アイドル事変：第2話『少女S』感想ツイートまとめ

アイドル事変を見る。
地方を騒がすゴミ処理問題に切り込む超硬派政治アニメ！　ってわけは当然なく、静の過去を掘り下げつつ夏月の器のデカさを見せるアイドルよりのお話。
一応二党間合意の形成とか、問題解決のためのオルタナティブとか、政治的要素を噛み砕いて導入もしてるのよ？　IQ低いけど

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

ゴミ問題はあくまで人間関係を掘り下げるための足場というか、結局歌ブッパすればあっという間に脳を洗ってパワーで解決はできるわけで、ロジック積み重ねて真っ当に解決する話ではない。
しかし掘り下げる人間関係自体は、コミカルにやりつつ嘘がなくハイテンポで、見ていて気持ちがいい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

他人を傷つける才能に怯える静が、ようやく出会えた仲間。
その唯一性と器量がトンチキな流れの中でしっかり描かれていることで、主人公が話の中に存在する理由がしっかり生えている。
対岸にちなつを置くことで、行動力とカリスマという強みも非常にはっきり見えるしね。良い主人公だと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

ちなつはさじ加減を間違えると非常にヤなキャラになってるところだが、崖とバンジーの腕力で一気にIQを下げ、ローカルなモチベーションを夏月と共有させることで、『あ、バカだけど良いやつだ』と飲み込ませていた。
いい塩梅にヘタレだったしな。アイドルの味付けは本当に上手い。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

そういう足場に、トンだ展開と政治的働きが乗っかる。
利害と信念の調整が政治の根本だとすると、対立から争議を経て合意に至る今回の流れは、骨格レベルではかなり政治的なのだ。
いや、骨にくっついてくる肉とか皮がトンチキすぎるってのは否定しないけども。パワーあるからこそ、圧縮率上げれるし

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

市民参加とマスコミ導入で、個のロジックで無化していた問題を強制的に公化したのは、結構面白い横車だ。
議員も老害党を離党して、これからゴミが追加されることもないんだろうが…結局それは問題解決の手腕というより、歌による洗脳の結果だしな。そこら辺で足を止めるつもりは最初からないのだろう

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

アイドル議員が絡み合うシーンはそれなりにロジックを組み、感情をやり取りして骨組みを作る。
老害党たちは描写を省略して単純化し、壁役終わったら秒でぶっ飛ばす。
その両方をテンポの良さとキレの良いキチネタでブーストし、一気に飲み込ませる。
お話全体の構図が、だいたい見える回だった。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

老害党がごにゃごにゃ捏ねているのは、遅々として解決が見えない現実の問題（の延長）である。
それを思いっきり蹴っ飛ばす姿勢を『痛快（もしくは笑える）』と取るか、『不快（もしくは笑えない）』と取るかで大きく評価は割れると思うが、戯画というのは本来的にそういうもんだと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

歌をパなせばすべてが解決！　という世界律にかなり助けられている展開だけども、このままルールを維持して進めていくのか、はたまた通用しない展開が来るのか。
わかりやすさが強さのアニメなので、しばらくは歌いっぱなしで良い気もする。アイドルだしね…ってまとめるには、洗脳魔歌すぎるか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

ちなつという良いヒロインが仕事してくれたおかげで、夏月の人間力は巧く表現できたと思う。
歌の腕力で殴り飛ばす以外にも、彼女の器量が人間に染み込んで世界を変えていく展開がたくさん見れると、個人的には良いなと思います。
実は今回も、アイドル側は歌ではなくニンで説得してんだけどね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

第1話で見せた高圧縮なテンポの良さ、頭の鉢金をぶっ飛ばしたキチ力、冷静なキャラ配置と魅力の掘り下げが維持され、ちょっと政治味も扱うお話でした。
自分の強みを理解して振り回している感じがあって、次何やってくるか不安よりも期待が強い。次はどんなトンチキで攻めるか楽しみです。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

あとこのアニメ、アイカツ！（特に劇場版）好きすぎだと思う。
崖とバンジーが出てくるところまではとりあえず耐えたけども、ライバル党首の名前が『みづき』な所で限界だった。いや、多分ゲーム側で決まってる名前だし、元ネタとしては政治家の方なんだろうけども。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月15日

