ご注文はうさぎですか? BLOOM を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
木組みの家々が並ぶ、石畳の街。
素敵な景色に溶け込む喫茶店”ラビットハウス”では、仲良し少女たちが元気に暮らしていた。制服作りにフリーマーケット、楽しいことがいっぱいだ。
たっぷりの可愛いと微かな狂気を混ぜ合わせて、ごちうさな日々が始まるッ!!
そんな感じのTVアニメは久々だがOVAとか特別劇場版とか結構色々やってたぜ!! な第一話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
相変わらず最高に綺麗な世界で、最高に可愛い連中が、頭のネジをぶっ飛ばしたクレイジー日常をぴょんぴょん飛び跳ねていて素晴らしかった。
『俺達は”ごちうさ三期”をやる』
そういう気合、随所に満ちてました
まず美術の冴えが本当に凄いことになっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
過剰な可愛いと優しいを致死量詰め込んだ、ユーフォリアックな作品世界は、石畳の街の『これぜってぇ日本じゃないだろ』という美麗に支えられていると、ずっと思っているのだが。
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『周囲を取り囲む情景が特別に綺麗なんだから、女の子の可愛い部分、人間の優しい部分だけエスプレッソみたいに絞り出した話が展開しても、別におかしかぁないだろ!!』という、無言の説得力が背景に満ち満ちていて、ある種の”殺気”すら感じた。スゲーよSTUDIOじゃっく…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
これが過剰品質にならず、ハッピーハードコアな作風をしっかり支える土台になって、作品全体をおおう異様なビート、甘い麻酔感覚を後押ししているところが、やっぱ良いな、と思うわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
石畳の街は、凄くキャラの強い舞台なのが好きなのよね…『これが”ごちうさ”だ』っつー、自己主張が激しい。
五年ぶりのTVシリーズ、作品でいっとう好きな所が全く衰えていないといきなりブチ殴ってくれて、非常にありがたかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
ほんっっと、この美術を眺めているだけで幸せな気分になれる。この世には絶対生まれ得ないものを、作り物ゆえの高純度で磨くアニメの強み、相当暴れてる。
こういう美しい舞台で何が起こるかと言うと、優しいお姉ちゃんに取り囲まれたクール気取りの寂しがりや少女が、一生元気に暮らし、幸せな日々を送るのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
第一話からいろんな髪型、色んなおべべ見れて嬉しいね…。
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僕はごちうさの、多幸感で脳髄ビタビタにしてくる割に時折暗い所が好きなんですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
チノちゃんがすっかりココアさんにデレなのも、母を失った寂しさを愚直に愛で埋めてきた、ココアさんの歩みがあってこそで。
あの子バカだけど、”好き”って気持ちには嘘つかないじゃないですか。
それがチノちゃんに一期二期OVA劇場版色々染み込んで、すっかり鎧を外して、『ココアさんが好きな自分』を素直に受け止め前に出せるようになった”今”がダダ甘24分流れ続けるの、スゲー良いな、と思ったわけです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
メリハリのねぇトンチキ日常だけが流れているようで、切り取ってみると確かな変化がある
そういう結構独自の時間感覚、人間が人間に染み入るまでの歩み寄りみたいのが、賑やかなハッピーデイズから滲んでいる第1話だったのが、なんか凄く良かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
あからさまにプラスティックなきらら美少女なんだけども、彼女らなりにこの街で生きてんだなー、みたいな肌感覚。
それがとにかく濁りなく、可愛く優しくクレイジーに回り続けるのが、やっぱ凄くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
こんだけ透明度高く”可愛い”と”楽しい”を積み上げていくってのは、やっぱストイックですよ、根本的に。
要所要所で唸る集中線が、ハイテンションな狂気を加速させる…
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『なんでキミらそんなに血圧高いのッ!?』と聞きたくなるような勢いの良さが、しんみりいい話で終わらせず、ゲラゲラと笑える空気も作ってくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
一般的な枠に収めると、この作品の登場人物全員”狂人”なんだけども、そんなぶっ飛びが世界律として機能するよう、デザインと笑いで殴りつけてる感じ。
かと思えばしんみりと、ココアさんの背中に無防備に体重を預けれるようになったチノちゃんとか、自分と彼女たちの未来をしっとり考えるチノちゃんとか、ありふれた日々の特別さにお礼を言えるようになったチノちゃんとか、真直ぐな”いい話”も押し寄せる
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
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今自分で書いて、『この男、児童としてのチノちゃんに体重かけすぎだな…キモいな…』と思ったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
僕はやっぱ、大人びているようで自分の中の寂しさを上手く扱えなかったチノちゃんが、ココアさん達と一緒に心から笑えるようになってる姿、そんな自分を肯定できてる姿が、スゲー好きなのね。
