SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
運命に導かれ、ルームシェアを始めたほわんとヒメコ。日常を共有する中、静かに惹かれ合っていく二人を尻目に、爆裂する不良魂! 突き刺さる怪人蜂男!!
退学を回避するべく”バンド”になったドコンジョウフィンガーは、一体どんな音を奏でるのかッ!
そんな感じの、ケモノ音楽青春群像劇、第三話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
二話で同棲まで突っ走ったから、ボーイズの方にカメラを寄せて…とはならず、相変わらず全速力で”ほわヒメ”やりつつ、新バンドもハイテンションでしっかり紹介し、貪欲な第三話でした。
一生ほわんの方見てるヒメコを、凄く丁寧に追い続けるね…。
先週衝撃の強襲を仕掛けてきたドコ指は、アバンでナレーション混じりに結成経緯を説明。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
あんま上手くないとされる手腕なんだけども、キャラの味の濃さ、千葉さんのど根性テンションで異常に面白くなっているので、オールオッケー!!
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咲いてる花を踏み付けにして顧みない、暴れまくりの青春。しかしカーチャンのお弁当には手を合わせ、留年理由は虚弱体質。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
尖った暴力性と、丸っこい可愛げ、なによりぶっ飛び暴れまくりのハイテンションが同居した、素敵なバッドボーイズである。やっぱ”可愛げ”って大事よね。サンリオだし。
ヒメコもそうなんだけども、ましゅまいれっしゅはお話の軸を、『自分らしさに気づく』『生来の優しさを上手く使えるようになる』というところに置いている気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ダークモンスターとのバトルがなくなったところに、自己発見、自己実現というジュブナイルの真っ直ぐな柱を、どんとぶっ立てた感じだ
それは自分ひとりでいては見つけらず、誰かと出会って”バンド”になること、楽器を握って自分を表現する中で見つけていく(あるいは見つけ直す)ものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
不良少年たちは音楽に敬意も払えず、バンドも校長から無理くり押し付けられたものだ。
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しかし団結の兆しは確かにあって、六留最年長のジョーは率先して頭を下げ、”バンド”を続けるための結束を、なんとか保とうとしてくれている。シンガンのロムもそうだが、SB69の年長者は頼りになるなぁ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ハッチもノリの軽いバカなだけで、一人みんなとハイタッチしたがるわけで。
そしてヤスはもう、『バレバレ! ヤッくんいい子だってバレバレ!!』と指差して言いたくなる、思春期ど真ん中素直になれないボーイである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
手しか見えないママンの存在感、使い方が凄く巧くて、感心してしまった。あのやり取りだけで、ヤスの未来、バンドの未来が明るいって判るもんな。
身内で暴れ狂っていた暴力は、ツキノワグマのお礼参りを前に”外”に向いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
お弁当を人質にとったピンチに、率先して駆けつけるジョー。仲間の盾になるジョーと、仲間を盾にする不良の対比が面白い。あとお薬手帳ね。
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ピヨピヨちゃんの可愛い絵面とひらがなの”じょう”が、可愛げを加速させると同時に、『ひらがなでしか名前書けない時代から、薬処方されてんだ…』という切なさを生みもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ゲス要素が強い双盾も、 壊した給水栓直してたり、細かいところでの好感度稼ぎが巧い。
不良の共通言語(リンガ・フランカ)である”喧嘩”を経て、少し距離を縮めたド指。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
もう一つのコミュニケーション”ロック”を大暴れさせ、いい演奏を客席に突き刺すッ!!
今回の3D演奏は動きも元気で、曲の魅力をよく引き出していた気がする。アクション強めで暴れた方が、相性いいのかな?