3月のライオン：第13話『黒い河2＆扉の向こう』感想ツイートまとめ

3月のライオンを見る。
獅子王トーナメント、二人の負け犬　って感じで、相手も自分もよく見たスミスの負けと、相手も自分もさっぱり見えてない零くんの負けを対比する感じの回。
俺スミス好きなんでじっくり尺回してくれるの嬉しいが、"俺たちは天使じゃない"パロ、あそこまでねっちりやる必要は

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

ここら辺から群像劇的側面が強くなってくるので、お軽く見えるスミスも棋士としてしっかり悩んでいて、自分に出来る全てを盤面にぶつけて戦っていると見せる回にリキを入れたのはとても良かったと思う。
天才を描くには凡才を、強者を描くには弱者を、慈しみをかけて扱わなきゃいかんといつも思うのだ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

スミスの本気を真正面で受けて上回ることで、零くんフィルターを外し、一棋士としての後藤を見せるのも、大事な仕事か。
ここらへんから、色んな意味で肥大した零くんの自意識から物語が離れ始めて、物語の水先が変わっていく感じなんだよな。そういう風味を再確認できるのも、アニメ化の醍醐味だな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

さて、そんなふうに肥大化した零くんの自意識は、島田さんの顔も声も一切映さず、ただ己の内面と目の前の盤面だけを映し続けるという、窒息しそうな演出で巧く切り取られる。
零くんは後藤を見ているようで、その実自分しか見ていないというのは、スミス話の布石が巧く機能しているところだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

アニメがうまい感じに『これで勝つる！』というムードを盛り上げたので、思わず零くんの近視眼にシンクロしてしまうわけだが、言われてみればA級舐めすぎだし勝ちを当然ししすぎだし、負けるべくして負ける試合ではある。
ここが分水嶺となって話の潮目が大きく変わるという意味でも、大事なシーンだ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

川本家で手に入れ積み上げてきた暖かさとはまた違った、棋士相手であるがゆえの真剣な人情。
零くん（と作品全体）はここで頭をかち割られることで、より広い世界を手に入れるし、それが親友・二海堂の願いを受けてというのもまた、気づいていなくても絡みつく人情の桎梏を感じさせる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

というわけで、かなり大きな意味のあるエピソードなのだが、全体的に持ちすぎの感じが強くあって、もう少し軽みを込めても良かったんじゃないかと思う。
島田さんのあのセリフで引きたかった、てことなんだろうけども、もうちょい梱包材を丁寧に扱っても良かったんじゃなかろうか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

さておき、声優陣は相変わらずの冴え。
なかなか最近聞けない、杉田さんのしっとりとしたひとり語りも良かったし、ミキシン島田の重さと軽みの同居した演技も、また素晴らしかった。
杉田智和に限らんけども、特定のテイストがウケすぎて、他の味わいが見れなくなるのはもったいないことだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

傷ついた白黒の自意識と、カラフルで暖かいホーム。
島田にガチャンと割られることで、二色に塗られていた零くんの世界、作品の世界が別の色に飛び出していくきっかけとなる、大事なお話でした。
もう少し水気を切ってくれるとより良かったけど、全体的にしっかりやってくれました。来週以降も楽しみ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月14日

幼女戦記：第2話『プロローグ』感想ツイートまとめ

幼女戦記を見る。
泥の中で視聴者を溺れさせた一話から、なんでそうなったのか解説する二話。主人公のセッティングと言い、非常にヒネた構成である。
中身の方はクグツ●こじらせたオッサンだが、敵対していたはずの神様はチート魔力をプレゼントしてくれていた！
まぁ普通の幼女じゃ話始まらんしな

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

そんなわけで、なろうナイズされたヤン・ウェンリーみたいな精神のオッサンが、平和に暮らしたいのにドンドン人殺ししまくり、ドンドン戦場の泥沼にハマっていく話だというのはだいたいわかった。
銀英伝というより、吉良視点の四部みたいだな。オメーが人殺したから出世してんだろボゲッ！

