戦姫絶唱シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
ついに発動する鏡写しのオリオン。手札の切り合い、化かし合い。サンジェルマンと響の激闘を蔑するアダムの私欲の前に、不倶戴天の仇同士が手を取り合う回。
…っていうにはちょっと、サンジェルマンの圧が足らないエピソードだったかな。切ちゃんとか良かったが
展開としてはライバルがラスボスに理想を汚され、『敵の敵は味方』理論で響とタッグ、という形なのだが、迷って半端な姿ばっか映されてきたので『あの強敵が一時的とはいえ味方にッ!?』みたいな驚きが、あんまない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
むしろドス汚れた自分を恥じるところがない分、アダムの方が潔くすら映ってしまう
いやまぁ、私欲で神の力を握り込むのと、高邁な理想のために力を欲するのは色合いが違うだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
しかし高潔だからといって、記憶に刻み数を数え百合の花を備えたからといって、中途でぶった切られた命に合わせる顔があるわけではない。生贄の血で実現した理想は、犠牲に報いるわけではない。
理想のために虐殺するのはOK、という自己欺瞞は、サンジェルマンにすら通用していない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
屈辱と悲嘆を雪ぐために始めた世直しが、どうしようもなく殺しを要求した。理想のためと良心を鈍麻して、現実の重さに屈した結果、ただただ前に進むしかなくなった。そこら辺のどん詰まり感はかなり好き。
なんだけども、ロジックというかキャラの強度として、サンジェルマンがブレブレの手弱女であるのは間違いがなく、信念の強さ、後ろ暗い部分の無さが即ち強さであるシンフォギアの世界律では、『強靭なライバル』を背負うには足腰が弱い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
英雄の資質たる揺るがない狂気が、彼女にはちと足らない。
そういう半端な部分が、サンジェルマンの魂の色なのだ、というのは何となく分かる。それを裏切ることなく描写を積んでいった結果、なんか煮え切らない共闘にたどり着いてしまったのは、ちと残念である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
もうちょっと尺裂いて、作者と殴り合い≒話し合いするのが良かったんかね?
響だけがサンジェルマンの欺瞞を突破しうるというのは、過去にも描かれている。骨格事態は理解できるけども、肉付けが薄いと思えている感じか…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
響とサンジェルマンの間に、もうちょい濃い感情の激突が事前にあったなら、より飲み込みやすいエピソードだったのだろう。うむう。
そこはさておき、響と未来の熟練の域に達した信頼関係とか、リソースがないことをリソースに変えた切ちゃんの立ち回りとかは、結構好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
あの開き直り方はいいなぁ。確かにアーパーなキャラと追加リソースの無さで、クライマックスに立つ理由が無いんだけども、そこ見据えた上で燃料にするのは面白い
やけっぱちと言えばやけっぱち。なんとなくで流さないで、ド正直に回答を出したと言えばそう。なんかシンフォギアらしい絶唱だなぁと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
その前のトンチキブースター突撃合体技含めてな!
ほんとIQ低い技で笑いと変な感動同時にぶち込んでくるの、好きだし得意だなこのアニメ。
アダムはティキビームの威力にご満悦だったり、共通ボスとして二人の前に立ちふさがったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
サンジェルマンがブレッブレなのに対し、キミはブレないなぁ…徹頭徹尾我欲なのか、はたまた欲の皮を貫いた先にもう一個あるのか。どっちでも面白いとは思うが、好みとしては…前者かな。
壁役のアダム次第で、向こうに回ったサンジェルマンの芯も定まるかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
あんだけぶっ殺していると軟着陸は難しそうだが、対話可能なキャラとして描かれて、実際対話し共闘したあとで、どういう始末をつけるのか。正確にいうと、始末に納得できる描写を間に挟めるかが気になっている。
神の門を巡る攻防も、ちょっと圧が足らないままズルズル最終局面に来てしまった感じもある。注連縄一刀両断しまくる神主のおじさんたちはちょっと面白かったが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
形はきっちり判るのだけども、いまいちケレンが足らない、もしくは機能しきれていない。AXZっぽいといえばぽいクライマックス直前だ。
とまれ、状況は『主役とライバルの共闘』という局面に転がってきた。そのカタチが必要とするだけの熱量、芯の強さは、正直ちょっと実感できない状態から、どういう弾を撃ってくるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年9月10日
他の奏者の出番も含め、来週勝負どころだなと思う。熱暴走するほどの燃料をぶっこみ、アツく燃え上がらせて欲しい