を伸ばすほど、跳ね除けられた痛みは大きい。
理を巡る戦いの中で、環はそれを学んだ。
学ぶしかなかったのだ。
初手”銭”持ち出してくる最悪の親父と、壮五の人生バトルが次週展開されるのだろうけど、俺は凄く上手く行って欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
TRIGGERの未来とか、壮五の人格形成とか、色んな理由があるけども。
なにより環が学び取って、世界のルールなんだと諦めてしまった冷たい挫折を、勝って殴りつけて欲しい。
今の環は狭い寂しさに溺れて、大事な人の変化を呪う、凄い嫌な人になっちゃってて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
それが愛ゆえだってのも描かれてるからこそ、『世の中、そればっかりじゃないんだ!』って事実を、壮五と環で掴み取って、厄介な檻をぶっ壊して欲しいのよ。
もっと、四葉環により善くなって欲しいのよ。
『諦めや寂しさだけが、世界の真実だ』と凝り固まるより、『俺たちはより善く、より強くなっていける』って甘っちょろく考えれたほうが、未来を彩る絵の具も綺麗になるでしょ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
俺はそういう、豊かで広いパレットでもって環とMEZZO”の未来を塗ってって欲しいワケ。
そうやって塗り直された世界観は、歌や踊りや笑顔にあふれて、”アイドル”を見つめてる百万の人の世界を、より眩しく輝かせても行くわけでね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
環が偶像である以上、その変化は個人で終わらず、舞台のレンズを通して否応なく世界規模に拡大されてしまう。
ならば、より善い勝利とその先に続く未来を。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そんな風に次回を待ち望む、良いエピソードでした。
百ちゃんの”プレゼント”受け取って、豁然と立ち止まった狗丸くんが、どんだけŹOOĻを破滅の縁から引っ張り上げられるか含め、ここからの展開…見逃せませんね!
次回も大変楽しみです。
追記 壊れた夢の代用品として”俺たち”を見て、その危うい夢に全霊を捧げる恐ろしさと美しさは、百ちゃんが既に体現してるポイントでもあるしね……。
あるいは、失われたゼロの幻影を追い続けてる鷹匡にも通じる、人間の業か。
アイナナ追記
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
狗丸くんがŹOOĻで唯一”俺たち”を見据えているのは、NO_MADが負けて望ましい”俺たち”でいられなかったから道を間違えた経歴を思うと、凄く納得がいく。
元々、他者との絡み合いの中でのみ確立される自己像に、センサーが敏感な人なんだと思う。
優しいとも言う。
彼の孤軍奮闘をエンジンに、ŹOOĻの人生やり直し日記は前に進んでいくと思うのだけど、ではそれがある程度破滅の縁から遠い場所まで来た時、問われるべき問があると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
ŹOOĻは狗丸トウマにとって、NO_MADの代用品なのか。
過去を取り戻すためだけに、”俺たち”の今はあるのか。
そういうモンを見据えるのは、視界を塞いでるエゴの泥を拭って、我欲のために踏みつけにしたモノを見つめ、自分と自分たちの無様さ、卑劣さを真っ直ぐ受け止めて、苦しい道を進んだ後だとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
そうして肩組んで前に進んで、出来た”俺たち”への連帯感、帰属意識。
そこにヒビ入れる(かもしれない)、無惨に砕かれたNO_MADの記憶こそが、ŹOOĻが”俺たち”になる厳しい道の先頭に、狗丸トウマを立たせているのなら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年11月28日
これは凄くアイナナらしい、愛しい矛盾に満ちた人間の有り様だと感じる。
話が転がった後、いつか触れて欲しいポイントだなー。