イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

戦姫絶唱シンフォギアGX:第9話『夢の途中』感想

シンフォギアGX第二部『今夜は鍛えNIGHT編』、第三話の今回は翼さんの修行時代とまさかのラスト・アクション・ヒーロー
ウェル博士が全部持っていった感じもありますが、軸は翼さんの問題を解決し、一歩先に進む展開にありました。
風鳴家の想像を絶するゴミクズっぷりと、嫁さんに冷たい義父にキレまくるマリアが印象的でしたね。


ビッキーの家族問題がクローズアップされ、んじゃあ翼さんはどうなの? と思っていたらすっげぇ面倒くさかった。
色々折れ曲がった結果奏に出会ったのだとしたら、喪失後思わずエアしちゃうほど依存するのも、ある意味納得。
響のオヤジはゴミクズ、クリスは両親と死別、切調は実験動物扱いでマリアは妹と死別。
奏者は家族関係で問題がない奴、一人もいないな!!

今週も自動人形ブートキャンプは優秀な育成メソッドを誇っていて、翼を完全にメタった哲学兵装を取り出してまで、試練を与えに来ました。
風鳴の家に縛られた剣から、歌という夢を追いかける翼に!! という変化は分かるんだが、KAZANARIフェニックスがオモシロ必殺技すぎて、いい話が吹っ飛ぶ。
シンフォギアでは、いつものことである……その三十秒後にさらなる爆弾落ちたし。

既に自分のクエストをクリアした余裕からか、そんな翼さんにマンツーマンでピッタリ寄り添うマリア。
三期はつばマリ推すなぁマジ……って感じであり、頼もしいマリアが見たい身としては嬉しい。
戦闘では即座にぶっ飛ばされていたが、まぁ新必殺技『SAKIMORI忍法・火の鳥』お披露目しないといけんからね、舞台を譲った形だね。

パパさん(正確にはお兄さん)は不器用系男子だっただけで、クズ親が二人になると負荷で壊れかねない現状、有り難い人格者だった。
でも娘(正確には妹)の部屋を掃除しては寸分違わず元通り散らかし……を十年繰り返すのは、控え目に言って狂人だと思います。
全ては風鳴の呪われた血がアカンのや……パパさん入婿だけど……。


その裏側で、竜宮城に閉じ込められた浦島太郎(CV杉田)を結果的に助けたキャロルご一行。
これまでかなり完璧に作戦を遂行していましたが、『そろそろ負ける隙間を作っておかないと、話し終わんないんじゃねぇの?』という危惧を抱いたのか、急に頭痛持ちになったりした。
まぁ死んでも復活が無条件かつ複数回行えると、敵倒してる爽快感とか無いわけで、今回がラスト+副作用てんこ盛りという扱いはバランスが良い。

キャロルの思考を呼んだエルフナインが情報にアクセスすることで、自分に必要な誠意物のトップシークレットを手に入れてしまうキャロルのメソッドは、中々頭が良いなと思った。
脳筋クリスが何も考えずミサイルブッパしまくるので、制御ユニット壊れちゃったけどさ。
しかも妖怪ネフィリム人間と融合しちゃったけどさ……ウェル博士、二度目のダンジョンコントローラー就任があるってことだろうか、この流れ。

ウェル博士はグッダグダだったGを何とか最後まで持たせた功労者なんだけど、あまりにアクが強すぎてお話を全部持って行ってしまう。
GXは結構現状、悪役によるコントロールが効いていると感じているので、あまりに面白すぎるウェル博士の投入は、薬が効きすぎて毒になりかねないとも思う。
キャロルも(何この……何……?)みたいな顔してたしさ……そらするわ、あんな衝撃の登場……。

響とクズ親父の冷戦状態も継続だし、未来さんもなかよし。オーラを貯めこんでいるし、お話はまだまだ半ば。
シンフォギアきっての暴れ馬(CV杉田)をどう乗りこなすかも含めて、色々楽しみになる第九話でした。
二回連続でウェル博士ラスボス化はクドすぎるんで、頑張れキャロル。