お話の初期段階を回していたチノちゃんとココアさんの断絶はすっかり埋まっちゃって、なかなか燃料がない状態ですけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
三期は”時間”を縦軸に、楽しい日々を積んでいくのかなー、と思う第一話でもあった。
これまでの私たち、これからの私たち。
制服が入らなくなる未来にも、こうして幸せを連れてきてくれた人と一緒にいたいなという願いと、一緒にいるにはどうしたら良いのかなという疑問を、チノちゃんは静かに考え続けてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
そこに何らか、骨のある答えが出る三期になんのかなー、見たいな予測。いや、可愛いだけで終わるかもだけどさ…。
今回のお話は服作りからフリーマーケットへ、非常にゆったりとあの街の面々の日常を追いかける、スケッチ的な仕上がりだったわけですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
ココアさんがおケツフリフリで掘り出した過去は、みんなで賑やかな現在、”お姉ちゃん”できてる変化に繋がってる
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チノちゃんがステッキ腹パン喰らいつつ、迷子の女の子に視線合わせて笑顔を作れたのはやっぱ、ココアさんが”姉”やってくれて、『本当にしょうがないですね』と呆れたふりで、でも幸せを感じながらその生き方に救われ、学んできたからだと思うわけです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
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そういうしんみりじんわり良い話の合間に、二回もステッキ腹パンねじ込む所がごちうさクレイジー健在で、そこも好きなんですけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
時折美少女の扱いが雑だよね、ごちうさ…そこが良い。
そんな感じで、お母さんがいない寂しさを埋め、でも誰かの代用品ではない貴方がいることで、チノちゃんは幸せです
チノちゃんは賢い子供なので、そうやって手に入れたものの価値も意味も判ってるし、差し出してくれたものに謙虚に報いようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
幸福な時間がずっと続くように、ちびっこなり結構考えて、色々やる。
そういうニンの良さが今回第一話、随所に見えたのも良かったです。
そんな彼女の時間が、今後どういうふうに流れていくのか。それを共有する人々の優しさと狂気が、どんな色合いを見せるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
相変わらずシャロは変な声で、千夜はシャロ好きすぎで大変良かったです。クレイジー…。
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可愛いピンク着せようとしたり、手品で笑ってもらおうとしたり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
ココアさんが関係固まった後も”姉”ぶろうと、あの手この手でハッピー差し出してるの好きなんスよね…。
ほんっとバカなんだけど、愛一点において全く曇りのない、ブレーキも踏まない”本気”っぷりが、力強く作品を満たす。
そんな多幸感で塗り固められた特別な世界が、また変わっていくのか、はたまた幸福の中で永遠に閉じていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
どっちに行っても面白い気がするけど、ごちうさは結構活力に満ちた時の定めに、前向きなきらら系って感じだからな…なんらか、ちょっとデカ目の変化を扱う気もする。
それは先の話として、とにかく”ごちうさ三期”の看板に恥じない、透明度が高く濃厚な多幸感に満ちた第一話でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
ちゃんと笑いどころで笑えたのも、クレイジーの切れ味が鈍ってないのも確認できて、帰還の挨拶としてこれ以上ないパワー、ぶん回してくれました。楽しかった。
時々クレイジーな腹パンキメつつも、この作品世界には悪意や害意、必然的な衰えや不完全という濁りがない。凄まじい執念で、そういうモノを排除して世界を構築している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
キャラの狂気より、実はその作り込みと徹底こそが、ごちうさ最大の妄執な感じもする。美術のクオリティも、その一貫か…。
俺はその不自然…であることを知覚させないほどに研ぎ澄まされた人造的透明感は、かなり好きなんですよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
狂うほどに誰かを”好き”であることは、世界を幸福にしていく。
そういう信念を、可愛い女の子と素敵な背景に練り込めつつ、妄念の臭気を徹底して消す。その技量が好きなんです。
今後も快楽中枢ぶっ叩きまくり、常時血管ブチギレテンションで暴れ狂う幸福な日々が、ドバドバ襲いくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
それをこそ待ち望んでいた身としては、非常にありがたい第一話でした。
感想見返すと、俺相当チノちゃん好きなんだな…かなり体重乗っててビックリしちゃった…。
エンドルフィン誘発剤の原液みてーな仕上がりに、”時”って縦軸を静かに埋め込んできたのも、なかなか気になる所で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月11日
12話の連作としてどういう背骨を入れ込み、作品を立てるか。シリーズ構成にも注目しつつ、三ヶ月この世界を堪能したいと思います。次回も楽しみッ!