ご注文はうさぎですか? BLOOM を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
木組みの街に雪が降る。
年が明け、チノは銀世界に飛び出していく。
母の思い出を雪景に追う中で、高まってく思い。
ココアの言葉、お願い探しの散歩の先で、少女が見つけたものは。
離れてみて判るものが、沢山あるから。
さぁ、恐れずに進もう。
そんな感じのごちうさ三期最終回、チノちゃん決意の新年である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
何かが決着するのではなく、むしろ新たな広がりに向かって目を向けたところで終わるのは、戻ればこそ先に進んでいく時の不思議を、話の真ん中に据えたBLOOMらしいラストだと思う。
今回は凄くチノちゃん視線に寄った話で、お母さんの名残を追いかけつつも、その足取りが未来に続いている彼女の歩みが、非常に色濃く出たと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
悲しみが溢れないように固めていた表情が、ココアさんを中心とした働きかけで融け、色んな顔が出来るようになった。
そうやって広がった視線は、別れても繋がっている縁とか、過去を見ればこそ未来に進める不思議とか、離れればこそ良さが判る故郷とかに、しっかり伸びている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
それを教えてくれる色んなモノを優しく再確認しながら、チノちゃんが何故前に進めるか確認する最終話だった。
今回もスタジオじゃっく謹製の超美術はバリバリに唸り倒しており、冬景色が最高に良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
何度も言ってるけど、この美術の冴えが人間の善性だけを煮込み倒した作品世界の存在を許し、育む揺籃になってんなー、と思う。マジ凄い。
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世界を新鮮で楽しい色合いに染める、銀色の雪。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
そこでチノちゃんは母の思い出をたぐり、手品に微笑む。
知らず亡霊から伝授された秘跡を、チノちゃんに笑ってもらおうと差し出すココアさんが…凄くて…。
アルバムと合わせて、初手からやる気満々だよ
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歌と手品はお母さんが大好きだったもので、それをチノちゃんに手渡す前に儚くなってしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
しかし思いは受け継がれて、形と演じ手を変えて残っていく。
七色の制服、だんだん上手くなるマジック、歌姫の約束。
色んなモノが失われた願いを越えて、チノちゃんに届く。
暖かな作品世界に確かに伸びる死と喪失の影すらも、優しく包む柔らかな温もり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
その対比…というより融和を大事に進めてきた三期最終話は、もはや写真の中にしかいない母の影を集めて進んでいく。
ココアさんが手品をする度、笑顔をくれる度、チノちゃんは亡母に出会い直すのだ。
そんなココアさんのホームも、まー異常な賑やかさで。上がったり下がったり、弱かったり強がったりの幅が広いのは”血”だなぁ、って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ココアさんが完璧と憧れるモカさんも、頼れる”お姉ちゃん”を演じ、妹がいないとガン凹みする。
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作るコーヒーはドブ以下だし、妹不足でヘニャヘニャになったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
しかしその強がりを見習うことで、ココアさんはチノちゃんの”姉”足り得、それが生み出したものはあまりに尊い。
想いは時を越え、場所を越え、しっかり伝わるのだ。
まぁこの姉真似して、あの異様なテンションがあるんだろうけど。
そんな姉から届いたプレゼントに、蘇る思い出。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ドヤ顔チノちゃん可愛いッ!! …っていうファンサービスで終わらず、制服を通じて母の思い出を手繰り寄せて、視線を町の外に向けていく流れはすごく好き。
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汗まみれで努力する姉が、妹に見せたくないカッコ悪さ。それがあればこそカッコいいと思えるような、憧れの視線。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
そういうものをチノちゃんもお母さんに向けていて、彼女が生前見ていた景色を自分も掴みたいという、強い思いがある。それを引き寄せる緒を、姉たちの奇妙な縁が届けてくれる。
明るく可愛らしく、いつもの”ごちうさ”という感じで展開するシーンの背後に、縁の太い柱があるのは最終回らしいなぁ、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
