イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 24/02/25 ケダモノオペラ『イバラ城の悪夢』

 今日はシェンツ先生に、R&R掲載のケダモノオペラで遊んでもらいました。

 シナリオタイトル:イバラ城の悪夢 システム:ケダモノオペラ GM:シェンツさん

 コバヤシ:”馬鹿笑いの”スタンツィク:エンギウサギ:暴虐 調子っぱずれな手回しオルガンの音とともに、殺戮を引き連れ笑えないジョークを撒き散らす災厄の道化師。人間が持つ『笑い』に興味を惹かれるが、ケダモノとしての性分が徹底的に血を求めるため、最悪のブラックジョーク以外手渡せない三流ピエロ。それでも何とか笑える結末を求めて、今日も人の輝きに己を投げ込み灼かれる。

 という感じのキャラで、王道幻想譚のど真ん中に飛び込んできました。
 大変楽しかったです。
 ケダモノオペラ三回目なのですが、ようやくいい感じの人でなしで遊べたというか、自分なり納得できる慮外の生命体を生み出せた感じがありました。
 ゲームを乗りこなす手応えとしても、予言をどう扱ったものかようやく手に馴染んだ感じがあり、やっぱこういう発見があるとゲームシステムをより深く好きになれて、大変いい感じです。
 やっぱ物語エンジンとして軽便かつ強力な作りになっていて、お互い納得行く物語を探りつつ提案し、思いをキャッチボールする手助けをゲームシステムがしっかり果たしてくれるのが、スゲーいいシステムだ。

 自分はなんだかんだ常識主義者というか、広義のヒューマニズムに思考が縛られてしまっているきらいがあり、存外人でなしのロールは苦手です。(下手くそかどうかは、自分で判断するところではないので解んない)
 ケダモノは自動的に人でなしになるので、実はシステムとの噛み合いの悪さを感じていたわけですが、どこで外してどこで噛み合わせるのか、今回は自分的に納得行く感じでキャラを作り、取り回し、物語を生んでいけて、非常に手応えのあるセッションでした。
 呪いに苦しめられる王子と侍女の冒険に付き従い、悪夢眠る茨の城へ乗り込んでいく、ファンタジックな舞台建てと、狂った道化師つうキャラ性の相性も良かったかもしれん。
 極めて生真面目で社会一般の常識とズレている輩が、狂気と判断されてしまう己の性根を嘲り笑い飛ばしつつも、捨てられずしがみついて無様にあがいている様子は、自分的には結構やりやすいタマなのだな。
 空気読まない残虐プレイにドン引きされつつ、ケダモノなり人間と歩調を合わせ、少しでも一緒に笑える物語を探してたどり着いた結末は、意外でもありしっくり腑に落ちる感じでもあり、僕らだけのお話として凄く面白かったです。

 

 というわけで、大変楽しいセッションとなりました。
 同卓していただいた方、ありがとうございました!