神田川JETGIRLSを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
怒りと焦燥をエンジンに込め、ヘルズ・キッチンとのバトルに挑むジェットガールズ。
噛み合わない気持ちはマシンに反映され、結果は惨敗。
凛の顔に張り付いた、笑顔の仮面。不器用なミサは、それを涙で溶かせるのか。女と女の熱い夏が始まる…。
そんな感じの、ジェットレースはあくまで呼び水! 不器用女達の感情アンバランス、水着と夕日のデート回である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
話の軸自体はピュアピュアきららなんだが、隙あらば肌色とお肉を盛るサービス精神のお陰で、不思議な味わいになってるのがこのアニメだね…。
さてお話は、凛が前のめりになりすぎたレースから始まる。ヘルズ・キッチンとのバトルは問題の解決ではなく、齟齬を浮かび上がらせる触媒として機能する感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
同時に双子の強さがよく見えるレース展開は、なかなか良かった。トンネルゾーンの追走感は、特に素晴らしかったね。
ジェットレースはペア競技、心が通わなければ速度は付いてこない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
前回仕上がった関係性を控えめに見せ、主役の伸びしろ(”噛み合わなさ”とも言う)に出番を譲っていたヘルズ・キッチンは、以心伝心の強さを見せる。
体重移動で曲がるので、そのタイミングと強さがブレると遅くなるね、ジェットレース
結果いいとこ無しで惨敗し、バッキンバッキンの媚媚決めポーズをブチ込まれるジェットガールズ。この過剰なピンクが…良い…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
普段はクールなsyoco先輩が、私情むき出しで双子を押すのも納得だ。関係性も偶像っぷりも、よく完成されてるよね…。
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/79GZveb2kY
会場にいないライバルにカメラを振って、おっぱいと出番を確保するのも地味なクレバーさだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
DRESSの二人、画面に映る時一生トレーニングしてて、マジストイックだな、と思う。さすが中の人がアイカツコンビ…。
黒丸くん”かぐや様”呼びなの良いよね。マスコット属性なのにマジ忍び。
メッコメコに負けた後は、どんより暗い二段ベッド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
携帯番号を交換した後、明るく輝く関係性を際立たせるためには、このドン曇りをちゃんと捉えておく必要があるのだ。
そこから一歩踏み出して、相棒のメンタルケアに踏み出す。ミサちゃん、恋の成長期である。
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/RIdw6RL1IP
本当はアキバに行きたいのに、浅草に変更されて、それでも笑顔。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
凛の仮面は、なかなか剥がれない。それは生来の強みなんだが、同時に本心を預けれない弱みでもあり、勝ちたいなら突破しないといけないポイント。
今回はデートと勝負を通じて、二人がどれだけ繋がれていないかを確認するお話だ。
それでも、愛おしい相手との一時は楽しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
見よ、このミサちゃんの顔。『私が好きになった相手の顔が、マジで太陽すぎる…ッ!!』て感じだ。べた惚れじゃん…ズブズブじゃん…ッ!!
そんな気持ちを、携帯カメラは上手く切り取ってくれない。望んでいない横入り、ズレる焦点距離
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/vYgKiKz5P5
念願のツーショットを邪魔されてションボリなミサちゃんを、凛は全然見ていない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
ギャル組との再開に浮かれ、一番大事な相手との関係性を置き去りにしてしまうのは、元気主人公の浅はかな弱点である。
考えすぎと考えなし。デコボコ噛み合えば強いが、ズレる時はとにかくズレる。
そっからは真夏のウハウハザブーン、おっぱいとおケツが画面を埋め尽くす水着バトルである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
水着ボーリングに水着卓球、水着セグウェイに水着バスケ。『それ、水着でやる意味ある…?』って勝負ばっかだが、水着ってだけで意味があるんじゃいッ!
実際、道理を捻じ曲げてもサービスねじ込む執念は大事
相手をよく見て、ポジションを活かす。謎の玉投げ競技は、戯画化されたジェットレースだ。実況・解説役もいるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
とにかく陽性な雲海サーファーズは、フットワーク軽く色んな場面に現れて、空気を明るくしてくれるいいキャラだなぁ…バカとも言うけど。凛にダダ甘い所がマジで好き。
戦いすんで日が暮れて。今までの肌色トーンが嘘のように、リリカルな色彩の染まっった夕日の中で、濃厚な感情がやり取りされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
今までミサのナイーブさの象徴だった”髪いじり”を、笑顔満点なはずの凛がやる”絵”、二億兆点だと思う。
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/YHbi4BWunX
今回って主役二人のキャラクターを交換して、お互い”らしくない”立ち回りをする回で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
陰気なはずのミサちゃんは、笑顔に涙を隠してる凛を見てられなくて、影から出てきてデートに誘う。
いつも明るいはずの凛は、上手く繋がれない哀しさに髪をいじる。その薄暗さは、ミサちゃんだけのものじゃない。
『実はお互い、どこか似ているところがある』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
水着の大勝負が切開した切り口から、溢れる涙と見える世界。そこに、ミサちゃんがぐいっと踏み込む。相変わらず足が喋るアニメだな…。
顔の良い黒髪クール系に求められる立ち回りが、今夕景に炸裂する。抱けー!!抱いたー!!
