INGRESS THE ANIMATIONを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
劉が、ブラントが、ジャックが、サラが、誠が、それぞれの決意を振り絞りぶつかり合う最終決戦。話も能力も地球規模のスケールにインフレしつつ、男たちの旅路が今、終りを迎える。
決断と犠牲の果てに、道は続くのか。まだ、ゲームは続いている。
というわけで、楽しかったINGRESSアニメも最終話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
復讐の劉、集団意識とか分かりやすいこと吹いてきたブラント、INGRESS概念神と化したコッポラちゃん、血みどろで戦う誠、いいタイミングで再登場のジャックおじさん、世界を救うためのゲーム。
欲しいところ大体拾ってくれて、かなり満足である
今回はバトルの圧力を、非常にいい感じに活かしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
INGRESS概念戸化してブラントとマッチアップするサラちゃんと、劉相手に生身で血みどろコンバットする誠。
現実と仮想が重なり合う戦いは、お互いの必死さを上手く掻き立ててくる。
ジャックおじさんのヒロイン力が高かったのも、自分の体を酷使して意思を貫き、ハードなアクションを頑張ったからこそ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
その思いをガバメントからサイコメトリして、まるでジャックのように生身の戦闘頑張る誠は、グングンと主人公力を上げてきた。
人を傷つけたり殺したりという、日常から離れた血生臭さ。ジャックがいる間は、凡人出身の誠はそれを全部背負ってもらっていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
しかしガバを託され、『オメーもスーパスタイリッシュエージェントアクションすんだよ! 俺の代わりに頑張れよ!!』と言われた以上、もうやるしかない。
そういう状況への”圧”を高める上で、私怨モリモリで趣味悪い鉄砲打ってくる劉は、良い中ボスだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
お前…コッポラちゃんへの生足ペロペロとか電気ビリビリとかは、歪んだ愛情表現だったとかいうのか…脳みそ小学五年生かよ…。
INGRESSやっててもわかり会えない、人間のドス黒い業。ジャックは銃を握ってそういうものと渡り合っていたわけで、誠も最終回でようやく、そういう強さを手に入れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
彼が流す血はかつてジャックが背負っていたものであり、誠は日常の繭を破り、ヒーローとして覚醒していく。
誠がジャックから”強さ”を受け取ったように、ジャックも誠との旅から”優しさ”を受け取っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
日常と非日常が運命的に交錯し、様々な場所をさまよった旅路。そこで生まれた交流は、男と男の魂を混ぜ合わせ、お互いを変えていった。
それでも、お互いの結末は違う。
誠がジャック的な存在になった後、地球規模でサイコメトリキメて”INGRESSというゲーム”にたどり着くのが、色んな意味で好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
たかがゲームが世界の命運を左右してしまうホビーアニメ感モリモリなところとか、今までであった人たちの小さな力を集結しているところとか。
人類を集団意識に進化せんとする(ここら辺の古臭さも、もはや好きとしか言いようがねぇ)ブラントに対し、”世界規模の陣取り合戦”という集合知/世界最大のゲームで対抗する意趣返しとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
最終的に誠が誠らしく、自分の力と縁を使って解決しに行くところとか。ジオンの影響力すげぇな…。
ジャックは結局暴力を適切に使って、自分とブラントを焼き尽くす。(『絶対リアルとバーチャルの同時攻撃はやめろよ!』と事前に念押ししてくれる辺り、ブラントのナイスラスボス力まじすげぇ)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
誠は対話と平和、現在を読み解く”眼”で戦いを選ぶ。
その正反対の結論が、凄く良かった。
ほんとジャックおじさんが、かつての自分のように血まみれでズタボロになった新たな戦士・誠に肩を貸し、『いい旅だったな』と言い合って、お互いのエンディングに飛び込んでいくシーンが最高で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
この二人なら、こう終わらなきゃってところをきっちり拾ってくれた。
最終的に誠は日常に帰還するのではなく、全世界を股にかけてサラを探す。ジャックと出会ってしまい、彼の生き様を学び取った以上、足を止めてなんていられない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
自分らしさを失わないままに、歩んだ道のりから学び取り、変化する。ロードムービーとして、いい締めだったと思う。
正直コッポラちゃんはそこら辺のつながりにあんま噛めてないんだけども、なんかあまりに高速でインフレしていくINGRESS概念全てを背負った結果、ヒロインとはまた別のキャラ立ちした感じになって、自分はいろいろ納得してしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
イヤボーンもあそこまで行くと、ある種清々しい。