かくしてステージを初成功させたド指であるが、バチバチやりあっていた関係性はなかなか、一つにはまとまらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ハッチがハイタッチしてもらえる日は、果たして来るのか。暴力よりも面白いものに、夢中になれる青春はまだ遠い。
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柔らかく温かいムードで始まり、二話にして同衾までぶち抜けたましゅまいれっしゅに続く、第二のバンド。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
それはボーイズらしい荒々しさと、青臭く照れくさい友情が同居した、また違った味わいの青春音楽集団になりそうだ。
こうやって個性が違うと、色んなお話楽しめて良いね。人数多い強み。
そんなド指の演奏を、オーディエンスとして評価する”軸”を、今回ほわヒメが担っていたりもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
まーたヒメコが一生ほわんの方をチラチラチラチラ見つつ、楽曲オタクとしてシビアでクールな評価を下し、的確に言語化もしている。
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感じたものを言葉にする、批評家としての才能。それはフワフワなほわんにはない強さで、田舎娘は素直に、その資質を褒め称える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
自分たちがやっているものを含め、音楽を偏見にとらわれずに摂取し、冷静に客観的に判断できる。
天然娘にズブズブになるだけではない、ヒメコの強さが見えてくる。
イヤまぁ、傍から見てもバレバレなくらいズブズブのズブではあるんですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
今回はド指の第一章をインパクト強く進めつつ、ルームシェアを始めた二人の距離、ヒメコのドキドキ内面描写がたっぷり盛られてもいて、非常に貪欲でした。
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『他人に興味がない、一匹猫のマシマヒメコ』という、今までのセルフイメージ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ほわんはその境界線をガッシンガッシンぶち壊して、どんどん距離を詰めてくる。赤面する頬の熱量に調子を狂わせつつも、既にカップは二つである。
バイト探しも手伝ってくれるし、どう見たってズブズブじゃん。
そんな気持ちに素直になれない、ノースリーブの紅白かまぼこ。ヒメコちゃんは可愛いなぁ!!(キモ・オタク満面の笑み)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
少女漫画も真っ青な『アイツといると、いつものアタシじゃないみたい…どうなっちゃったんだろう』をブン回しつつ、クールはクールなのが、ヒメコの良いところだ。
情にほだされつつも、バンド練習はキッチリ区別をつけてやりきる。音楽にはいつも真剣で、楽曲の良さと、素直に向き合っていたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
そういう『ヒメコらしさ』は、ほわんと触れ合って生まれている『ヒメコらしくなさ』とぶつかることで、より善くなっていくのだろう。良いなぁ…”成長”の捉え方が良い。
ほわんはド指二度目のライブを、『音が仲良くなった』という表現で捉える。その鋭い感覚が、ヒメコの言語化能力と混じり合って、何を生み出すか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
感情ズブズブ絵巻と同じく、二人が出会って生まれる”音楽”
にも、良い予感が満ちてる。
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甘いだけの恋物語だったら”バンド”を介する必要もないわけで、ほわんとヒメコ、二人が想いと音を混ぜ合わせる中でどんどん新しいものが生まれ、”バンド”になっていく様子は、しっかり描いて欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
楽曲を素直に捉えるほわんのセンスと、ヒメコの持つ知識と情熱、的確(でちょっと過剰)な言語化。
楽器をうまく弾くだけではない、音楽と向き合うときの武器。それが今回チラッと見えたのは、非常に良かったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ドタバタ忙しないコメディも、甘くて熱い恋と友情も、音楽に真剣に向き合う青春も、全部本気で大盛りで。
リブートしても、SB69に感じた”らしさ”は元気で嬉しい。
バンドは二人でやるものではなく、明るい優しさが空回りなルフユちゃんとも、距離を詰める必要がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ネタっぽく扱ってきた、狼族の宿命。月の視線から自分を隠すコンプレックスを、トンチキ仲間は受け止められるか。
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そんな導線を引きつつ、次回に続く、である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
ド指の強烈なキャラクターと、その個性が”バンド”になっていく可能性、期待感をしっかり刻んだ、良い登場回でした。
彼らの音楽を観客側で聞く仕事を、ほわヒメに割り振ったことで、演奏者と観客がいる”音楽”の奥行きも、上手く出たと思う。
そして徹底的に乱打(ラッシュ)を仕掛けてくる、ツンデレヒメコの恋模様。本当に…凄い…。(語彙蒸発)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年1月24日
賑やかなMIDICITYには色んな奴がいて、色んな面白さがある。そんな作品の魅力が、ド指参戦で本格的に動き出した感じです。
ルフユちゃんの掘り下げも含め、次回も楽しみ。