イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 24/02/22 N◎VA-X『千早振る』

 昨日は助清さんのRLで、高経験点N◎VAを遊んでまいりました。敵の名は酒呑童子!!

 シナリオタイトル:千早振る システム:N◎VA-X RL:助清さん

 Jactaくん:日向:外見30代男性:バサラ◎アヤカシ●チャクラ 元はサロン・ドルファンの鬼喰らう鬼として、夜の秩序を守ってきた男。抹殺対象を見逃した贖いに、普段は鬼の血を封じて魔と戦っている。鋼の如き振る舞いの奥に、燃える炎を宿す修羅。

 千本松さん:宇志木椿:外見20代男性:フェイト◎●ハイランダー、アヤカシ 姿も素性も定かならぬ、古く力持つアヤカシの一柱。古椿の根を核とする牛鬼とも呼ばれ、日本とも繋がる大いなる御霊を隠しながら、探偵として人の世を見守っている。

 コバヤシ:”明滅する天使(グリザイユ・エフェクト)”リュシアン:製造後3年男性:クグツ◎バサラ●シキガミ 千早が所持する、人間サイズの戦術級光学兵装アセット。レリック”ルクス・ノクス”唯一の適合者として、数多の犠牲の果てに作られた奇跡の器。任務の中で、自分だけの物語に目覚め始める。

 

 こんなメンバーで、荒ぶる神の降り立った街を駆け抜けました。
 大変楽しかったです。
 酒呑童子つう公式ゲストをフィーチャーしたシナリオなのですが、ゲスト萌えに酔っ払ってPCの当事者性を蔑ろにするという、良くあるタイプの事故に全く陥っておらず、PCがいたからこそ特別なキャラクターが特別な物語を生み出すという、確かな手応えを感じられるシナリオでした。
 僕は傍観者でいるよりも当事者であるためにTRPGを遊びたい人なので、そういう意識が全力で表に飛び出して、グイグイ肩を掴んでアクトの内側へ引き込んでくれる力強さが、山盛りの寝言と一緒に襲いかかってくるシナリオで、大変楽しかったです。

 掲載されてるデータを更に上積みして、羅生門の首魁とガチるっていうシナリオなので、300点経験点を支給されてコリコリに尖ったキャラ作る機会に恵まれたのも、大変面白かったです。
 久々にデータ迷宮に分け入って色々ほじりましたが、ゲームぶっ壊せるネタがN◎VAは多すぎて、実戦に投入できなかった(しなかった)封印兵器が五個くらい出てきたのは、個人的には面白かった。
 リュシアンはデータ蠱毒から這い出した蟲の中でも、まぁまぁ人の形をしてるデータを使ったわけですが、ヤバい達成値が飛び交う環境を乗りこなしているドライブ感があって、取り回していて楽しいキャストでした。

 

 アクトの方はスムーズに乗りこなしていく部分と、譲れないこだわりを楽しく手渡してくれる部分がしっかり同居していて、気持ちよく進行しつつも濃厚に『俺はこれがやりたいんだ!』を浴びることが出来る、真実プレイヤーフレンドリーなアクトとなりました。
 やっぱシナリオに込めた熱は歪に力んでいるからこそパワフルに、参加した人たちに伝わるもんだし、それを身勝手に押し付け押し流すのではなく、溢れる思いと楽しく遊べるように、親切なサーフボードを手渡してくれるハンドリングが、凄く良かったです。
 やってほしい展開がしっかりありつつ、最後の部分はPLの自由意志でしっかり選択・決断できるようになっていて、なおかつ話の流れとして想定されているスジがベストという、心地よいバランスに仕上がっているのがとても良かったなぁ。
 これはストーリーラインだけではなく神業の使い方とか、オーバールールな裁定とか、ゲームを作り上げている色んな要素から生み出されている手応えで、メカニカルな部分まで気を使って、楽しいアクトを組み上げてくれていたのが嬉しかったです。
 やっぱそういう『N◎VAやっとるぞ!』という歯ごたえのあるセッションをたまに食べると、心から楽しい気分になるね。

 

 というわけで、大変楽しいセッションでした。
 同卓していただいた方、ありがとうございます。
 シナリオはTALTOでも公開されているので、この記事読んで気になった方はぜひ遊んでみてください!!



 

トーキョーN◎VA THE AXLERATION 千早振る

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