やっぱ三期のチノちゃんは、凄くお母さんを取り戻したい気持ちが強く描かれてる。それに素直になれたのは、隣りにいるバカ姉のおかげだろう。
思い出のアルバムを通じて、時も距離も越えて繋がる思い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ココアさんのお母さんも、サキさんの喪失を優しく撫でつつ大事にしてる描写が、優しくてよかった。
アルバムの表紙には”Memory”。墓碑銘にも使われる言葉だ。
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かつて姉の身体を包んでいた知らない街の制服が、母の思い出、窓の世界に繋がっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
もうその手を取ることは出来なくとも、失われた人の導きは奇妙に少女に届いて、彼女の伸びた背丈が前に進んでいく手助けをしてくれる。
外へ。知らない方へ。
雪の中妙にメラついてるチノちゃんが、僕は愛おしい
烈火の視線を未来にとどめつつ、木組みの街は雪の新年である。まーっったこの大人たちは無茶苦茶イチャイチャしくさってからに…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
三期ブルマン先生とりんちゃんさんの描写がマジ強くて、ありがたすぎる…。
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この二人の描写が濃くなったのは、第5話で描かれたような学校を終えて大人になっても繋がってる絆の、テストケースな気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
真似っ子でホットワインを飲んでる二人も、時間も距離も飛び越えて繋がっていられると、明るい未来を約束するような描画かなー、と思うね。
歯をガチりと鳴らして、チノちゃんに舞い降りた王様の指輪。王冠ティッピー可愛いッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
みんなが望む”命令”は何か、チノちゃんは一旦”姉”から離れ、自分の足で白銀の街を彷徨って探していく。
皆それぞれに、喜びを追いかける新年に寄り添う。
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みんなの興味は七色の虹のように多種多様で、しかし何か共通したものがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
自分に大事なものを教え、触れ合う縁を手渡ししてくれたココアさんから離れてみることで、チノちゃんは自分の目でみんなの幸せを考え、”王様”として取りまとめていくことになる。
理不尽で利己的な命令も出来る指輪を上手く使えるように、色んな人の話を聞いて、色んな楽しさを見つけようとしてるチノちゃんが優しいな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
この子はずっとそんな風に、自分を大事にしてくれる人に優しさを返したい子なのよね…小さな背丈で背伸びして、恩に義を返そうと頑張ってくれる。
BLOOMはホント、チノちゃんが好き過ぎて頭がおかしい自分を再発見させられて、当惑しつつ認めてる感じですけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ホントねぇ…この可憐で小さな身体でどんだけの喪失を鎧って、それを埋めてくれた人たちを思っているか考えると、『やっぱ好きだな…』って気持ちが強くなる。宇宙一幸せになってほしい
姉から離れて、色んな幸せを見た旅はアホ姉に戻ってきて、チノちゃんはお姉ちゃんが見ている景色に苦笑しながら寄り添う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
遠くて、広くて、だからこそ近い場所の輝きが判るような場所。ココアさんにとって、木組みの街は”異国”なのだ。
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そこに踏み込んだからこそ、掴めた手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
私を温めて、必ず幸せに連れて行ってくれる手。
『しょうがないココアさんですね…』と喜びに微笑みながら、チノちゃんはその手を取る。
そうやって幾度も、もっといい場所へと二人で進んできたのだ。アカン…泣いてまう…。
三期は男衆の描写も濃かったが、タカヒロとリゼ父の新年もしっとりと暖かく、凄く良いシーンだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
第8話のやり取りを経て、リゼ父が何かを学んでいる描写、大人もより善く変わっていける描写が凄く良い。
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写真に描かれたサキさんは、もう戻ってこない。それでも隣りにいてくれる親友と、演奏するたびに思い出せる愛おしさに、タカヒロは素直に感謝を囁く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
母の死を濃く描いたBLOOMは、結果としてタカヒロの喪失感、それでも消えない愛を強く焼き付けたなー、という印象。
