イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

数字で見る! 2018年の”イマワノキワ”

0 はじめに
唐突に自分のブログがどんな塩梅なのかをまとめたくなったので、Google Analyticsの情報なんかをお出ししつつ、今年一年このブログに押し寄せた”数字”を見ていきたいと思う。
あなたの好きなあのアニメは、このブログにおいてどのくらい人を集めたのか。
どんな年齢層、性別の分布になっているのか。
アニメブログをやられている方も、やられていない方も、暇つぶし程度に内輪情報の垂れ流しを楽しんでいただければ幸いである。


Google Analyticsくんは色んなアクセス情報を勝手に解析してくれる便利ツール(無料)であり、天下のグーグル様が承認欲求に飢えた果てたアホブロガーに、天から恵み(マンナ)を降らしてくれるゴッドツールである。
ぶっちゃけ銭金絡まないこのブログでデータ読んでアクセスを改善していってもも、そんなに良いことはないわけだが、まぁ色々教えてくれる(無料)ので結構頼りにしている。
今までは一人で見てニタニタしてただけだが、今回はこのニタニタが芸になるのか、誰かが楽しいと思ってくれるのかのチェックも兼ねて、色々データを出していこうと思う。

 

1 サマリー
まず、ブログの全体的な情報から。(以降断りのない場合、データは直近一年間)

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実はこの段階で記事にするにはかなり問題があって、一般的なアニメブログの標準データがないため、このブログのヒット数やら各種数字がどんだけ良いのか/悪いのかをあんまり判断できない。
一応他ブログの平均と比べる機能はあんだけども、商業サイトとかも平気で混ざるので、比べるべきじゃない数字を比べたりすることになって、いまいち比較としては機能しない感じかと。
その上で判ることは、月7万ちょっとのヒット数であること(アニメ主題の個人サイトとして、これが多いのか少ないのかはわからない。多分多い方)、今年は比較的新陳代謝が早かったこと、くらいか。あと日本メインのサイトであること。(ある意味当たり前……って言いたいが、機械翻訳の一般化で読む人は多言語でも貪欲に読んでいる印象)

 

2 年齢と性別

次に年齢と性別の分類推移を、一年通しで見てみる。

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(主に)アニメブログという性質上、そして僕の嗜好が男性よりなので、なんだかんだ若年層・男性よりの傾向が強い
9月の末くらいにグーンと伸びてるところがあって、ここで45-54才のシニア層がぐっと引っかかっている。後に見るけど、この爆発は”ルパン三世PART5”最終回がヒットした結果であり、どんな層があのアニメを楽しく見ていたのか、Webで検索して感情を共感したかったのかが、何となく見える結果である。

年齢層のボリュームバランスは、基本的にPVの多少に関わらず一定で、だいたい同じ年頃の人たちが同じバランスで流入してくる。しかし男女比は大きく変わり、1-3月期は女性層が下支えをして、4-6月期は男性が太め、7-9月期は全体的に落ち着いて、10-12月期は少し女性層が増える、という塩梅。
これはそのクールでバズったアニメとおそらく関係があって、1-3月期はアイナナがとにかく太く、Twitter経由で女性層がモリモリと流入した。ほんっと冬期は男の支持が薄く、「俺なんか悪い事したかな……」と我が身を五分反省したりもした。
4-9月期はルパンのクールであり、なんだかんだ男性支持が太いんだな、と感じたり。ぶっちゃけうちのサイトの三本柱は『女性向け』『おっさん向け』『女児アニ』らしく、深夜アニメ見まくりの男性オタクというある種のマジョリティは、ジワジワ下支えをしてくれても激しいバズには関係がない。常連客ってのはそういうもんかもしれない。
9-12月期は太い柱がないものの、色んなアニメが元気に見られていた。”風が強く吹いている”が女性層、”ゾンビランドサガ”が男性層の、それぞれ稼ぎ頭だったのかな?