ジュリィ、アリス、ミラ、アカネちゃん、μ…これで電脳デミウルゴスになる上田麗奈、何人目だ?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
青と緑の翼がヴィジュアル的に綺麗で、結構好き。両陣営が手を携える最終決戦は、もう少し一般ユーザーの表情を切り取ってくれると、熱くノレたかな、とも思う。
誠との絆もちと弱いんだけども、コッポラちゃんサイドの薄さを誠の血みどろの純愛(を後押しする、ジャックおじさんとの絆)が巧く補強して、結局納得して食えてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
なんだかんだ、心を動かされる最終決戦に収まったのは、凄く良い。
ブラントくんが古臭い”幼年期の終わり”メソッドのコピペしか言わねー空っぽBotだったのは、個人的には好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
真新しい概念や展開でぶん殴られる喜びよりも、『ここに来て!』という期待がドンピシャ刺さったり、『こう来る!』という予感がズバンとハマったり、そういうのが面白いアニメだった。
B級でありきたりと言われりゃそのとおりだが、俺の細胞はありきたりなB級超エージェントアクションが、呉越同舟ロードムービーを展開させ、そこで育まれる友情を足場にガンッガン世界規模に肥大していって、最終的に人間のちっぽけな意地と感情を描ききって終わる展開を、確かに求めていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
そのとおりにズバーンっと終わってくれて、非常に満足である。エピローグも爽やかさがあって良い…と思ってたら、露骨に続きやがった!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
楽しかったんで、続編あるんならヨダレ垂らして口半開きで見ます。ジャックおじさんが出なさそうなのは寂しいけども…。
というわけで、INGRESSアニメも最終回を迎えました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
いやー、面白かった。僕はベタ足の話をキッチリやってくれるのが結構好きなので、このアニメのハンディな感覚はすごく好きでした。
どっかで見た話でも、ルックが新しいと別の味がするもんで、そういう意味でも3Dアニメにしたのは正解かな。
とにかくジャックおじさんの牽引力が高く、アクションでもドラマでも間違いなくMVPでしょう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
人の形から外れ、常在戦場の生き方に身を染め、それでも人として生き抜こうと、新しく出会った友と肩を組んで前に進んでいく。二人の旅は、ちょっとトンチキで眩しかった。
2話時点ではこんなことを書いてた僕だけども、ジャックの思いをサイコメトリして引き継ぎ、新たな戦士になった主人公・誠くんは凄くいいキャラで、主役だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
彼の成長がいい塩梅に鮮明なのは、序盤の凡庸さのおかげでもあるかなぁと、終わった今では思う。https://t.co/jxJUseclle
まぁ終わってみても、コッポラちゃんのヒロイン力はやっぱり薄めだったがな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
上田麗奈の電脳デミウルゴス適正を引き継ぎ、INGRESS概念女神としての圧力が最後の最後で出たので、別にオッケーだと思うけども。ビリビリされたり生足見せたり、サービスお疲れ様でした。
色んな所をウロウロするロードムービー的な作りは、全世界規模の陣取り合戦という原作のテイストと、巧く噛み合っていた…のかな?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
INGRESSが世界の全てを支配するホビーアニメ力、終盤のスケールのぶっ飛び方に心からシンクロする意味でも、元ゲーやっときゃ良かったな…俺もスマホで世界を救いてぇ。
話の筋立ては良く言えばベーシック、悪く言えば凡庸。何度も言うけど僕には評価ポイントなので、楽しく見ました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
劉の中ボスっぷり、ブラントのラスボスっぷりがマジで期待どおり(を頭一個くらい超える)で、俺アイツラ大好き。分かりやすい悪役って良いもんだね!
アクションシーンのバラエティが豊かで、銃撃戦にステゴロ、ナイフコンバットにカーチェイスと、毎回色々楽しませてくれたのはとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
特にジャックおじさん無敵の大暴れは、毎回血湧き肉躍る最高のエンターテインメントで、三大欲求の一つタフガイ欲求を最強に満たしてくれた。ありがとう。
このアニメのベタ足なところは人によって評価が分かれると思うけども、誠が主人公としてしっかり悩み、自分の強みや特性をちゃんと表現し、それに従って新しい成長を見せた歩みは、ちゃんと独特の輝きがあったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
僕はそれがあれば、どんだけ似通った物語があっても、個別の顔を見つけられる。
最初は見つけられなかったキャラ個別の可愛げ、どっかホッとするような魅力をちゃんと出して、僕を作品世界に引っ張っていってくれるアニメだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年12月27日
やっぱ僕は、このアニメ好きだな。なんというか、肌に合うアニメでした。とても面白かったです、ありがとう。