ブルマン先生とりんちゃんさんとはまた違った、大人になっても消えないもの、死が大事な人を奪っても残るものの描写を、タカヒロ達は背負ってくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
その渋みはパステル調の美少女達の輝きに、ピッタリ嵌る補色だったと思う。
タカヒロさらに好きになれたの、三期ありがたポイントの一つやね。
自分一人で進んで、その目で見て耳で聞いて、みんなの幸せを考える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
王様の命令はとても優しくて、みんなが幸せになれるお願い。幸せ探しの旅で、一人ひとりが言ってた願いを全部拾ってるのが『ぜ、善性~(アニメIKKO)』って感じ。
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チノちゃんが王の指輪を付けたのは左手の人差し指。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
インデックスフィンガーは”指し示す”指で、左手に付けた場合は精神力を高め、未来を指し示す力を宿すと言われている。
少し怖いけど、みんなで外を見る。
一緒なら、多分素敵なものが見れるから。新しい喜びに出会えるから。
そう思ってリングの魔力を使ったと思うと、不可逆な時の流れを恨むのではなく、より良い方向に導こうと思えるようになったチノちゃんの成長…それを与えてくれた仲間たちの暖かさを、強く感じます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
右手の人差し指にはめて、現実に対する影響力を呼び込もうとしないところが、チノちゃんだなぁ。
照れくさそうに大学合格を切り出したリゼに、喜ぶ面々。こっからの雪合戦と二度目の命令は、可愛いと多幸感が脳に直接打撃を入れてきて、死ぬかと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
クールなチノちゃんが積極的にはしゃいで、雪玉ぽこじゃか投げてるのがホント…良かったね…。
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ありふれた日々の中に込められた、弾むような笑顔。みんなで大きくしていく、笑顔と温もり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
それを抱きしめていれば、雪でも寒くない。
”みんな”でいる喜びを大事に物語を進めてきた、この作品らしい賑やかさが飛び切りに弾けて、良いラストだなー、と思います。
そしてここで健全に広がった温もりを、二人霧狭く閉じてラストを突破していくのがまぁ、本当に凄くて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
姉と妹、二人きりで巡る雪景色の美しいことよ…やっぱ三期の”街”は、もうひとりの主役だったなぁ。
優しく、美しく、喜びを包んでくれる奇跡の器。
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カメラを遠景に引き、人通りのない美しさが目立つ雪景色に、たった二人を小さく配置する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
世界は広くて、でも寂しくはない。
一緒に進んでいけるから。
一人で進んでいても、必ず側にいるから。
そう思える絆を、もう二人は優しく育んでいるのだ。
マジで宇宙一幸せになってほしい。
話を終わらせる舞台が”丘”なのが、まぁ色々刺さって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ここって第7話でお母さんとココアさんが出会った、冥界と現世の接点じゃないですか。
ハロウィンの奇跡は終わってもう姿は見えないけど、その御霊はここに絶対いて、二人を見守ってると思うのね。
そこで遠くに見える景色、そこに進んでみたいと思えるようになった娘、思わせてくれた異国の少女を見守れるのって、お母さんにとってこれ以上無い慈みだと思うのですよ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
そういう事を、この子たちは何も知らないまま果たしている。
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笑顔で優しく、ありがとうと言えること。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
そう言えるように、少女を凍りつかせていた哀しみを溶かしてくれたこと。
その特別さに気づかないまま、ただただありのまま優しく活きていることが、これ以上無いほどの奇跡であることを雪に刻んで、物語は終わっていきます。
二人が出会ったことで始まった物語なので、二人に戻って終わっていくのがやっぱ良いな、と思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
あの雪の中で確認したかけがえのない出会いも、そこに手を伸ばして町の外に出ていく強さも、ココアさんの伸ばした手を取ったから掴めたもの。
だから、二人きりのありがとうで終わる。
というわけで、ご注文はうさぎですか? BLOOMが幕を閉じました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
凄く真剣で力強いものを、凄く柔らかく優しく描き続けていくアニメで、無茶苦茶凄いな、と思います。