 

3 アクセス経路
次にアクセスの経路を見る。

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検索エンジンからの流入、直接ページに来る、Twitterソーシャルメディアはほぼ、Twitterの独占。ここら辺はブロガーがどこのSNSに露出し、日常的に使っているかが如実に反映されると思う)、参照ページからのランディング……となっている。
なんだかんだグーグル先生に引っ掛けられて入ってくる人が多い(から、新規ユーザーが多めになっている)ってことだと思う。
フラッと興味領域に引っかかって入ってくる人よりも、直でこのサイトを目指して入ってくる人のほうが、ページはたくさん見る(P/Sの数字はそれぞれ1.69、2.25、2.82)のは、納得といえば納得。グーグル様にサラッと教えられて立ち去るのと、腰を据えてサイトと付き合うのは別の形態、ということだ。
一見さんを軽んじるとか、常連さんが重たいという話ではなく、どっちも見に来てんだからどちらかをナメたような記事づくりをしたら、確実に数字に出るだろうな、ということ。こえーな数字。

でも正直どっちかって言うと、どっしり構えてページと付き合ってくれそうな人達の顔を想像しながら、文字を売っている感じはある。古臭い個人サイトの血が抜けきっていない、というとだろうなぁ。

 

4 ページごとのヒットタイプ

一年間・クールごとの数字変化に行く前に、ちょっと寄り道。コンテンツによって、PVのグラフは結構変わるよね、というお話。
僕が扱っているアニメはナマモノで、基本旬(≒放送期間)を過ぎるとがくんとヒット数が落ちる。以下は今年一番ヒット数を稼いだアイドリッシュセブン カテゴリーの記事一覧 - イマワノキワのヒット推移。

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第4話くらいの時にグンと伸びているが、これはTwitterクラスタのアルファの方に紹介してもらって、そこを入り口に発火した結果。途中でポコッと盛り上がっているのは、最終話が一ヶ月時間を開けてから放送された時のもの。
ソーシャルメディアによるバズりは雪だるまのようなもんで、手のひらでこねている間はなかなか大きくならないが、一回転がりだすとスケールがスケールを生み、ガッシュガッシュと巨大化する。
一回このレールに乗っかると安定してヒットを生んでくれるけども、まぁ基本乗らない。反響も(そんなに)ない。黙々と書いて、黙々と読んでもらうサイトでいいかなぁ、と思う。お客さんあしらい、巧いわけでも好きなわけでもないしねぇ……。

もうちょっと一般的なアニメは所々波がありつつ、ダラダラとヒット数を稼いでいく。

HUGっと!プリキュア カテゴリーの記事一覧 - イマワノキワのPV推移はこんな感じのグラフ。

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6月真ん中くらいに強い波があるけど、これは第20話の感想がそれなりにウケたときのもの。こういう波がどう来るかは、サーッパリ傾向が読めない。自分が気に入った話でも刺さらん時は刺さらんし、エピソードの質もそこまで関係はない気がする。確実に相関関係があるのは放送から更新までの速度(速いほうが当然ヒット率は高い)だけども、感想を頭の中で寝かせて書かないといけないアニメもあるわけで、なかなか難しい。

 

TRPGのレビュー系はジリジリ長く稼いでくれるタイプで、例えばアマデウスのレビューはかなり昔のだけども、こんな感じのグラフでちまちまヒットがある。

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このグラフを見てると、アニメ感想記事がどれだけナマモノかよく判る。自分がツイッターマイクロブログに使った時評スタイルってのもあるんだろうけど。

他にちょっと面白いヒットの仕方をすることもあって。

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これはGUNSLINGER GIRL最終巻の感想で、ジリジリ稼ぎつつ10月にポコンと頭が出る。電書でセールがあったからだ。こうやって新規層が入ってきて、読んで心を揺さぶられて、6年前(!)の記事に流入して当時の僕の気持ちを読む。
今のウェブ、オタクメディアの流通の仕方だと、そういうこともあるのだなぁと感心しながら、ニタニタログを見ていた。漫画の過去感想、今でもヒットがあるのはこの記事くらいだなぁ……。

他には刀剣乱舞ミュージカルの感想も、結構面白い推移をたどっている。

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公開直後よりも10月のヒットのほうが強いけども、これはTwitter上で紹介していただいたのがバズって、そこから流入した結果。こういう感じで、時系列を逆戻りして思わぬ波でウケることがあるのも、SNS時代のヒットの特徴かもしれない。まぁ素人分析以外の何物でもないけど……そこに疑問を抱くとこのページ自体の存在が危うくなるので、次ッ!