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

鳥海声の段階から他人の痛みがわかんないというか、人格破綻者だった彼女。
幼女という檻に閉じ込められることで異物感（というか気持ち悪さ）は更に加速し、バンッバン表情崩すアニメの演出もまた、その浮きっぷりを強調しているように思える。主人公に足場を置くタイプの話ではないわけだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

戦争に勝利したいわけでも、世の中良くしたいわけでも、守りたい何かがあるわけでもなく、目の前の状況に最適に順応しつつ、計算高く（と主人公視点では認識される）行動する。
うむ、どうやっても戦闘レベル以上に状況は動かないし、地獄みたいな戦争は続くキャラである。偉くなる意思がないからな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

外交レベルで敵を作りまくり、福祉が破綻するほどに失策だらけなのに、国境侵犯されたら即開戦。
帝国もなかなか好戦的（オブラートに包んだ表現）な国家だが、主人公がどんだけ無双しても戦略レベルの意思決定に絡むことはないし、おそらく事態は悪化し続ける。そういう地獄自体を書きたい話なのか？

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

軍事マニア（特に第一次）には負け戦フェチというか、とにかく酷くなる状況をガンガン加速させてドンドン地獄が見たくなる描きたくなる性癖が、たしかにあると思う。
幼女がバンバン人を殺して無双で爽快感を出しつつ、詰んでる状況は非常に冷静に切り取っているあたり、地獄から抜ける話ではない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

まぁ残り10話で帝国敗戦まで行くかは分からないし、そもそも幼女レイヤーの個人的英雄譚（戦場における殺戮者物語の別名）に重点しながら進んでいくとは思うのだが、オチはベルリンが燃えてアカの旗が立つ展開だろコレ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

転生体のチート野郎として神に選ばれつつ、目の前三センチの価値観で思考停止した結果祖国必敗の運命を変えられない道化。
無双チート主人公の皮をかぶった幼女とオッサンをそういう立場に追い込んで、メタ視点から軽蔑しつつ見守る話だとすると、これは最高に性格が悪い。素晴らしい。やりきってくれ

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

まぁ状況を作るために豪腕で話を積んでいる感じはあるが、多かれ少なかれ創作はそういうもんで、飲み込めないほどの異物感ではない。
それはキモチワルーいオッサン主人公IN幼女と奇妙に重なり合う、仕上げの良さでコーティングされた苦味だ。それこそが、このお話独特の味なのかもしれない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

グランドデザインはさておき、個別の演出はフレッシュに刺さる部分が多く、非常に楽しめた。
神の神性を表現する時、時間停止して周囲の人間の口を乗り換えながら語っていく演出、ケレンが効いてて好きです。
カロリー節約にもなっているところが、冷静な制作プランを感じられてグッド。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

空中戦も『人間サイズの超暴力が飛び、殺し合う』戦闘の異質性を巧くショーアップしていて、見ごたえがあった。
起こってることはゴアなぶっ殺しなのだが、飛行の軌跡と爆発の作画が妙に綺麗で、不謹慎ながら胸が踊ってしまう。戦闘を悪趣味に物語化しているこのお話に、よくあった演出だ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

『自分たちは悪趣味なものを作っている』という自覚があれば、悪趣味なものを世に出して良いのか、という疑問とはまた別の部分で、悪趣味だと自覚してくれることは僕にとっては大事だ。お話を食いやすくなる。
空戦の描写、主人公の描き方、帝国の置かれた状況を強調する手腕。
全てが自覚の反映だ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

そういう認識を抱えつつ、この話がアニメになるまでウケたのはある程度以上の共感というか、『楽しい』からこそだろう。
それがチート無双の転生主人公に対する投影の快楽なのか、メタ視点からゴミ人間のあがきを糾弾する空気抜きの快楽なのか、原作に触れていない僕には判らない。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

が、どっちにしたって別メディアで描く以上、原作の快楽を巧くトレースしつつ、アニメでしか出来ない快楽を埋め込めるか否かは、結構大事だと思う。
クールな客観性を握り込みつつ、作品の悪趣味さに口まで突っ込めるか、否か。
やはり難しい舵取りだと思うが、どう泳いでいくのか見守りたくもなる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