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/k3q9k6RRLu
ここ迄ボロボロの姿を晒さないと、顔面の良さを活かせないミサちゃんのポンコツを嘆くべきか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
持ち味活かす立ち位置に踏み込んだよことを喜ぶべきか。
どっちにしても、笑顔の仮面を突破し、お互いの”本当”を預けるコミュニケーションにたどり着くのが、今回のクライマックスである。
このままハンサムガールとして、カッコよく決めれないところも、またミサちゃんで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
携帯電話を前にワタワタする面倒くせぇ純情で一笑い…と思わせておいて、まさかのマジ泣きッ!
『押すところで押し切る。油断させておいて押し切る』
圧倒的に正しい演出。
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/PDcFQ0XpcM
携帯取り出したところで『あー、イケメンすぎっから膝カックンね。判る判る』と腹筋を緩めたところで、凛が今まで隠していた濃厚な感情、上手く繋がれない不安をドカンと押し込んでくるのは、非常に良い押し引きだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
ギクシャクした関係に不安だったのは、ミサちゃんだけじゃ当然ないよなぁ…。
ここで鼻水垂れ流しのブッサイクな顔なのが、『この女本気でミサちゃん好きだな…』感がにじみ出てて、ホント最高だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
本物の感情を前にした時、表情を取り繕っている余裕はない。そういうところまで、ようやく二人は踏み込めたのだ。序盤の笑顔の仮面と、上手い対比だ。
対比が上手いのはラストも同じで、ようやく上手く撮れたツーショットに、今度はちゃんと輝く二段ベットと、ドタバタの中で描写していたものを綺麗に回収・再演していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
リフレインが上手いアニメは、やっぱいいアニメだ。あと”花”ね…”水”と並ぶ、このアニメのアイコンだなぁ。
©2019 KJG PARTNERS pic.twitter.com/Q3yeGa2n7u
脂っこい肌色サービスを豪腕でねじ込みつつ、”絵”に込めた意味と意志を的確に表現して、爽やかな読後感で終わる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
このアニメの詩情の巧さがよく出た、良い青春の1ページでした。
キャラに慣れてきたタイミングで、”らしくなさ”を交換してコンビが深まる展開は、マジで上手い。
ヘルズ・キッチンとの勝負で『心の繋がりが、レースの強さ』ってのを示してあることで、今回の赤い寄り道が実は、勝利への最短ルートだってのも腑に落ちる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
女と女が水着でデートし、赤い夕景に感情を炸裂させる。そこを過ぎないと、勝てるチームは作れないのだ。相手を好きな方が勝ァつ!!
主役以外のコンビを最初から仕上がらせて、関係性変化のダイナミズムは全部主役に寄せているのも、大胆かつ的確な判断だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
とにかく凛ミサの距離感はもどかしく繊細に、ジワジワと変化する。しかしその丁寧さが、青春の躍動、女と女が出会っちまった運命を感じさせるのだ。
これを全キャラやってると、ジェットレースをアクティブに描写したり、肌色サービスをゴリゴリねじ込む余裕がなくなるので、基本的にライバルたちは関係が仕上がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
動かすところと止めるところをクッキリさせたメリハリが、非常に上手く機能していると思う。
かくしてお互いの弱さと強さを預けあえた二人は、青い戦場に舞い戻る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
●○●と、デコボコ加減の星取表。まだまだ課題は多いけど、愛があれば大丈夫!
そんな感じの絶叫純愛回でした。やっぱ”感情”なんだよなぁ…ありがたい。
来週も楽しみ。
あ、 二段ベットの距離感なのにわざわざメッセしてるの、二人がようやく掴み取れた絆のガジェットに夢中な感じが出てて、マジ純情~~~って感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年11月19日
こういう細かいところで、恋のトキメキを描写できてるのが、このアニメの強いところだと思う。ロマンスと詩が巧い。肌色お肉アニメなのに…。