イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

おおきく振りかぶって 18

講談社ひぐちアサ。青春野球絵巻の十八巻目。まだまだ続くぜ武蔵野 VS ARC、っていう感じで、一巻まるまる試合。と思いきや、やっぱり前巻ラストで変わった秋丸が大乱調。リードの巧みさも肩もない、ただの「速球専用壁」であることがバレないように振る舞う榛名の胃が心配です。
今回、榛名-秋丸、太田川-吉田、そして観戦中の三橋-阿部と、三様のピッチャキャッチャコンビが画面に写ります。このうち一番安定感がありコミュニケーションが成功しているのがARC組。現在関係構築中なのが西浦、どーにも難しいのが武蔵野でしょうか。スコアに如実に反映されてますね。「中学の頃の榛名」のイメージが逆に足をひっぱるのは、阿部くんも秋丸も同じか。
ARCの速球対策の速さは、いかにも強豪っぽいオーラが出ていて非常に良い描写だと思いました。監督の言葉や対応にも出てますが、勝って当然のチームは勝って当然の意識を自発的に作っている感じがします。そこら辺の覇気が薄い武蔵野、いわゆる正念場。わりと残酷に現実的なこの作品、勝ち筋は細いと思うが、いい野球をして欲しいもんだ。