こんな感想書いておいて『来週も楽しみですね』なんて言っても、それこそ虚しい空言に響いてしまうかもしれないけれども、色んな意味で来週が楽しみではあるんだ、本当に。
主人公に共感の足場を置かない以上、どれだけ帝国全体を主人公に置くのかのバランス取りとかさ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

幼女戦記　追記
主人公が人間の心がわかんない人で、その結果身内に背中を押されて死ぬという導入は、同時に末路も示唆していていい感じだと思う。
あのどすこい突き落としが、一次大戦ドイツにおける『背後からの一撃』論まで引っくるめた演出だったら面白いが、確実に過剰な読みだろうなコレ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

セイレン：第2話『常木耀 第2章 ヤマオク』感想ツイートまとめ

セイレンを見る。
常木さん編第二話、起承転結でいえば承ということで、主人公とヒロインのトンチキな純情が加速していく話だった。
やってることはむっつりエロスの大暴走なのだが、随所に知性が光るせいか妙に風通しが良く、甘酸っぱい関係構築を楽しんで眺めることができた。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

お話としてはホットパンツの眩しい小悪魔に幻惑されつつ、二人の関係が深まっていく…っていう定番なだけども、いちいち言語選択と演出の切れ味がシャープすぎて、なんか独自の味が出ている。
正一くんが押されるばっかりではなく、要所要所でカウンターを入れてくるのがいいんだろう。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

もう一つ独自のテイストを作っているのは、直接触れ合うのではなく、噂や匂いを介在して存在にアプローチしていく、屈折したフェティシズムかな、とも思う。
嬉し恥ずかし恋愛青春絵巻なら、もっとダイレクトアプローチしていいのに、体臭とかおヘソとか、どこかヒネった場所で攻めてくる。独自性だ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

これは『クソビッチに思えたあの子がじつは？』というド定番イベントである料理ネタを『スパニッシュ・オムレツ』でやってくるところに、如実に出てくる。
家庭性というか、『こっちの想像力に収まってくれる安心感』を出すイベントなら、カレーなり肉じゃがなりもっとベタな飯を使うだろう。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

しかしここでぶっこんでくるのはあくまで『スパニッシュ・オムレツ』であり、問題児四人が講師の目を盗み、共通の秘密として食卓を囲む体験の独自性が、巧く際立っている。
こういう細やかなトンチキ力が組み合わさることで、作品独自の不思議な魅力も出てくる気がするのだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

無論そういう変化球は、直球が投げられればこそザックリ刺さるわけで、無茶しようとするオンナノコの目を真っ直ぐ見て『ほっとけないよ！』と宣言できる正一くんの主人公力とか、自由奔放に見えて情のある常木さんのヒロイン力とか、真っ直ぐ勝負でも勝てる球をガンガン投げてくる。
甘酸っぱくて良い

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

この緩急取り混ぜた恋愛模様を加速させているのが、プレイの激しさを洗濯機の回転で見せ、心の動揺を自販機からコーヒーが吹き出す様子で暗示する演出の切れ味である。
一話のナンといい、無機物に方向性を仮託して使い倒す演出が上手いんだよなぁこのアニメ…ウィットがあって面白いし。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

感情の波を受け止める演出に切れ味があると、キャラクターが感じた気持ちもまた独特の表情を持って届き、その上で揺れている物語も食べやすくなる。
オーソドックスな展開をオリジナリティで味付けし、笑いで食わせることで、楽しく美味しく作品を飲み込めるわけだ。スパニッシュ・オムレツみたいに。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

あ、独自性と言えば女の子たちがみんな、IQ高くてムッツリスケベなのが凄く良い。
型にはまったアーキでありながら、ああいう部分に欲望が滲んでいると『あ、そこにいる』って感じが強くなって、キャラを良く覚えられる。今後もドンドン、主人公のトンチキ性欲に負けないムッツリ力を見せて欲しい。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

今回のお話は夏合宿という密室で起こる一夜の夢であり、特殊な環境が生み出した感情の乱れだ。（なので、今回ほとんど『外部』たる青空は見えない）
特殊性を失ったあとも、常木さんとの不思議な、でも本物の絆が残るのか。恋はどんな表情で正一くんを振り回すのか。そういう先の話は気になる。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

