イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

AKB49 8

宮島礼史×元麻布ファクトリー、講談社。アイドルスポ根物語の八巻目。兎にも角にもあざとさ核弾頭とこ岡部のあざといツンデレ萌えムーブが延々炸裂し続ける巻で、ミクコスはするは、なんか超王道のラブコメはやるは、やりたい放題です。序盤福本漫画の悪役みたいなツラしてた人と、同一人物とはとても思えません。せっかく上げた吉岡の株が、全部掻っ攫われる形です。
ミクヲタのヒッキーを作曲家として引っ張り込む話は、人情モノとして結構仕上がっていて、相変わらずこの漫画の基礎力を感じさせます。ところどころ「うぇ?」って思うところがないわけではないですが、そこら辺はハッタリの火力とバーター。一人でカレーをかっこむ所の漫画力は、八巻続けたパワーってのを感じさせるシーンだったと思います。
そして今回の本命、岡部恋を知るの巻。あまりにも完璧な女王の初恋で、こんなに岡部の株を上げてどうするつもりなんだと心配になるレベル。実もいいやつなんですが、岡部があまりにも前のめりに恋に恋しているので、餌をあげないなら釣るな、という感想が浮かんできます。ここで岡部にブレると、話が別ジャンルになっちゃうんでそれでいいんですが。
岡部への柏木パイセンのアドバイスを引き継ぐ形で、吉永に大島パイセン、そしてみのりに前田パイセンが助言する話で次回に続く。49の前田パイセンは、一切隙のない完璧超人でカッコイイ。リアルの前田さん卒業に合わせて、前田越えのエピソードが欲しくなるくらい。巻末読むと、なんかいかにもな金満アイドルグループとの抗争に入りそうですが。それはそれで、アイドルスポ根としては待ってましたのエピソードなので楽しみです。