 

5 2018PV数ベスト100
さ~行くぞ、縦長の記事がさらに縦長になるッ!

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というわけで、上位1/4はほぼルパンとアイナナである。そこに食い込むTNMレビュー。人口増加に伴い需要が上がっている割に供給が少ないっぽいので、TRPGレビューはかなりロングテールでジリジリウケる。来年はもうちょい数増やそうかなぁ……。
以降は女性向けをメインに、一年続く女児向け、時折例外的にバズる深夜アニメあたりが並ぶ。思いの外”宇宙よりも遠い場所”が強く、読むのに補助線が必要なオリジナルアニメは需要があるのかな、などと思う。しかし他のアニメがバリバリヒット、というわけでもないしなあ……。

 

5-1 1-3月期トップ50
一年通しだと逆に全体像が把握しにくいので、クールごとに分割して見てみよう。まずは冬期。

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アイナナが当然のように強いが、クールをまたいでSideM感想がかなり太い。最終話感想が新年に食い込んだのが、結構影響を及ぼしている印象。
他はポプテピピックが安定して強くて、当時の瞬間風速を偲ばせる。自分なりに真顔で構造解析し続けたのが、逆にレアで受けが良かったのかもしれない。ダリフラ二話が例外的にウケているのは、この回とにかく俺がキレまくってて、その語気の強さが妙な角度に刺さったからだと思う。

 

5-2 4-6月期

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アイナナの名残とルパンの勢いがトップ周辺で追いかけっこをする中、ラストピリオドCCさくら クリアカード編が存在感を見せる。どっちも自分の観測範囲内で、継続的に感想書かれてるのを見たことがないタイトルだったので、ニッチを上手く拾った形なんだと思う。
リズと青い鳥は色んなチャンネルからヒットがあって、じわじわ積み上げてこのポジションって感じ。流石になげー記事なので、平均ページ滞在時間が長い。映画感想も結構ポジションが難しい記事だけども、どっかでTxt形式の感想書くようにしないと、すごい勢いで書き方忘れていくからな……。これも鮮度が大事で、公開後一週間を逃すとあっという間に生き腐れる印象。理想は公開直後。

 

5-3 6-9月期ベスト50

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こっからルパン三世PART5 最終話 がずーっと頂点に居座り続ける。なんでこんなにウケたのかサーッパリわかんないけども、タイミングとか角度とかが良かったんだと思う。正直、三倍差がつくのは良くわかんないけども、これも雪玉式の結果だと思う(ウケる→検索優先度がアガる→目に付きやすくなる→ウケる→……のループ)
Free! 第10話は真琴の進路が変わる回で、界隈が結構揺れたエピソード。解釈や賛否が分かれたり、どう飲み込んだものか分かんないエピソードが来ると、全体的にヒットが増える傾向が見られる。見ててモヤモヤした時は何らか、形にまとまった言葉が欲しくなるんだと思う。レヴュスタのばなな回とか。

5-4 9-12月期ベスト50

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まだ年も収まってないけども、現在進行系の。既に放送が終わっているのに実質一位に居座るルパン最終回が、どんだけグーグル様の寵愛を受けているかがよく判る。
それを除くと風が強く吹いているが強め。こうして四半期四回見てみると、ほんとにお姉さん方の支持がPVに直結していて、サイトの顔が改めて鮮明になった感じがある。
しかし自分はクラスタやコミュニティにコミットしているわけでもないし、何らか継続的な行為をコンテンツに見せるわけではない。あくまで部外者として、部外者のやり方(多分、僕みたいにネームが多く理屈っぽい見方は”女性向けコンテンツ”のファン活動としてはレアケースなんだと思う。こういう意味でも、ニッチを取るのが強い)で接続してんだなぁ、とも感じる。その認識を保ったまま、敬意を持ってクラスタと向き合っていきたい気持ち。

 

6 まとめ

というわけで、Google Analyticsくんの吐き出す数字と戯れつつ、このサイトの一年を振り返ってみた。素人のテキトーな分析なので見て取ったものが正しいかどうかは判然としないが、これが見ている方の楽しみになるようなら、四半期に一回くらいはこういう分析を表に出して、一体このブログがどないやねん、というので遊んでみたい気持ちはある。
さてはて、どうなるのだろうか。来年もよろしく。