一話で見せた『夏』感も、今回感じられた秘密基地の楽しさも非常に良くて、皮膚感覚的な雰囲気を切り取るのが上手いアニメだと思う。
なので、時間が流れていくことそれ自体が結構楽しいという、珍しい魅力を持っているアニメな気がする。どっちかというと、日常系に必要な、匂いの魅力。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

筋立て自体は非常にオーソドックスなのに、世界の切り取り方に独自の魅力があり、細かい要素にウィットが滲む。
キャラの感情のぶつかり合いもいいし、俺相当にこのアニメ好きになってきてるな…と感じてしまう第2話でした。あの二人のトンチキ恋愛をしっかり見守りたい気持ちなので、来週楽しみ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

アイカツスターズ！：第39話『四ツ星学園、危機一髮!?』感想ツイートまとめ

アイカツスターズを見る。
前回状況を確認して個別エピ開始という感じだが、S4戦の台風の目となるだろう、リリィ先輩の個別回からスタート。
リリィの特質である孤高さを損なうことなく、支える側の有り難みと共存させていく展開はなかなか良かった。そこに至るまでの運びは正直強引だったけども。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

友情を保ちつつもベタッとしない空気の良さは、スターズのオリジナルな良さだと僕は思っている。
ゆめとローラの関係性が一番わかりやすいけども、背中で引っ張るリリィ先輩の使い方も、その乾いた良さがよく現れている部分だろう。今回もそれが継続していて、ブレがないのは良いことだと思う。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

ローラに指針を与えたときも、ゆめを導いたときも、リリィはまず白銀リリィとして孤高に立っていて、それを足場に他人に影響を与えている。
S4戦が始まれば自動的に『競争』の部分がクローズアップされるので、その出だしに我が道を行くリリィを据えたのは、なかなかいい配置になった気がする。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

無論独力だけでガンガン進んでいっては寂しいので、病弱設定がヒョッコリ顔を出し、ゆめロラがアシスト役として過去の恩義を返しにくる展開。
モコモコした防寒着で雪中行軍してくる姿は妙に可愛かったが、リリィに助けられた二人がリリィに恩義を返す展開は、善因善果で気持ちが良かった。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

あと、ユニット回で勝利をもぎ取った幹部ーズとの描写をちゃんと挟んだのは、過去に出した結果をないがしろにしてない感じがして、とても良かった。
メインキャラを押しのけて勝つ形になったので、フォローが継続し存在感があるのは、あの子らが好きっていう個人的好みを横にどけても、良いことだ。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

これでリリィはキャラクエストを消化し、S4戦で勝ち残る意味がやや薄くなった。
だが、プレミアムドレスを目標として残すことで、キャラの要素全部を消化するのは巧く避けた形。
一年組が一気にS4まで昇格するか含めて、勝ち負けが読み切れない状況になったのはなかなかグッド。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

リリィの感情の物語としては嘘がなかった反面、板に乗っけるまでの過程はかなり強引で、スターズ特有の腕力のなさが目立った。
経営難の理由にアイランドを使うと、今まさにCMやってる劇場版にヤダ味の影が伸びるとしか思えないのだが、それで良いんだろうか。大事なのは目の前の展開ってことか。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

コンペティションで終わるのではなく、ブランド立ち上げまで一話に引っくるめた結果、他校を巻き込んだ勝負の描写もやや薄くなってしまっていた。
あゆみちゃんとかは話数重ねて存在感が出てきているので、負けるべき負け役以上のコンパクトな見せ場も欲しくなってしまうが、そこら辺は贅沢だな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

必要な状況を作るためにパワーで押し切るのは、色んな事情が立ちふさがる女児アニでは必須テクニックだと思うのだが、『普通』であることを背負うスターズはそこら辺苦手な印象。
借り物ではないオリジナルの笑いを混ぜることで、そこら辺の勢いをブースト出来ると、強引な展開も食えるんだけどね。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日

ともあれ、ラストクールは走り出している。ワンチャンスでしっかり自分の物語を紡ぎ、S4戦への説得力を掘り出すのが大事なタイミングで、リリィはなかなか良い個別エピを演じきれたと思います。
来週はあこ回っぽいけど、このタイミングで良いの手に入れないとマジヤバイキャラ。どうなるかな。

— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年1月13日