求められるソフトな質感を維持したまま、作品が持つ陰りや重さ、そこから生まれる尊さに真っ向勝負を挑み、勝った作品だと思う。
何よりまず、チノちゃんがとびきり好きな自分というものを再発見させられたアニメでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
自分が一番驚いてる。こんなにチノちゃんが好きで、ごちうさが好きだったんだなー、って。
二期放送から五年、あの時そこまで響かなかったものがここまで刺さるのは、年取ったのか書き方が変わったのか。
なかなか難しい問題ですが、色んなキャラの喜びや影を丁寧に追いかける横幅の広さは、三期力強かったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
卒業を見据え、離れていく寂しさとそれが生む喜びを真ん中に据えた話が多い今回、多彩なキャラを掘り下げ、色んな可能性が広がっている描写を積むことで、展開に説得力を生んでました。
これは僕が作品を見る焦点、姿勢に関わる部分なんですが、三期は凄くお母さんを喪失し、現世に取り残されてしまった子供としてのチノちゃんがよく見えたと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
時は歩みを止めずに残酷に流れ、何かを奪っていくけども、それが奪いきれないものが確かにある。
新たに出会い、あるいは失われたもの達から託されたものを受け取って、えぐり取られたものは癒やされることが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
ここまでの物語が言外に描いてきたものを、真ん中に寄せたエピソードがとても多かった印象です。
存外、ごちうさは暗い。そんな事を思い出す三期でした。
笑顔の裏にあるかすかな陰りに嘘をつかないからこそ、それが満たされる喜び、満たそうとする優しさと繋がり、恩を返そうとする至誠に、確かな光が宿る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
明るく楽しく麗しい仲良し描写が、しかし軽くはならないよう、適切な重さを持って綺麗な夢を紡いでくれた印象です。
久しぶりにあったみんなは相変わらず可愛くて、昔よりも凄く健気で元気で、一生懸命楽しくなるよう、優しくなるよう生きてくれているように見えました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
彼女たちが体現してくれる涼やかな善良さ、朗らかな暖かみが、なんか昔より染みる体になったのを実感もした。年取ったね。
気合い入りまくりの美術で、季節の変化を知らせてくれた木組みの街は、現実ではない夢です。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
人々は優しく、景色は美しく、楽しいことが沢山ある場所。
そこで紡がれる物語は、人の陰りを排除した無条件の楽土ではなく、結構必死に、暗く生きてる人たちの街に見えました。
妻を喪失し、それでも思い出を支えにダンディに生きてるタカヒロの描写が多かったり、シャロと千夜のかなり微細な感情の震えを切り取ったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
チノちゃん周辺以外にも、一歩間違えれば崩れてしまいそうな細い線を握りしめて、幸福を引き寄せてる人たちの描写は多かったと思います。
それは作品を強く彩る明るさの対比物ではなく、否応なく流れる時に必ず付随する友達みたいなもので。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
それと付き合うやり方を、希望と笑いを込めて前向きに描き続ける姿勢は、結構タフなんだと僕は思います。
ニヒリズムに膝を曲げて、”現実的”な話をやるほうが、多分楽。
いい夢が見れたな、と思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
友達と離れていく未来を飲み込んでなお、自分の求める未来へ踏み出していくチノちゃんが、町の外に出ようと思い立つ最終回は、凄くこの作品らしい夢でした。
ふれあいの中で少しずつ変わって、それでも壊れないものを信じて進む。偉いなぁ、と思う。
今回チノちゃんが果たした”命令”が現実になるのを、アニメで見られるかどうかは分からないけど、またこの筆使いで彼女たちの未来を見たくなる、いいアニメでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
画面から伝わる『俺たちは”ごちうさ”が好きで、今””ごちうさ”をやってる』という気概が、僕の好きも蘇らせてくれた。
そこに懐かしく立ち止まるのではなく、静止した永遠を求めるのでもなく、変わりゆく季節を言祝げるように、未来で待つ出会いと手を繋げるように、失われた思い出を未来の中に探せるように、一個一個のエピソードとシーンを、丁寧に描ききってくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
とてもありがたいです。
美しい銀世界を越えて、少女たちは出会いと笑顔の…変化と喪失の待つ未来へ、止まらない時の波に乗って進んでいきます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月27日
それは哀しいことではないと、構えることなく教えてくれる作品でした。綺麗で、優しくて、可愛い物語でした。
とても面白かったです。ありがとう。